早朝ファックスで仕事を頂く。
佐土原のオール電化工事は中止。お客さんからの電話である。

3,4KWのナガシマ発電所の九電連係。発電所の完成である。
NEF申請に係る契約書を高岡へ。

スリーダイヤに図面を頂き、人材派遣のため説得。
青島特殊現場の知恵を頂き請求書チラシを届ける。

山○棟梁さんの知恵を借りに行く。
疲れが出てきたようなので総て引用である。

ここんとこの睡眠時間はナポレオンさえ尻尾舞えて逃げることであろう。

日本村100人の仲間たち
童話作家 吉田 浩 

-第1章-
お金持ちで世界一長生きでも、この先ちょっと心配

全世界の面積を100とすると
日本の面積は、0.3です。

お皿一杯のス−プにたとえると
スプ−ンひとさじ。

ひとさじの土地に
1億3000万人が住んでいる。

日本の面積を100とすると
東京の面積は0,6。

スプ−ンひとさじにたとえると、
その中のほんの一滴にも満たない土地に、
1000万人以上の人たちが住んでいる。

もし、日本が100人の小さな村だったら、
村の外には約4700人の人たちが生活している。

韓国の人口は37人、中国は、989人、アメリカは、213人........。

日本村に住む100人中、
男性は49人、女性は51人。

子供は、14人
若い人たちや、働き盛りの人たちは68人。
高齢者は、18人。

日本村は、世界一の長生き村。
男性は78歳、女性は85歳。

エチオペア村では、男性は42歳、女性は44歳。

給料をもらってる人が、35人。
1000万円以上年収がある人は、2人。

700〜1000万円稼いでる人は、4人だけ。
300〜700万円の人が、一番多くて17人
300万円以下の人が12人。

稼いだお金の1割を郵便局や銀行などへ預金
平均的な核家族で、約2400万円。

ほかの村では、「人生を楽しむ」ためにお金を稼ぎますが
日本村では、「ためる」ために、お金を稼ぎます。
村人たちにとって、お金は将来の「保険」なので怖くて使えないのです。

日本村は世界でも、1位、2位を争う金持ち村。
1年間に513兆円も稼ぎます。

でも、みんな「うさぎ小屋」や「ねずみ小屋」に住んでいるので
だれも、お金持ちだという実感はありません。

日本村は世界一の借金村。
借金の総額は666兆円!!

これが、どのくらいの金額か、というと
1万円札を横に並べると、アロハ村まで届き、

積み上げると、富士山の1800倍の高さ。
その重さは、象の1万4000頭分にもなる。

本当に返すつもりが、あるんだか、ないんだか、
借金を返すために、また、借金をしています。

バブルがはじけてから、村は不景気になりました。
商売が上手くいかない村が増えています。

村にある会社のうち、7割が赤字です。
村では、3人が失業中です。

明日、会社に行って、自分の机があるかどうか、
心配してるサラリ−マンは、35人中13人もいます。

今、一番増えている「職業」は「ホ−ムレス」です。
仕事は「何もしない」こと。

家のロ−ンも払わなくていいし、税金もかかりません。

村を救うために、ライオンの髪型をした村人が立候補し
みごと当選しました。

村人の8割は、ライオン村長さんが大好きです。
村人たちは、型やぶりな村長さんのセリフに大喜び。

でも、村の有力者たちは、村長さんのいうことをちっとも聞きません。
本当に村長さんがやりたいことを理解してくれる人は、なかなかいません。

不況のほかにも、村には大変な問題があります。
子供の数がどんどん減っているのです。

夫婦1組で産まれる子どもの数は1.34人になってしまいました。
隣村のウ−ロン村では、産まれる子どもの数が増えつづけています。

あんまり産まれすぎるので、2人目からは罰金をとることにしました。
日本村とは、あべこべです。

子どもの数が減って、増えたのは老人です。
65歳以上のお年寄りは、今は、18人なのに

15年後には25人、45年後には32人
が老人になってしまいます。

今までは、お年寄り1人が乗ったおみこしを、
4人の若者が「よいしょ」と、かついでいましたが

将来は、2人でかつがなくてはなりません。

村にいる小学生は、6人。中学生は、3人。高校生は、3人。
おやおや、これではまるで、1学年に1人の状態です。

困ったことに、学校にいかない子どもが増えています。
「不登校」や、「中退」から「ひきこもり」になってしまった子どもが1人います。

村では、親子のふれあいの時間が、どんどんなくなっています。
同じ家にいるのに、1日1時間しか子どもと話さないお父さんは5割もいます。

また、父親よりも問題なのは学校の先生との関係です。

毎日、顔をあわせているのに、子どもは、悩みがあっても相談しません。
友達、母親、父親の順に相談し、

先生は最後のほうです。

村では約半分の人が結婚しています。
そのうち、結婚生活に満足してる人は、37人です。

5年に3組が結婚する一方で、5年に1組が別れてしまいます。

1番、ケンカが多いのは、沖縄集落です。

1番、夫婦仲がよいのは、新潟集落です。

最近は「セックスレス」も問題になってきて

3割以上の人が悩んでいます。

村の家々には、「ス−パ−ネズミ」が増えています。
それよりも増えているのは、「パラサイト・シングル」という
「寄生チュウ」です。

村には、21人のおにいさん、おねいさんがいますが、

なかには、親のスネをかじって暮らしてる人もいます。
「ネコいらず」は薬局で買えますが、「パラサイト・シングル」に

つける薬は、どこにも売っていません。

日本村のおかあさんは子育てで大変です。
2割の母親が、

「子育てが楽しくない」と思っています。

コ−ラ村の母親は、7割が楽しいと言ってます。

子育てが重荷になってる理由は、

「家族や地域社会の援助が受けられない」

「すべての責任が妻ひとりにかかってくる」からです。

でも、本当は、自由気ままな「パラサイト・シングル」を見て、

「私ばかり、ソンしている!」と思うからです。

結婚する歳は、毎年延びて、

男性29歳、女性27歳になってしまいました。

村びとたちは、かなり「病気だらけ」です。

6人が高血圧で、2人は糖尿病。

1人はガン。1人は心臓が悪く、

1人が脳の血管に障害があります。

最近では、頭がボケてしまう人も増えています。

そのうちの8割は、外出すると、自分の家がどこにあるのか

わからなくなってしまいます。

村人は、ちょっと太りすぎ。

なぜならば、毎日、200キロカロリ−もよけいに食べてるからです。

これは、ごはん1杯分にあたり、

1年間だと、365杯もよけいに食べてることになります。

女子高生や女子大生たちは、

9割が「やせたい」と思ってます。

ペットも肥満に悩んでます。ネコやイヌのうち、半分が太り過ぎです。

50年前、村では農業が中心でした。

そして毎日、茶碗に1.5杯ごはんを食べてました。

それが今では1杯がやっとです。

村では4割しか食べ物をつくらず、

あとの6割りは外の村から運んできて生活しています。

農家の数は半分に減り、農業をやる人は、4分の1になりました。

ごはんのかわりに、ハンバ−ガ−を1年間に1人あたり10個以上も食べてます。

「ハンバ−ガ−・コネクシ…

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