シ・チ・ュー・

2003年8月9日
土曜日の朝日新聞には<BE>の特集版が増刊版となる。

「もうけ・ラッキー」と思うも由。
「これ読まなきゃならないの」と
情報過多の社会の食傷気味をうらむも又由。

そのことで我がアパの若大将と一議論があったが、それは次のようなものであった。

「市中引き回しのうえ、打ち首にすればい」の言葉のアンケートが出ている。

共感しない37%
どちらかといえば共感しない22%
と共感しないが59%

共感する8%
どちらかといえば共感する33%と
しないが41%

を長崎での12才の少年が4歳児虐殺したことに対する少年法の観点から鴻池大臣の発言に対する反響である。

議論になったのは江戸期より続く財閥の鴻池の話でもない。

「市中引き回し」の読み方についてである。

山口大出の若大将は私の

      「市中=まちなか」

との読み方に異論気味である。

鴻池大臣は東映映画でこの言葉を知っていたので使用したと言っている。

「大臣記憶違いではないのか」と私はコラムの達人の出久根達郎の言葉を借り孫引きで訴える。

高橋英樹演じる大岡越前。
あの京都太秦のセットでの名セリフ
<<もっと早めに出せばいいのに、丁度、8時45分頃印籠を出す黄門さまの助さんと同じ>>か

杉さんの当たり役、遠山の金さんの彫り物をみせる場面での
記憶と大臣は取り違えているのではないか。

私のノスタルジーの東映チャンバラ映画では

「まちなか」

と言ってはずだ。

大河内伝次郎、嵐勘十郎
で始まり
市川歌右衛門、片丘知恵蔵
の両大御所、
大友竜太郎、
月形竜之介、
里見幸太郎、
伏見仙太郎・・・誰か止めてくれ!・・・・

杉浦日向子じゃあるまいて、江戸期の言葉は芝居か映画で皆覚えたものである。

夏の俳句に

  市中は ものの匂ひや  夏の月
                がある。

漱石の

   市中に君に飼われてなく蛙

   市中は人さまざまの師走哉

承知の如くこれらには5、7、5、で詠んでいく決まりがあったではないか。

[市中=しちゅ」では調子がわるいので歴然。
NHK教育テレビのキキキリンにきいてみるか。

時代の変遷で邦画のヒットで宮崎でさえ番号券のいる「踊る大走査線」・・・

3日間で126万人は興行収入18億円で
千と千寿の神隠しの123万人16億を抜く
歴代邦画でトップ・・・

でも青島刑事の「マジカヨ!」「キレル」が使われるご時世。

かって銭湯では「ひえもんだよ、ごめんよ」と断りを言った。

ひえもん=冷え物で自分の体は冷えているよ
自分が入ると湯がぬるくなるかもしれないのでゆるしてくれよとの意味である。

大家族での冬の五右衛門風呂に後から入る人に
「ツメテ!あたるな!」

と、よく衝突していた経験のアル西都の田舎の育ちである私にはこの言葉の心情はよくわかる。

時代の変遷でいずれ消え行く言葉で会ったのだ。

「知ってて知らない大江戸雑学、及川量正著476円双葉社」を読むまでもない。

そういえばことしは大江戸開府400年。

かって浅草寺境内と遊園地花やしきの空間を使い、下町が再現され、坂野比呂志が名調子で売り声をやっていた。

私はわざわざ、出かけたものである。

「江戸売り声百景」岩波アクテイブ新書は売り声のCD付きで940円

約20年位前、坂野の「まのとりかた」でCD付きがあったがその二番煎じの本。

それを彷彿させるさせるはずだ。坂野の一番弟子である。

式亭三馬の浮世風呂で調べるも由。」

よくもこれで政治の暴発が起こらぬものよ。
つくずく辛抱強い民族である。

そういえば所管大臣はバツジのない女大臣である。
まてよ、国の舵取りの外務大臣もバッジのない女大臣。

経済はバッジのない子供相手の仕事の学校の先生である。
重要閣僚がこれでいいの。

同胞が拉致されようとほうかぶりしてきた国にだもの。

その国の国民の政治レベルをみるにはその国の政治を見ればわかるとの政治学の言葉があるが、けだし卓見である。


「重かったろう  おはばかりさま」相手の労に対しての感謝の言葉である。

お気の毒さま  
お粗末さま  
御世話さま  
お日よりさま・・・
 心地よい言葉がみな消えつつある。

お土砂をかけると言う言葉がある。
東京の下町ではよく普通に口にしていた。

おべんちゃらを言うことである
おべんちゃらも耳遠苦なったのでおべっかを使う

おべっかがわからない?
日本人に日本語が通じない

NHK朝のドラマのこころの船宿の娘役、小池栄子の話し振りでも良く聞いていたら言い。

若大将から言葉を教えていただいた。
ガソリンスタンドは英語かどうかである。

正確にはガソリンステイションらしい。
GSでおなじではないかと言う私。

GSのはしりはブルーコメッツといったがシャレを言ったが通じない。これではシャレにもならない。

補助金でトラブルが起こっているようである。
東京までどうしても出向くしかない。

責任を全うするしか私のとるべき道はない。
役所相手ではどうにもならぬ。

泣く子と地頭には勝てぬのが世の習い
差し違えの気持ちで江戸に上ってこよう

市中引き回しの張り付け獄門
アレッ!キーボウドではシチュになるぞ。

どうもデジタル時代に生きていけぬアナログ世代。

園マリや尾藤イサオの老化がわかり、五月ミドリの変わらぬ美貌、

田端義男を{マッテマシタ!バタヤン」とテレビを見ている御仁。

江戸で太陽光発電で死ねれば本望だろうて。
もちろん、自腹でいく事。

嗚呼!ツライ事である。

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