昨年11月のイラクのティクリートで奥参事官と宮崎の上長飯小出身の井ノ上正盛3等書記官の殺害は多くのナゾが残ったままである。

真実を追い求めることは敬愛する地元出身者への弔いである。

それが国軍の海外派兵の小泉決断のきっかけになったことは、史実として残ることであろう。

つまり、憲法改正のプログラムの端緒をつけた出発点になることであるからだ。

これはブッシュと小泉のお互いの政治課題実現の為の田舎芝居ではなかったのか。

太平洋戦争は既に明らかにされている巧妙に仕組まれたものであった。
襲撃されるのを知りながら、

真珠湾を攻撃させて米国民を奮い立たせ日米戦は始まった。
私は9,11さえそう思える。

油に汚れたブッシュにしてそう思えるのだ。
後世の歴史家が研究材料にすることだろうと思う。

この記事を探していた。噂の真相誌が休刊になったので、本当の暴露はなくなったマスコミ界。
文春誌の田中真紀子の出版指し止め問題の反面教師状況であろう。

現代誌の記事に田岡俊次、朝日記者の解説を見つけた。
外交官殺害の解説である

わが宮崎の井ノ上さんのこでもある眼光紙背に徹して読み、ともに考えたい。

・・・・ランドクルザーの正面、ボンネットの上面とフロント・ガラスをみごとに、
一発ずつ銃撃していることです。・・・・

併走中の車から撃ったのではこうなりません。・・・
この撃ち方はまさに米軍の交戦規則(ROA)に則った射撃方法に酷使していることです。
・・・・・・・
まず、エンジンを射撃して停止させる。・・・
・・・・それでも止まらない場合は、運転手を狙撃する。・・・・

・・・・高速で走っているとすぐ止まれないが、自爆テロ車に接近されると大変だから、すぐに二発目をことはありうる。・・・・

・・・まず、運転手がやられ、車は右の路肩に、それていくのに対して、左側面に連射したと考えると一番説明がつく。・・・
・・・現代記事より

被害車両や使用された弾丸を調べれば、簡単に検証できるのだが、外務省はいまだに被害車両を公開していない。

なぜか、車両は、米軍に押収されたままであった。
検視で摘出された弾丸の種類も発表されていない。

使用された弾丸もわからない不思議がどこにあろう。
発表された当初のもたつきをよ〜く検証してみるがいい。

最初なんとニュースは言っていたか。
コンビニで買い物に降りたところを撃たれた・・ではなかったか。

外交官の死を美談に仕立て、の悲劇で片付け、
利用したのではないのか。

翌日、国会での審議中にもかかわらず派遣を決めた。ブッシュにせき立てられるが如く。

上杉謙信の啄木鳥戦法や関が原の東軍徳川家康が西軍の中心
小早川秀秋(秀吉の甥)に大砲を打ち込み裏切りを
急かせたのに似ている。

太平洋戦争後の占領政策を見越してベネジェクト女史に日本人とは何かを分析させた 「菊と刀」を読むがいい。

小泉の心境を分析し此れくらいを考えるのは米国ネオコンに
してみれば、オチャノコサイサイ。

すべて、小泉純一郎を分析のうえの軍隊出兵を決断させたのである。
・・・・文春誌・からワイドショ的に・・小泉分析・・
「国の最高責任者たる首相は、遺族に率直にわびることができないのか。
  人の生命は重い。派遣するものの重さを感じるべきだ。」

と、野中広務幹事長は発言してた。当時の最高実力者である。
こうも言っている。
イラクは戦争状態が、続いている。国際貢献とか、復興支援と言う名で
   自衛隊を出すのは大きな誤りだ。」

ところが、最大派閥橋元派ので同じ派閥の青木参議院会長に造反された。

総裁選をめぐっての不可解な辞任劇は野中広務の花道が演出されたにすぎない。

一連の政治的流れで考えてみれば善良なる国民には説明が付くことであろう。

野中広務の失脚劇は後付けの演出にすぎない。私はそう見る。一連の彼の発言を検証すればわかろう。

ネオコンの国は現職大統領でさえ組織的に狙撃死での失脚が、
できる国である。

命が残っただけで野中はもっけもんであろうて。
狙撃事件は数々の疑問だらけだ。その真相は、どうであったのか。

イラク大使たる大木正充は東京に居たのも問題になった。
二人の後任人事は聞いたことが無い。
二人のポジションはそれほど軽いものであったのか。

英雄視される割には不可解である。人柱ではなかったのだはないのか。
遺体の状況さえ時間をかけた遺族確認はされていない。

姑息な手口で外務省葬で幕引き。
ブッシュ、小泉をおもんかばって外務省は口をつぐんだまま。

米国石油産業サービス会社「ハリーバートン」油田掘削から輸送までやる石油総合会社である。
ブッシュの右腕のディック・チェイニー副大統領が社長である。

ブッシュも勤めていた会社なのである。

入札なしでイラク戦争前に16億ドルで戦争後の復興契約を結んでいたことが、明らかになった。

チェイニーは先代ブッシュのときも国防長官のポストにいた。

日本の世界有数の経済繁栄は軍事費の支出がGNPの1パーセント枠に抑えていたことにある。
かって日本の財政の2分の1は防衛費に使われていたことがあった。

憲法9条はこれらの歴史的反省でなされ、その正しさは今の生活につながっている。
イラク派兵は国策の大転換。防衛費が膨らんでくることであろう。

よって、憲法9条は邪魔になる。民主党には社会党さえ潰した刺客小沢一郎が配置されている。

もともと寄り合い所帯で政党の体を成していない。
反対勢力は無いも同然。

ブッシュはフセインさえ捕らえたのに大量破壊兵器は発見されず、大儀なき戦争でこれまでに無い
歴史に無い戦争をした独裁者並みの政治家になった。

フセイン政権がいなくなり、世界はより安全になったと繰り返すブッシュの言葉は空しく響く。
スペインの列車テロ、テロに怯えるバクダットの市民生活。

他の国はどうだ。テロ対象国。わが国は・・・
3月5日上京したが警察犬がテロに駆り出されていた。

米兵は戦争後に3倍の数の死亡者を記録して、泥沼である。
さらに軍歴詐称、ライス補佐官の証言はテロ対策に対する
ホワイトハウスの威信の低下を招く。

泡沫候補のケリーに急迫されている始末で再選はおぼつかない。
イラクから米国が撤退したら日本軍はどうするのであろうか。

ブツシュは石油利権を狙い、小泉は海外派兵を実現し憲法改正を手に入れた。・・・
ブッシュは不滅で米軍撤退はないのが小泉流のようだ。

小泉流を作り出すお粗末な秘書官飯島の考え方か、いやまたもや姉、
信子の策なのか。

お寒い限りの日本の未来。大野元巳14歳のイラク在住者の経験のほうが尊い。

イラクの歴史(赤石書店)が中東調査会、大野元裕の手で出版された。
イラク初代大統領アブドゥ・ル・カリーム・カーセムが君臨した

1958年から10年ほどを翻訳したのは
イラクでの生活経験がある大野元巳(14歳)。

奥・井ノ上の殺害されたときの運転手のジョルジーズはその彼が、膝の上で食事をしたり、出身地のイラク北部を旅行したりと
家族同様の仲であったようだ。

他にも友人ヘンリーの父が反米デモで車が焼き討ちになったり、アルバートがレバノンに帰れなくなったりと
14歳の胸中を思いながらページをめくった。

誤った指導者を持つと不幸である。
APAも点検をしながら進めるしかない。

昨夜、新進気鋭の電気職人と会話して勤労意欲をわき足すこ…

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