彼岸の果て。

2004年9月23日
敬老の日から今日のご先祖様を偲ぶ彼岸と続き、活力溢れた夏が終わっていく。

言われてきた暑さ寒さも彼岸までの言葉も満ち溢れたCO2の影響で何週間かズレが生じてるようである。

忌みを払う季節の変わり目の節目の行事も少しはずれて行くのであろうか。私には丁度いい。

今日も真夏日。私の背中をふるさとに行くように推し進める。
既に奇人となりし、人でなし、には今日も休まず、営業せきやん何処へ行くとご縁など、どこ吹く風。

ここんとこ、まったく人の道を外れている。
いずれ罰当たり野郎にはお天道様が許されるはずがない。

早朝怪物先生さんからの電話指示でシーガイヤ近くにお住まいの
琴古流・尺八の青木鈴慕直門の宇土益夫氏宅に伺う。

APAの若様○藤さんも同行してくれる。
あちこちに連れまわされる栄誉を同じくする為である。

営業の極意はまず、盗むことから始まり、自己流にアレンジすればいい。

職人集団は清武の病院のエコキュート基本管のやり直しである。
夜の報告では無事圧力の復帰が出来たようで他社の施工ミスのカバーを見事にこなしてくれた。

尺八のニ大流派は琴古流と都山流で、他に明暗流、竹保流、上田流などがあると先日書いた状況である。

よって今日は前回とは趣、心構えがやや違う。
ところがドウだ。いきなりのご挨拶には驚いた。

宮城道雄の「春の海」の直伝の披露曲で、すっかり幽玄の奏る笛の虜。
これでは中能島欣一による曲「赤壁の賦」「さらし幻想曲」
「ひぐらし」と続く期待ももたれたか、お墓まいりの身内の方がこられ
退散。

捜し求めたレコードのこの方の吹き込まれたドーナツ盤はビクターでなくCOLUMBIAであった。PCP−720

奈須稔、大矢美保子のひえつき節の次には刈り干し切歌で宇土益夫と確かなる刻印。一度は出したいレコーデング曲を成し遂げておられる。

B面には折小野良一監修と民社党王国の延岡の政治史さえ思い起こされる刻印。ばんば踊りの曲は村田英雄が歌っている。

時代の移ろいはこれらも現代曲というよりは古典的な扱いになっているのかもしれない。

青葉の笛・・・なんか聞き覚えがある

平安時代の末期、平治の乱に破れ、再起を目指す源義平。
朝日の里に落ち延びてるなか、里の娘”おみつ”と恋に落ちる。

娘は子供を身ごもる。再起をあきらめ、里で平和な暮らしを望みはじめた義平であったが、父の訃報を耳にして上洛。

その時、娘に
「男が生まれたら自分の志を継がせ、女子が産まれたら母娘ともに笛を   吹きながら自分を偲んでくれるように」
と横笛を託した。

チョツトまて!これってひえつき節ヂャン。
鶴富と奈須大八の悲恋そのもの。

かくして、義平は京で奮戦したが、落命。

女子を産んだ娘は尼となり、生涯横笛を吹きながら義平を弔った。
その笛が「青葉の笛」として今に語り継がれている。

場所/神戸市須磨区須磨寺町
須磨寺の境内の宝物殿には「青葉の笛」がある。

青葉の笛は、館の中央のガラスケースの中の黄金製ズシの中に納められている。

笛は2本あり、1つは高麗笛で、もう1つが「青葉の笛」。
前名を「小枝の笛」といったもの。

青葉の笛は須磨寺のいい伝えによると、昔弘法大師が唐へ留学したときに作ったものだそうだ。

不思議なことに、その笛から3本の枝と葉が、芽吹いた。
非常に珍しいということで帰国後嵯峨天皇にさし上げた。
時代が変わり、父から平敦盛は青葉の笛をゆずりうけた。

歴史はイラクでわかる通り、勝者の作るものがここにもある。

音が発生するときに音の波長は管の長さより少し長くなり、
これを物理では開口端補正という。

尺八は開口端から息を吹き付けますので、この補正量を息で調節することができる。

ですから、息で音の高さを調節して自由に音色をあやつることができる(メリカリ)というわけである。

アカエの工場、空港、シーガイヤの現場ととびまわり、ようやく解放。
これで今日はこのご仁とはおわかれ。?・・・

○藤さん高岡町に設計に出向く。ところがまたもやここに登場。
あっさりと恋も生命も捨て諦めるの心境。

野尻町の開拓地の記念碑のある山頂に立つ。
87坪の牛御殿は、オール電化だが
所詮そこまでの浅知恵のようであった。

車やさんでご夫婦にお説明をしてご契約。
大工さんの仲間入りと紹介の要請をお願いした。

欲、名誉を捨ててまい進すれど大願成就にはまだである。
順当なここんとこの組織力に加え販売力が出来上がっている。

そろそろ潮時も近いのか。
秋風が吹き始める頃までの再建APAも後一歩。

水道の職人さんより兄の負傷事故や眼球の治療を初めて聞く。
慟哭の嗚咽は見られてしまったのか。

今日一切は無常。唯一人精進する、常に流るるが如く生き、手をあわせる。

一年が短い。朽果てる如く腐っていく。
我ココにおり、後悔せず。

捨て身で生きる独行動。武人の決意。
我一人孤高の歩き。

何故に仕事は一人しかとってこないのか。
若者が気づき始めたのか明日も同行してくれると言う。

どうも教える相手を間違っていたようである。
今一歩でとりあえずの完成の域に達してるのか。

引き際がカンジン。優秀の美でAPAの発展に賭けたい。
太陽光発電。日増しに伸び行くAPA。

五感の総てを感じて成長振りが見て取れる。
抹香臭くなってきた。秋はそこまできてるのか。

いっこうにその気配のない宮崎の残夏の一日。
あれ!めし。昼は今日もなし。よくやるわ〜

彼岸の果ての何もない世界。
心の空虚さ、未来を作らねばこの場は終わらない。

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