隣の国・韓国

2004年12月19日
「譲らず・媚びず」は国の指導者としては要諦のひとつであろう
裏返せば優劣でもあり、評価が定まらぬことでもあろう。

政治家の仕事とは歴史しか判定しょうがないので結果責任といわれるゆえんである。

小泉首相は歯に着せぬ物言いが世論の支持を受けたが最近はトーン・ダウンして比例して支持率低下を招いている。

いまや対立候補一人といないまでの長期政権となってきている。
果たして磐石であるのか。

来年四月の福岡補選の山崎拓の選挙が頭が痛い。アキレス腱になるやも知れぬ。

民主党は来年の衆議院選補欠選挙をにらみ福岡で大会をを開いてるほどである。

台湾の李登輝氏(81)に、ビザ(入国査証)の発給を「断る理由がない」と小泉首相は決めた。
 
李さんは京都大学農学部出身の大の親日家である。
昨年は『武士道解題』(小学館)という本も出版し日本を第二の故郷ともみている。

河野外相のときビザ発給の反対にあい、心臓病の診察を日本の医師に求めたが実現できそうもなかった。

今回も中国政府は「台湾分裂活動を容認、支持したことであり、中国への挑戦である」と強硬なる意見を求めている。
両国の首脳はまったく会談ができないでいる。

日韓首脳会談は17日18日鹿児島県指宿市で開催された。
談笑する小泉首相と盧武鉉(ノムヒョン)・韓国大統領 を見ると安心してくる。

 すっかり気に入った様子で、盧武鉉大統領が

「こんないい所と知っていたら、もう1泊したのに。今度来る時は何の計画もなくゆっくりしたい」と話す

両首脳ともにノーネクタイのラフなスタイルで、リラックスした表情。
早朝の雨が上がり、晴れ間ものぞくまで回復し、両首脳は「ついている」を連発した。 

「責任ある指導者なら、終点の解決策を念頭においてアプローチするので、国民と違う判断もありうる。戦略的な判断が必要な局面こそ指導者を信じてほしい」。

盧大統領は共同会見で、北への経済制裁に慎重な小泉首相を擁護し、日本国民に冷静な対応を呼びかけた。

 日韓両首脳とも北朝鮮の対応次第では制裁の可能性を示唆し、協調ムードを演出し続けたものの、制裁発動を望まない盧大統領の本音がにじみでた場面だ。

、6カ国協議の枠組みの重要性は確認したものの、協議再開の打開策は見出せていない。

北朝鮮は協議参加拒否の理由を韓国日本にあるとしている。

日本には「政治的意図で」遺骨問題を扱っているとの不満を述べており、日米韓3カ国の足並みを乱すことを狙っている。

 盧大統領は会見で「合意も重要だが、ざっくばらんな議論ができたのが成果だ」と強調した

では、北朝鮮はどうしているのか

北朝鮮は「テポドン2号はいつでも試射行える」と 米国務省の
ラドメーカー次官補(軍備管理担当)は、北朝鮮の多段式長距離弾道ミサイル「テポドン2号」(射程約6000キロ)に関し発言した。

「3段目を装備すれば、数百キロの弾頭を搭載しても射程を最長1万5000キロまで延長可能だとも述べた。

弾道ミサイル「ノドン」(射程約1300キロ)の輸出は
「わずか2〜3年で(輸入した)数カ国のミサイル軍事力を向上させたとも述べた。

 15日に行われた地上配備型ミサイル防衛(MD)システムの迎撃実験が失敗した問題について、
「日本が導入する型とはタイプが違う」
と述べ、日本のMD導入に影響はないとの見解を示した。

ブッシュ政権は地上配備型の今年中の稼働を目指しているが、実験失敗で遅れを指摘する声もある。

 12月新聞社の世論調査で、中国などが強く反発する小泉首相の靖国神社参拝継続に賛成が46%、反対41%。小泉人気37%も上回る。

 「冬のソナタ」が火をつけた日本の韓流ブームは「ヨン様」騒動をはじめ詳しく韓国内でも報道されている。

そのお返しか、以前は警戒的だった日本文化への論調も好意的になってきた。

経済は親密だが政治は疎遠な
日中関係の「政冷経熱」日韓は「政冷文熱」。

その韓国で、気掛かりな「経冷」現象が起きている。
アジア通貨危機から奇跡的に立ち直っていた経済の冷え込みだ。

消費や投資など内需にとんと元気がない。予測では来年度の成長率は4%か、それ以下になるという。

「追いつけ追い越せ」の国にあるまじき低成長で、盧武鉉(政権の経済無策が批判されている。

日本の景気指標にも変調が見えるが、経冷で韓流の「追っかけ」は有り難くない。

ソウルで開かれた日本映画祭の会場。
上映されたのは、黒沢明や小津安二郎、北野武、宮崎駿ら古今の巨匠による“定番”作品ではなく、

加山雄三の「兄貴の恋人」や原田知世の「私をスキーに連れてって」、ロマンポルノの「桃尻娘 ピンク・ヒップ・ガール」などを含む46本。

日本ですら忘れられた作品が並ぶ、マニアックな選定。
成功するのか半信半疑だったが約1万6000人を動員し、平均8割近くの座席が埋まっり、映画館は大盛況。

格調高い名作傑作を紹介するばかりが文化交流ではなく、普段着の大衆娯楽映画にこそ大きな可能性がある。

 映画祭は来年の日韓国交正常化40周年を前に、日本の文化庁が企画した。

選ばれたのは、両国に文化交流がなかった1965〜98年に作られた作品。

映画評論家でもある寺脇研・同庁文化部長によれば「時代を映した作品」

 人気の一つは、通常の8分の1程度の1000ウオン(約100円)という破格に安い入場料。

この時代のアイドル映画のくどいほどメリハリの利いた筋立てや演出が、今の韓国映画と一脈通じることも要因だろう。。

「日本映画は洗練されて芸術的なイメージだったが、今回上映された作品には、生き生きとした生活がある。他の映画祭では見られない作品ばかりだし、日本がより親しみやすくなった」。

「桃尻娘」がお気に入りのイ・チュンジク韓国映画振興委員長の言葉。

 韓国は戦後、日本映画の上映を禁じてきたが、金大中前大統領時代の98年から段階的に門戸が開かれ03年に全面開放された。

、岩井俊二監督の「Love Letter」や清水崇監督の「呪怨(じゅおん)」など数本がヒットした。

韓国映画は「シュリ」が当たりテレビドラマ「冬のソナタ」に人気が出て、韓流ブームに火が付いた。

 そこでは、言葉は違えど似たように恋やケンカをし、泣いたり笑ったりのドタバタを繰り広げる人間臭い姿があった。

そして韓国人も室内では靴を脱ぐとか、食卓には必ずキムチがあるとかいった、画面の端に映る何気ない日常に発見があり、新鮮な驚きを覚えた。

南北分断など、政治的問題も娯楽作品をきっかけに理解した人が多かったのではなかろうか。

 数字を見れば、日本での韓国映画の占有率は1%にも満たない。

作品に声高な主張やテーマはなくとも高度経済成長期の工員のつつましい希望や悩み、バブル時代の若者の軽薄で能天気な生活心情。

行儀の良い姿ばかりではないが、等身大の日本人の喜怒哀楽を生き生きと伝えていた。

 文化交流と言えども、肩の凝らない娯楽作品にこそ、文化や生活習慣は色濃く映し出される。

それが異文化への興味の糸口となり、理解を深めるきっかけとなる。すべてのしがらみが氷解できずとも、親近感は相互理解と対等なつきあいへの第一歩。

政治でも経済でも、誤解や軋轢を和らげる一助になり、アジアが世界に飛躍するものになろう。

ロケットは合っても食べ物のない北

NBAサンズの初めての小さき巨人の日本人田臥が解雇された

チャンスはいま少しある、
ここは我慢だ。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索