寄らば大樹

2003年9月8日
市内の一部上場の大会社に12時30分についた。
昼休みを返上してアパに時間を割いていただいた。

有難いことである。
仕事の全てを私どもアパにお願いできないかとのアパの明暗を分ける大変な会議である。

できれば役を降りたい荷の重い舞台であるがやらねばならぬ。

それにしては、会議に臨む資料をあわてて作成するお粗末である。

精一杯の説明でかなり前進した。
私どもの仕事振りを見ての最終判断までこじつけた。

工事原価が確かに低く大変な話ではある。
しかしながらコストダウンを研究し、この厳しい時期に故、広く仕事に取り組むことである。

銭単位のコストダウンをしている状況からすれば、アパには、その厳しさ欠落しており、

現状の中での思考でしかない。
厳しいがゆえに立ち向かう挑戦者たちである。

座して死を待つより、立って立ち向かう。
気概である。

しかしながら、アパにおいては、意見が集約できないものがある。

痛みに耐えて我慢してくれとの小泉と景気回復、デフレ脱却を主張する旗色悪い

亀井、藤井、高村の3候補みたいだ。

つまり、現状維持か事業拡大かはアパも同じである。

理想のない会社に未来はない。
今日一日でいくら稼いだか常に金に換算することだ。

いつも何をしている。反省なくして改善なし。自戒とせねば。

日南の打ち合わせの5時を厳守するため、準備をする。

今日も昼食は14時30分どうもいけない。
メンテの現場もあり、てんてこ舞い。

日南での工事打ち合わせは12〜18日までは現場は休業。

パネルを上げるのは19日になるようだ。
明日から早速電気の工事を始めなければならない。

フットワークが身上のアパ。了解をもらう。
明夜の鹿児島の仕事もあるので、かなりハードなものとなるがここが踏ん張りどころ。

側面から応援してやらねば。

景気が変わっている。
総裁選のカモフラージュでなければうれしいが。ところがいけない。

栃木の黒磯ブリジストンがもえている。先日の新日鉄といい事故が目立つ。

大規模なので生産活動に響かなければいいが。
自動車業界が大丈夫か。

日本といえばトヨタ、日立,松下である。

業績が優れた、セブンイレブン、花王はジャパンの顔ではない。

規模、雇用、技術開発存在感などを含めて日本の産業界を支えてきたのは車と電機。

煎じ詰めれば日本の鼎である。
その電気二社が赤字を出しトヨタがただ一人日本列島をささえている。

千数百人の博士、何でも作れる総合力の日本の技術の日立

トヨタと日立2003年の決算
日立8兆円
トヨタ16兆円

95年は阪神大震災、地下鉄サリン。1ドル79円の超円高。

日立が初めて8兆円になり、
トヨタは10兆円

それから7年。
8兆円前後の日立と
トヨタは右肩上がり。

米市場の自動車ブームに全面的乗れた僥倖があるにしてもこの差は尋常なものではない。

市場構造は違うが厳しい国際競争とグローバリゼーションは同じである

家電、重電、通信,コンピュウターと主役が交代する電機。

半導体、パソコン、携帯電話と主力商品が激しく値下がりする業界と比較的安定な価格の車業界。

数万点の部品の調達からたゆみない進化する自動車。

トヨタの工場でに
「行くと必ず啓発される。」
はシャープ辻春雄会長の弁。

機能がICチップに集約され生産技術が製造装置に吸い取られる電機。

官公庁、電力、JR,NTT,巨大な需要家との競争になじんだ電機、
一般消費者が相手の自動車、

トヨタとホンダ。
シャープとソニー稼ぎ頭である。

それ以外はどうなっているのか。
経営の巧拙の差がでている。

日立は2千5百億円でIBMから競争の厳しいハードデスク駆動装置<HDD>を買収し、日東電工の株17,6パーセントを手放した。

日東電工は電子材料高収益会社で日立化成と合併させると1兆円の部品・材料会社が誕生する。

トヨタとデンソーに化ける公算があった。

終身雇用、などの欧米の批判をトヨタは日本の稼ぎかしらとの実績でねじ伏せた。

その剛直さに世界の資本市場が擦り寄っている。
求心力と世界展開の遠心力が程よい。

さてこれらを我がアパで考えるとどうなるのか。
太陽光発電に加え事業拡大を始めた。

不景気時期ゆえの荒波への船出である。
メンテの仕事をつい先日から始め、

太陽光発電の仕事を一部上場の会社に指名願いを出し、受け入れられた。

さ〜ぁて古い頭では、現状維持の価格では仕事は来ない。当然安い工事費である。

そこで考えが分かれてくる。
高収益の仕事を欲しがる夢みたいなことを考える。

時間的余裕があるのでなおさらである。

こっち面は、時間と、暇がない。
ひたすら突っ走るばかりである。

現場にいかんと。
事務所にいては、銭にならん!

総裁選、議論しているではないか。
ぐずぐずせず議論すべし!そして実行すべし。

地球環境の状況からしてとどまっている暇はない。
育ちのいい坊ちゃんたちは気楽でいいわ〜。

意識、存在が考え方を規定すると言うヘーゲル哲学の実証例がここにある。




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