モンゴル?

2004年11月3日
続きを書きいただく前にモンゴルであるが、この民族の祖のハーン・フビライの墓地がどうやら見つかりそうだとのニュースは先日せきやんのときに報道を再掲した。

DNAは日本人に確実に受け継がれている。
自分のケツをみればその残滓があろう。

冗談ジョウダン。

子供の時のことである。青いあざは丁度青森のヒトのホッペがま〜るく赤いのと似て青〜い丸の汎があるはずである。

このモーコ汎こそ同じ子孫である。
モンゴル・アジア系特有の同じ民族の証である。

不思議なことに消え行った南米の地にもほんの一部の子供のみ、このモーコ汎が出る民族がある。

20数年前に私の二人の幼子たちは、唯二人でこの地を旅した。
よくもそのような冒険をさせたものである。
オムツをしてのゲルの暮らし、大草原の思い出

自らのルーツを幼き頃に体験させたわけだが、二人の子供たち、彼らには消え行く草原、消えてしまった湖のことを知っているのか。

引率は知事にも立候補した外山県議。
無償の行為この大きなヒトこそ真の政治家である。

自然と共存する暮らしのココには地球環境の変化が生活の破壊と
して、スグに及ぼしてくる。

異文化に苦しんでる横綱朝青龍を中心とするモンゴル勢。
郷里の国の環境の激変を先進国の被害として訴えたらよかろうに。

 

地元の人の話から、湖が干上がったと言ってるが、これほどとは思わなかった。

 「これじゃあ、湖だかなんだか、わからないよ。ただの荒地じゃないか!」

不満を露わにしたカメラマンの叫び声が、ヘリの騒音を突き破り、鼓膜が破れそうにテレビは唸っている。

あんなに巨大で、白波を立てていた青き湖が、忽然消失するとは! 自分の目が信じられず、呆然となった。とレポーター」

しかたなしに、大地に降り立ち、地元のNPOが出してくれたロシア製ジープで湖跡に向かう。

 あの幻想的な、乾いたサンゴ礁はどこに? 4年間続いた旱魃と、オンギ川上流域の金鉱山開発で、オラーン湖とその周辺の生命線はばっさり断ち切られ、今は、いのちの気配すらない荒野と化している。

 朝鮮半島、日本はもちろん、ジェット気流に乗り北米大陸まで飛んで行く黄砂は、南だけでなく、北の草原をも飲み込もうとしている。

 草の波間に点在していた白いゲルも今はない。家畜の群がいたことすら夢だったというのか。今はただ、廃墟と化した家畜小屋が残るのみ。

人間に見捨てられた大地は、その哀しみを吐き出すように、北へ北へと、乾いた涙の粒を飛び散らす。今ある集落も、やがては無情の砂に埋め尽くされ、死に絶えるだろう。

 市場経済制に移行してから、カシミア産業や金鉱山開発が利潤の高い産業として、もてはやされるようになった。

その一方で、カシミアを取るために急増したヤギが、草地を根絶やしにしたが、雪害と旱魃の大打撃によって、それも淘汰された。

 都市部の裕福なモンゴル人が、外国人と組んで始めた鉱山開発により、遊牧民や野生動物の生命線だった河川が日干しになった。

人間の懐を豊かにするために、自分たちの生活の場である自然環境をズタズタにしてしまうとは、なんと愚かなことだろう。

 経済発展の名の下、怒れる大地を絶望のドン底に突き落とし、結果、大地の嘆きは、ゴビ砂漠に細々と暮らす人々をも地獄に引きずり込む。

 テレビ番組の数秒のシーンでは、あの美しかった草原が永遠に失われたことの恐怖は伝えられない。

 7年前の美しさを知らないものに、この荒れ果てた大地が告げるショックを理解しろといっても無理だ。

ただ、砂漠化で大変という事実をなぞるだけだろう。テレビ取材の限界がここにある。映像は現象の表層しか描けない。

 大地にへばりつき生き延びようとあえぐわずかな遊牧民は、いずれ、生まれ故郷を捨てざるを得ない。その日は、目の前に迫っている。

 無力な私たちに、なすすべはないのか。NPO活動を支援するといっても、この大地の絶望の深さに私たちはどれだけ堪えられるだろう。

かろうじて抑えた涙で私の両眼は熱くなった。でも、泣くわけにはゆかぬ。この凄まじい現実を日常として、それでも逃げずに生きる村長や遊牧民たちの切実さの前で、都会に暮らす無力で薄っぺらな私が涙を流すわけにはゆかぬ。弱虫の恥を晒すだけだ。

 人間のささやかな意地が、自然の嘆きに敵うわけがない。それが現実というものだろう。

大地の声にならない慟哭が、張り裂けそうな心と共鳴し、私を揺さぶるざわめきが静まるまで諦めてはいけない。それは、運命。

 絶望以外のなにものでもないけれど、それでも、私は現実を見つめ、大地の声を受け止め、誰かに伝え、押し寄せる砂と干上がる川に立ち向かう人々と共に生きてゆこう。

それが、モンゴルの大地にもどってきたものの使命。弱虫の私に課せられた使命の重さに、全てを投げ出したくなるけれど、地球に生きる自分の、逃れられない運命だとも思うのだ。

真摯な、迫力あるタッチ。これ以上のものは書けないドキュメント性
伝えるためにいんようさせていただいた。お許し願いたい。

このような番組が少づつは放映しだしたが時間帯が悪い。
申し訳ないとも思わないデレクター楽しかろう宮仕え。反抗しろ!

出来うる限りの力を持って!私を反面教師として。 

沈み行く水の都ベニス。消えてしまったモンゴル草原の命の湖。
地球船の危険信号はあちこち発信させられている。

殆どの原因をCO2に起因させることができる。CO2なるこの大気が地球を包んでいるからである。温暖化現象に収斂させえるデーターがある。

エネルギー消費のあり方を考える時がきている。

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