・け・い・ざ・い・
2004年11月21日延岡よりの来訪者で夕方から日程が込んでくる。暫しの休息の前半日。
西郷隆盛展をみやざき歴史舘で28日までやってるのに来場できた。
写真一枚残していないと言われている西郷には幾話かの肖像画を巡る逸話もある。
馴染み深いのは肥後直熊の描く腕を組み跪いてる姿である。直熊は西郷家の隣家に住んでいたのでこの姿を目にしていたのであろう。没後50年を契機に描いている。
服部英龍の描くのは笠を左手で右手で愛犬を持った狩衣装での髭面の姿。実にほほえましい。
日当山温泉で西郷を見てる印象がよほど強力に残ってるのであろう。
いずれも鹿児島黎明舘が所有する
実はそれらは前段。もう一つ或る。西郷隆盛といえばナンといっても
キヨソネ筆の肖像画につきる。
上野の小山の西郷さん像ではなかろう。
キヨソネなるカタカナ文字。かれはイタリア生まれの銅版画家で明治8年来日。大蔵省紙幣寮で紙幣などの原版を作成した。
何故に其処におよんだのが
新札が登場し20日を過ぎるが、私が手に入れられたのは一万円札と千円札で、樋口一葉にまだお目にかかっていない。
シーガイヤ前の一葉うどんで冗談を言ってももらえないほど出回るのが遅い。経済は死弊してるのか。
日本で流通しているお札は100億枚で、その半分の50億枚が今回の新札発行枚数という。
もうしばらくすれば旧札のほうが珍しいという状態になるだろう。
ところでどうでしょう。旧、新の皆さんの印象。
私が新一万円札を目にしたとき、どこか小さいような印象を受けた。第一印象ほど強烈なものはない。
紙の大きさは同じ、福沢諭吉もほぼ同サイズで変わりないはすなのに。なぜだろう?この疑問にはすぐ答えが出る。
単に余白の部分が多いというだけでなく、装飾の縁が以前の一万円と違って直線で切られていることによる。
この効果でより紙の地から浮き出ることになる。また新札のほうがややインクが濃く、色彩が鮮やかであることもこれを助けている。
新札は明らかに絵として浮き上がっている。その時余白は絵画における額のように、絵を凝縮し、固定する。
一方旧札は装飾として機能し、支持体である紙と同じ領域に留まり、余白にまでその影響を及ぼしている。
この違いが発生するひとつの要因、そして最大の疑問点が、左右下方の角が完全に幾何学的な枠を示していることだ。
こうした幾何学的形態は千円札にも見られることから、お札の種類を識別する記号なのかもしれない。
新聞編集者は続ける
とはいえ造形的に見れば明らかに違和感をもたらしている。まるで造形的な独立性を推進する装置のようだ。
なんだかデリダの「パレルゴン」を思い起こしてしまう。
お札をつぶさに眺めてみれば、多くの発見がある。そのほとんどが偽造防止のための工夫なのだろうが、それを絵としてみたときにも、何が装飾的に見えて何が絵画的なのかという疑問を改めて突きつけられたように感じた。
キヨソネも西郷を描くに辺り、新札になるのを充分意識して描いたのであろう。
このときの造幣局は元薩摩藩士の政商の名をほしいままにした五代友厚のはずだ。
よって充分にその推察は成り立つ。
1887年{明治10年}西南戦争に破れ波乱万丈なる51歳の生涯をおえた西郷隆盛。巨星落つはこのときにのみある言葉
現に西郷星の錦絵さえある程である。
ロシア皇太子の来日の時には西郷が先導してる錦絵もある。
ニコライ皇帝の大津事件、あの襲撃事件に繋がる明治天皇の神戸港でのひたすらの陳謝でのわかるように大国ロシアにおびえた。
裁判の独立で有名になる司法界の事件にまで発展する。
ときの日本初代の大審院院長は三好退蔵は宮崎は高鍋町の人。
足尾鉱毒事件では、弁護士として農民たちの勝訴を勝ち取った
外交官の秋月左都夫とともに高鍋町出身の逸材。
ネットでしらべていたらこんなことに気付いた私の新しき認識であえる。
1897(明治30)年12月1日 は鉄工組合創立の日
「此夜鉄工組合発会式ヲ神田青年会館ニ開キ 三好退蔵、島田三郎、佐久間貞一君、鈴木純一郎君、片山潜君及ビブラザー〔高野岩三郎〕出演ス 来賓中ニハ志村工務局長、織田一君等アリ 市中音楽院ノ奏楽等アリテ非常ニ盛会ナリキ」
高野房太郎は労働運動の父たる人の弟で東京帝国大学法科大学教授にして弟戦後民主日本時期の、初代のNHK会長となる高野岩三郎の名がある。
ましてや三好退蔵の名さえもである。孤児の父たる石井十次も研究し直さねばならぬようだ
政治経済が動いている。
チリとドイツで相次いで会議が開かる。
チリのサンティアゴで20日から開かたアジア太平洋経済協力会議=
エイペック(APEC)の首脳会議に21ヶ国が参加
先進国で2010年、途上国で2020年とするAPECの貿易自由化目標に向けて、2国間や地域間で関税撤廃を約束する自由貿易協定(FTA)が「重要な役割を果たしうる」と明記。
FTA拡大で目標達成をめざす方針を鮮明にした。原油価格上昇の影響を調べることも盛り込んだ。
貿易と投資の自由化、人間の安全の確保、確実な経済成長、良好な統治(ガバナンス)などが柱。
ベルリンで開幕した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は急速なドル安の背景にある米国の巨額赤字などを議論した。
「資本取引の自由化、原油価格、テロ資金や課税逃れの問題はG20の枠組みがなければ今や議論できない」
とドイツのアイヒェル財務相は冒頭に演説し、原油価格の安定や金融犯罪防止で主要国と新興国の協調確立を呼びかけた。
今年度、実質2.9%成長に下方修正・民間15社予測
2004年度の経済成長率見通しの平均は物価変動の影響を除いた実質で2.9%。
政府見通しの3.5%を下回る伸びで、前回の見通し集計(8月中旬)からは0.6ポイントの下方修正。
来年度は平均で実質1.6%成長。
米中景気の減速や情報技術(IT)関連部品の在庫調整などで成長ペースが鈍るとの声が主流だ。
来年度は、4機関が2%を上回る成長を予測した一方、3機関が1%を下回る低成長シナリオを描くなど、開きが目立つ
谷垣禎一財務相は17日、為替動向について、
「具体的水準をどうこうとは言わないが、注視しなければならない状況」
との認識を示した。
その上で「急な動きがあれば、断固たる措置とる」。
また記者団が、「今日の動きは急な動きか」と質問したのに対しては、「要注意」と応じた
日銀、量的緩和策の現状維持を決定
金融機関の手元資金量を示す日銀当座預金残高の誘導目標を現行の30兆―35兆円程度に据え置く。
7−9月期の実質国内総生産(GDP)は前期比0.1%増(年率換算0.3%増)にとどまり、設備投資が減少したのに加え輸出の伸びも鈍化。景気下支えのための量的緩和策を堅持することを決めた。
また、会合では原油高やIT関連産業の在庫調整などに加え、円高の進行も議論。
資金需要が急激に増大するなど、金融市場が不安定になるおそれがある場合には、誘導目標の上限にとらわれず潤沢な資金を供給することも確認した。
官房長官「1ドル=103円台、明らかにドル安」
細田博之官房長官は
「円高というより明らかにドル安だ」
「投機的な動きがあれば日本としても当然断固たる対応をしなければならない」と表明。
必要なら円売りドル買い介入を示唆。
週明けどうなるか。
○○の廃品利用の新会社。
多くの方をご紹介できた。
西郷隆盛展をみやざき歴史舘で28日までやってるのに来場できた。
写真一枚残していないと言われている西郷には幾話かの肖像画を巡る逸話もある。
馴染み深いのは肥後直熊の描く腕を組み跪いてる姿である。直熊は西郷家の隣家に住んでいたのでこの姿を目にしていたのであろう。没後50年を契機に描いている。
服部英龍の描くのは笠を左手で右手で愛犬を持った狩衣装での髭面の姿。実にほほえましい。
日当山温泉で西郷を見てる印象がよほど強力に残ってるのであろう。
いずれも鹿児島黎明舘が所有する
実はそれらは前段。もう一つ或る。西郷隆盛といえばナンといっても
キヨソネ筆の肖像画につきる。
上野の小山の西郷さん像ではなかろう。
キヨソネなるカタカナ文字。かれはイタリア生まれの銅版画家で明治8年来日。大蔵省紙幣寮で紙幣などの原版を作成した。
何故に其処におよんだのが
新札が登場し20日を過ぎるが、私が手に入れられたのは一万円札と千円札で、樋口一葉にまだお目にかかっていない。
シーガイヤ前の一葉うどんで冗談を言ってももらえないほど出回るのが遅い。経済は死弊してるのか。
日本で流通しているお札は100億枚で、その半分の50億枚が今回の新札発行枚数という。
もうしばらくすれば旧札のほうが珍しいという状態になるだろう。
ところでどうでしょう。旧、新の皆さんの印象。
私が新一万円札を目にしたとき、どこか小さいような印象を受けた。第一印象ほど強烈なものはない。
紙の大きさは同じ、福沢諭吉もほぼ同サイズで変わりないはすなのに。なぜだろう?この疑問にはすぐ答えが出る。
単に余白の部分が多いというだけでなく、装飾の縁が以前の一万円と違って直線で切られていることによる。
この効果でより紙の地から浮き出ることになる。また新札のほうがややインクが濃く、色彩が鮮やかであることもこれを助けている。
新札は明らかに絵として浮き上がっている。その時余白は絵画における額のように、絵を凝縮し、固定する。
一方旧札は装飾として機能し、支持体である紙と同じ領域に留まり、余白にまでその影響を及ぼしている。
この違いが発生するひとつの要因、そして最大の疑問点が、左右下方の角が完全に幾何学的な枠を示していることだ。
こうした幾何学的形態は千円札にも見られることから、お札の種類を識別する記号なのかもしれない。
新聞編集者は続ける
とはいえ造形的に見れば明らかに違和感をもたらしている。まるで造形的な独立性を推進する装置のようだ。
なんだかデリダの「パレルゴン」を思い起こしてしまう。
お札をつぶさに眺めてみれば、多くの発見がある。そのほとんどが偽造防止のための工夫なのだろうが、それを絵としてみたときにも、何が装飾的に見えて何が絵画的なのかという疑問を改めて突きつけられたように感じた。
キヨソネも西郷を描くに辺り、新札になるのを充分意識して描いたのであろう。
このときの造幣局は元薩摩藩士の政商の名をほしいままにした五代友厚のはずだ。
よって充分にその推察は成り立つ。
1887年{明治10年}西南戦争に破れ波乱万丈なる51歳の生涯をおえた西郷隆盛。巨星落つはこのときにのみある言葉
現に西郷星の錦絵さえある程である。
ロシア皇太子の来日の時には西郷が先導してる錦絵もある。
ニコライ皇帝の大津事件、あの襲撃事件に繋がる明治天皇の神戸港でのひたすらの陳謝でのわかるように大国ロシアにおびえた。
裁判の独立で有名になる司法界の事件にまで発展する。
ときの日本初代の大審院院長は三好退蔵は宮崎は高鍋町の人。
足尾鉱毒事件では、弁護士として農民たちの勝訴を勝ち取った
外交官の秋月左都夫とともに高鍋町出身の逸材。
ネットでしらべていたらこんなことに気付いた私の新しき認識であえる。
1897(明治30)年12月1日 は鉄工組合創立の日
「此夜鉄工組合発会式ヲ神田青年会館ニ開キ 三好退蔵、島田三郎、佐久間貞一君、鈴木純一郎君、片山潜君及ビブラザー〔高野岩三郎〕出演ス 来賓中ニハ志村工務局長、織田一君等アリ 市中音楽院ノ奏楽等アリテ非常ニ盛会ナリキ」
高野房太郎は労働運動の父たる人の弟で東京帝国大学法科大学教授にして弟戦後民主日本時期の、初代のNHK会長となる高野岩三郎の名がある。
ましてや三好退蔵の名さえもである。孤児の父たる石井十次も研究し直さねばならぬようだ
政治経済が動いている。
チリとドイツで相次いで会議が開かる。
チリのサンティアゴで20日から開かたアジア太平洋経済協力会議=
エイペック(APEC)の首脳会議に21ヶ国が参加
先進国で2010年、途上国で2020年とするAPECの貿易自由化目標に向けて、2国間や地域間で関税撤廃を約束する自由貿易協定(FTA)が「重要な役割を果たしうる」と明記。
FTA拡大で目標達成をめざす方針を鮮明にした。原油価格上昇の影響を調べることも盛り込んだ。
貿易と投資の自由化、人間の安全の確保、確実な経済成長、良好な統治(ガバナンス)などが柱。
ベルリンで開幕した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は急速なドル安の背景にある米国の巨額赤字などを議論した。
「資本取引の自由化、原油価格、テロ資金や課税逃れの問題はG20の枠組みがなければ今や議論できない」
とドイツのアイヒェル財務相は冒頭に演説し、原油価格の安定や金融犯罪防止で主要国と新興国の協調確立を呼びかけた。
今年度、実質2.9%成長に下方修正・民間15社予測
2004年度の経済成長率見通しの平均は物価変動の影響を除いた実質で2.9%。
政府見通しの3.5%を下回る伸びで、前回の見通し集計(8月中旬)からは0.6ポイントの下方修正。
来年度は平均で実質1.6%成長。
米中景気の減速や情報技術(IT)関連部品の在庫調整などで成長ペースが鈍るとの声が主流だ。
来年度は、4機関が2%を上回る成長を予測した一方、3機関が1%を下回る低成長シナリオを描くなど、開きが目立つ
谷垣禎一財務相は17日、為替動向について、
「具体的水準をどうこうとは言わないが、注視しなければならない状況」
との認識を示した。
その上で「急な動きがあれば、断固たる措置とる」。
また記者団が、「今日の動きは急な動きか」と質問したのに対しては、「要注意」と応じた
日銀、量的緩和策の現状維持を決定
金融機関の手元資金量を示す日銀当座預金残高の誘導目標を現行の30兆―35兆円程度に据え置く。
7−9月期の実質国内総生産(GDP)は前期比0.1%増(年率換算0.3%増)にとどまり、設備投資が減少したのに加え輸出の伸びも鈍化。景気下支えのための量的緩和策を堅持することを決めた。
また、会合では原油高やIT関連産業の在庫調整などに加え、円高の進行も議論。
資金需要が急激に増大するなど、金融市場が不安定になるおそれがある場合には、誘導目標の上限にとらわれず潤沢な資金を供給することも確認した。
官房長官「1ドル=103円台、明らかにドル安」
細田博之官房長官は
「円高というより明らかにドル安だ」
「投機的な動きがあれば日本としても当然断固たる対応をしなければならない」と表明。
必要なら円売りドル買い介入を示唆。
週明けどうなるか。
○○の廃品利用の新会社。
多くの方をご紹介できた。
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