サイエンス

2004年11月15日
車のドアで挟んだつめは完全に新しく生えかえった。50の大代を越えていても復活は可能のようである。

それらのツメであるがこれらが無いことを想像しても見てもらえまいか。実に困る。
ツメを煎じて飲ませろ!の格言ができる由来やも知れぬ。

そのツメにイオン化したゲルマニューム、チタン、白金を順序正しく注入してやるとツメが自然に輝く。

自然マニュキャをしたも同然の状態となる。
さらに保湿性も持ってくる。健康な人では1週間以上もその状態が続き、不健康なヒトとの差が出る。

イオン化で生活改善の組織がある。生活の総てをナノテクで変えていくのである。
実はココに書くと大変なことさえたくさん起きている。

この一週間の間にサイエンスに関する新聞記事が出廻っている。

 磁石に吸い寄せられる液体「磁性イオン液体」を発見したと、東京大学大学院理学系研究科の浜口宏夫教授(物理化学)と博士課程2年の林賢さんが9日、発表した。

この液体に鉄を引き寄せる力はないが、研究が進めば「液体磁石」ができる可能性もあるという。

 塩化鉄のイオンなどで作った「イオン液体」という物質の一つで、磁性の強さは、固体の鉄化合物と同程度。零下10度から300度程度まで安定して液体として存在する。

 粉末磁石を油に溶かした「磁性流体」も磁性を持つ液体だが、固体と液体に分離してしまうなどの課題があった。磁性イオン液体は液体そのものが磁性を持つ。

揮発せず、凍りにくいのも特長。磁性流体の利用が研究されている人工臓器や造影剤などの用途には、比較的早く使えそうだ。

 ただ、自ら磁石として働く液体を作るには、イオンの向きをそろえるなど、更に研究が必要だという。

「陽イオンと陰イオンのみからできている物質は、食塩のように室温では固体なのが普通。イオン液体がなぜ室温で液体なのかは謎だ。その構造が解明できれば、液体磁石の実現につながるはずだ」と浜口教授。

ニュートリノの質量を高精度で確認 東北大など

 原子力発電所の原子炉から飛び出てくる素粒子ニュートリノの観測で、ニュートリノに質量があることを示す現象を「99・998%」の信頼度で確認し、世界で最も高精度のニュートリノ質量測定をしたと、鈴木厚人・東北大教授らの国際グループが9日、発表した。

 ニュートリノは質量の違う3種類に分けることができ、鈴木さんたちは2番目のニュートリノの質量を10%以内の精度で測ることに成功。

これまでスーパーカミオカンデの研究で突き止められた最も重いニュートリノの質量の、6分の1であることも導き出した。

 鈴木さんたちは、ノーベル賞受賞の舞台となった岐阜県飛騨市の「カミオカンデ」跡にニュートリノ観測装置カムランドを作り、02年から原発から飛来するニュートリノを観測している。

 カムランドから180キロ圏内の新潟県柏崎市や福井県敦賀市には原発が複数あり、主に国内53基を対象に今年1月まで観測した。

長い距離を飛ぶ間にニュートリノの種類が変化する「振動現象」のために、電子ニュートリノは予測値365個より約3割少ない240個しか見つからず、明らかに減少していることを確認した。

「質量の有無については文句のない精度。今後は検出の精度を高めて、ニュートリノの質量を正確に決めたい」と鈴木さん

新たなたんぱく質発見 がん細胞の増殖防ぐ物質を破壊

 がん細胞のように細胞が増え続けないよう、増殖を抑えている物質を壊すKPCというたんぱく質を九州大生体防御医学研究所の中山敬一教授(細胞生物学)らが発見した。

7日付の英科学誌ネイチャー・セルバイオロジー(電子版)に発表した。がん細胞のKPCの働きを抑える物質が見つかれば、新しい抗がん剤の開発も期待できそうだ。

 細胞が増殖し続けるがんでは、増殖を抑えるp27というたんぱく質の働きが鈍くなることから、がんの仕組みを解明するためにp27が注目されている。

p27は、skp2という酵素によって分解されることは知られていたが、中山さんらはskp2がなくてもp27が壊れることをマウスの実験で見つけた。新たな物質を探し、KPCであることを突き止めた。

 skp2は細胞が増殖の周期に入っている途中の段階で働くのに対し、KPCは細胞が休止から増殖に向かう早い段階で働くため、がん

治療を考える上では、より重要という。KPCを作らないよう操作した細胞では増殖が止まることも確かめた。

「KPCとp27の結合を止める薬でがんの進行を止めて、別の抗がん剤でがん細胞を殺す治療などができるようになる可能性がある」と中山さん

 
細胞の持つ「細菌分解機能」発見 

 病原体に細胞の中まで侵入されてしまうと、もう免疫システムでは防御できないが、細胞自身に病原体を捕獲・分解する仕組みがあることを、国立遺伝学研究所や大阪大のチームがヒトの細胞で突き止めた。

この「最後の砦」を感染症の予防・治療に利用する研究を進めるという。米科学誌「サイエンス」電子版に論文を6日発表した。

 同研究所の吉森保教授らは、栄養が不足したとき、細胞が自身の細胞質の一部を分解して栄養にあてる「自食作用(オートファジー)」に着目した。

 実験では、咽頭炎などを引き起こす細菌を、ヒトの上皮細胞などに感染させた。すると、感染から4時間後に、自食作用を担う「オートファゴソーム」という袋状の膜構造が細胞内に現れ、細胞内に侵入した細菌の8割を包み込み、分解した。

 袋状構造は、通常の自食作用のときの10倍ほどの大きさだった。
 一方、遺伝子操作でこの膜構造ができないようにした細胞では、細菌が増えて細胞外にまで広がった。

 吉森教授は「新たな感染防御システムが確認できた。臨床医学への応用が期待できる」と話す。

精子のもとの細胞を体外増殖 

 米ペンシルベニア大獣医学部の久保田浩司助手らのチームが、マウスの精子のもととなる細胞を培養して増殖させる方法を発見し、米科学アカデミー紀要(電子版)に発表。

男性の不妊症の治療や各種難病の再生医療、絶滅の恐れのある動物の種の保存に役立つ可能性があるという。

 男性不妊の中には、精子はできないが、もととなる精原幹細胞は存在している場合がある。しかしこの幹細胞は体外で培養できなかった。

精原幹細胞をマウスから取り出し、神経栄養因子の一種「GDNF」に2種類の物質を加えて培養すると、安定して増やせると分かったという。

 これを不妊のオスの精巣に移植してメスと交配させたところ、赤ちゃんマウスが生まれた。幹細胞を提供したマウスの遺伝子を受け継いでいることも確認された。

 「人間を含むほかの動物の精原幹細胞も、同様の培養方法で増殖させられる可能性があり、不妊治療や種の保存に役立てられる。一方、ほかのタイプの幹細胞づくりの研究にも役立つ」と 久保田助手。

ビタミン由来成分「鍵」 炎症性腸疾患のT細胞侵入解明

 病原体や毒素に感染した細胞を攻撃する血管内のT細胞が炎症性の腸疾患を引き起こすことに関し、T細胞が腸組織に入り込むメカニズムを三菱化学生命科学研究所の岩田誠主任研究員らが突き止めた。

腸組織に入るT細胞の数を抑えることができれば、T細胞が原因とされ
るクローン病などの炎症性腸疾患(国内患者数は10万人程度)がなおせる。

科学は仕事。何を商品とし、扱おうか悩んでいる。

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