すごい!

2003年8月30日
太陽光発電のYS工法の研究でスタッフがいないなか、

「トイレの水が流れない」
との修理依頼を受けた。
それも連続2件である。

お客様宅に伺うと実に困っておられる。
部品が折れており、交換しないと直らない。

部材の調達が急務である。
土曜日なのでメーカーのINAXは休んでいる。

急遽「タケセン」で純正部品を入手することが出来た。好意の賜物である。

それぞれの現場に向かい何とか修理することが出来た。

本来見積だけであるが、中興の部長さんと掛け合い即対応できた。

第1号、2号の実績である。

ビルのオーナー濡れ手に粟は、あまりにも権欲である。

管理者の中興もいけない。
たとえば、一万円以下は即修理するとか、急ぐ案件や、金額の少ない案件は、2回も現場に行くのは、やめないと、経費が会わない。

それよりも何よりもお客さん最優先でないといけない。

日本には中国や北朝鮮と違いサービスなるものがある。

お客さん本位でスピーデーに対応すべきである。今日の事例が、いい見本である。

私にしてみれば、冷や汗もの、まったくはじめてである。

孤軍奮闘で取り組んで美味くいったが、奇跡的である。

、やればできる!である。
お客さんから頂いた、麦茶、ジュースがこんなに美味かったのは、はじめてである。

3時過ぎ、遅い日昼飯をやっていると、
「現場にいっていない!」
と叱責のTEL。

流石に、アパの会社に怒った私。
小倉専務、若大将で対応してもらった。

調査終了のTELとともに、お客さんの声。
T〆Cノメンバーの商工会の担当さんではないか。

ひたすらTELでさえ平身低頭の私も少しは気分が楽になった。

知人とはいいものだ。大目玉のはずである。

末続は凄い。
日本人で初めて短距離界で200メートルの銅メダリスト。

もっと騒がれてもいいはずだ。

これまでファイナルランナーは高野であったが、古くは、飯島、そして伊東、井上でさえなし得なかったメダル。

それも今回の8人のファイナル・メンバーは筋肉人種たる黒人のみで、唯一の黒人外人種であったのである。

これは勉強しなクッチャ!

高岡英夫氏のホームページがすべてを解決してくれた。

それは、今年の日本陸上選手権で,200mを
今季世界最高の20秒03で走った末續慎吾選手の走り方についての解説です。


http://www.undoukagakusouken.co.jp/message/hm0307.html

にアクセスしてみてください。
図解入りでわかりやすい。

今年の秋の運動会につかえるかもしれません。

指導者にとっては役立つ情報がたくさん見つ
かると思います。

 解説は,末続選手の走りがグニャグニャに見えるのはなぜかということと,

どのように推進力を得ているのかということ、そして「空中脚腰下垂」の働きのところだけピックアップしてみました。

『末續選手の身体がグニャグニャしているわけ
 末續選手のグニャグニャの身体とパフォーマンスの関係を運動科 学の力を使って解き明かしています。

 彼の身体ではグニャッとしての体のラインに導かれて、左右にうねる波動が起きていることがわかりました。

両肩関節のすぐ下を結んだ線、
両股関節を結んだ線です。

彼が肩と腰で挟み込んだ部分を一歩ごと左右交互に閉じたり
開いたりして走っているということです。

この動きを「肩腰交互開閉」と呼んでいますが、

これも彼の身体が左右の波動運動を起こしていることを示すものです。

ということで、末續は身体を左右に波のように動かしているために、肩と腰の間が左右交互に開閉している。

その結果グニャッとした印象になっているのです。

その動きは完全に左右対称ではありません。
 かなり右に片寄っています。

頭にかかる波も強く右寄りになっているために、首が右にかなりかしいでいます。

完全に左右対称なら右肩が上がるべきですが、僅かに下がったままです。

つまり、走り方は左右アンバランスなのです.

、まずはの波動のラインから考えられることにつ
いて、詳しい話をします。

「ちょっと接地しただけで自然に前に進む」理由
 このトカゲ型、

すなわち左右にグニャグニャする波動運動と前後の推進力との関係について説明します。

浮いている方の脚、すなわち空中脚の股関節
を見ると、接地しようとしている脚、接地脚のそれより下がっています。

この現象を「空中脚腰下垂」と呼んでいます

空中脚の股関節が接地脚のそれよりこれほど長い間低いままというのは大変珍しいことです。

 朝原選手を見てください。彼の場合はほぼ完全に肩の線と腰の線が水平で、空中脚腰下垂は全く起きていません。

それに対し、末續選手は離地したあと、その脚の股関節をできるだけ低い位置に保ちつづけ、

次の大腿が上がり切る局面になって、ようやく高くしているのですが、実はこれが彼の速さの大きな秘密の一つなのです。

ゴムを引っ張った状態を想像してください。

同じ長さのゴムならば、その長さがより長くなるように

引っ張るほど、戻り幅が大きくなって、結果たくさんのエネルギーを生み

ますが、ちょうどそれと同じことが彼の空中脚側の大腰筋で起きているのです。

 

 、彼の身体は足で地面を掻く時だけでなく、空中でも進んでいる。

だから速いのです。
100mで10秒03を出した後

「それほど力を入れなくても、ちょっと接地しただけで自然と前に進む、滑るような感触でした」と

彼は言っていました

下手な走りほど接地直前の体幹部のスピードは落ちるのです。

 また、体幹部をこれだけ柔らかく使え、低重心のまま走っていることも、なめらかな接地と関係しています。

体幹部が硬いと、どうしても身体が上下動し、その結果、ガツン、ガツン地面を蹴る動きになりやすいのです。

「地面を蹴る」という運動感覚があったら、9秒台の選手にはなれません。

9秒台の選手は、接地時の感覚を

「軽く接地するだけ」
とか、

「やさしくやさしく地面に足をおいていくだけ」

というように表現するのです。

9秒を目前にしていた時の伊東浩司選手もそうでした。

ちなみに、日本の古来の武術では、蹴ってはいけないという教えがあります。

その世界で本当に優れた身体の使い方ができる人は、どんな高速運動をしても地面を蹴らないものですが、

そのような身体の使い方と短距離のトップレベルの接地の仕方には共通するメカニズムがあるので
す。

 身体を左右にグニャグニャさせることと身体が前に進むことは、一体何の関係があるのかと思った方も多かったと思いますが、

実はこのようなメカニズムで左右の波動運動が、前後の推進力に転換されるように人間はできていて、それを実に巧みに使っているのが末續選手の走りだと言っていいでしょう。

末續選手は他の世界上位のランナーと比べても、日本の朝原選手と比べても、筋肉がほっそ りしているので、かなりか細く見えます。

それなのに、なぜあれだけ速く走れるのかというと、身体の表面ではなく、目には見えな
い体幹部の中の筋肉を出力資源にして、そこから生まれるエネルギーでスピードを出しているからなのです。

使える筋肉は体幹部の中にいくらでも残されているのです。』


全体を通して読んで見ると,末続の走りのポイントは次のようにまとめられます。

1.肩腰交互開閉によって、肩と腰ではさみ込まれた部分の筋出力が、

開かれた側の大腰筋のより強大な筋出力につながり、そのエネルギーで脚が振り出される。

その結果、脚に働く強い移動慣性力が生じて、体幹部が前へ放り出される・・・対側部の伸張反射を引き出す。

2.大腰筋と腸骨筋が強く働くことによって、股関節の裏側にあって、振り出された脚を後ろに引き戻す働きをするハムストリングスも、それに拮抗するように強く働いている・・・大腰筋と腸骨筋の伸張反射を引き出している。

3.1と2のメカニズムによって、左右の波動運動が前後の推進力に転換され
るように人間はできている。

4.身体の表面ではなく、目には見えない体幹部の中の筋肉を出力資源に
して、そこから生まれるエネルギーでスピードを出している。

5.使える筋肉は体幹部の中にいくらでも残されている。・・・・・・・・・・・

男子マラソン代表・尾方剛と油谷繁(ともに中国電力)、の活躍が期待される。



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