宗教心

2005年4月4日
権力のあまねくところ人々は蠢き合い歴史が作られる。
過ぎ去った過去はノスタルジーに過ぎない。

追い求める者は文学者や哲学者、象牙の塔の研究者の課題とすればいい。
持続可能な社会の基本はエネルギー問題に尽きる。

歴史を見るにつれコペルニクス的大転換を図るしか方法はない。
そのキーワードはエネルギーでいい。

本質を解決するには現実問題として権力者にあまねくしかない。
権力には政治力を始めいろいろあるが宗教が歴史を決めてきた経過がある。

大ヨーロッパ、大欧州がアメリカと拮抗する力となっている。
指導権をめぐりフランス、乗り遅れた大英帝国と優劣がつき始めている。

63億の民のうちカトリック信者は10億人を超える。アメリカ、イギリス 、フランス、ソ連を含め国連常任理事国のほとんど国々の宗教であるゆえその影響力は計り知れず、、世界語たる言語の英語の存在に似ている。

その頂点はイタリア人占めてきたことにこの国の成り立ち起源までさかのぼることができよう。もうひとつの権力国であるイタリア。全ての道はローマに続く。の支配者の遺産であろうか。

 ところで巨星落つ!の訃報。84歳で死去したローマ法王ヨハネ・パウロ2世.

「第264代に当たる現ヨハネ・パウロ2世はポーランド出身で、1522年選出のオランダ出身のアドリアーノ6世以来
456年ぶりにイタリア人以外から選ばれた」ローマ法王。

ヒロシマ・ナガサキの人類の地獄の兵器を現地で見聞きし、「核」の絶対反対の立場を貫いた平和の使途であった。

「宗教と政治」とのテーマに取り組み、自ら政治問題に関与した「闘う法王」。そして少年を育てるやさしさ。

織田信長時代の訪欧使節の責任者は若干15歳の少年であった。
その伊東マンショの遺徳により、ローマ正史記載の表現を借りれば西都の「トノクリ」の少年たちも法王に会った。都於郡のわたしの同級生の息子も含まれている。

なぜこうも業績を残せたのか新聞から拾ってみると成長過程の環境にあった。辛酸をなめた故国ポーランドの歴史の裏返しである。

1920年のポーランド南部に生まれ、幼い時に母親が死去した。その後、妹や兄、父を次々に失った。
世界大恐慌、ナチスの台頭、ドイツ軍侵攻、独ソ戦開始も含めて、ポーランドが歴史の荒波にもまれた時代の全てを経験した。

人間の尊厳と生命の大切さを訴え続けた背景に、こうした悲しみの時代への心の痛みがあることは想像に難くない。

法王として初めてユダヤ教のシナゴーグ(礼拝所)やアウシュビッツ強制収容所の跡地を訪問した。
第二次大戦時のユダヤ人大虐殺(ホロコースト)に対し、カトリック教会は見て見ぬふりをしたのではないかという反省と謝罪の気持ちを表した。カトリック教会の歴史的な問題点を率直に問い直し、ユダヤ人や南米先住民への迫害を謝罪する一方で、異宗教間の交流や東西キリスト教の和解を訴えた。

 戦争の恐ろしさと悲惨さを知り尽くしていた法王は、91年の湾岸戦争や03年のイラク戦争を批判した。また、人間の尊厳を軽視する政治体制への批判を繰り返し、寛容の精神に基づく社会改革や変革を求めた稀有の人。

 ポーランドの自主管理労組運動の精神的支柱として、同国の社会主義政権が崩れるきっかけを作った
これが「ベルリンの壁」の崩壊につながり、ソ連・東欧社会主義体制の大崩壊へと発展。
こうした世界政治の激動は、法王の存在抜きでは決して語れないものである。

 その一方で、「資本主義は勝利者となり得るか」と現代経済の在り方に疑問を呈し、
グローバリゼーションについては「途上国の貧困を招いた」と批判。

 政治問題では革新的な立場を取り、従来の教会の枠にとらわれない、カトリック的世界観の変革と拡大を打ち出し、人間の生命に関する倫理問題では保守的路線を貫き、妊娠中絶や安楽死に反対し、エイズ予防のコンドームの使用にも反対した。

法王の生きた時代は激しい殺りくと戦争が繰り返された。人間の価値がおろそかにされ、暴力がまかり通った。荒れ狂う時代の流れに、声高ではなく、静かに、穏やかに異議を唱え、命の大切さを訴えた法王は、カトリックのみならず平和を求める人々の間で大きな存在感を持っていた。

ザビエルの鹿児島上陸が1549年。
今年のセンバツの球史に奇妙なことが起こった。

優勝戦は愛工大名電たい創部3年目の鹿児島神村学園。
日本一元気な名古屋その元気のもとは三つ
世界に通用する利益が一兆円の唯一の巨大企業、トヨタ自動車の隆盛が第一。
環境博の「愛・地球博」。
それに合わせた中部国際空港。
国際線と国内空港を有機的につなぐ日本初のハブ(拠点)空港。

三拍子そろえば活気づくのも当然でイチロー、ジャイアンツの工藤の母校の愛工大名電の4年連続8回目の出場で獲得した初の栄冠。春の女神の粋な采配のこと。江戸前の如し!

昨春の創部三年目での愛媛の済美の再現を逃したザビエルの国の涙はヨハネ・パウロ2世にささげる涙やったやも知れぬ鹿児島。

日曜日は飛び込み営業。大家さん、青島で次の営業ができよう。
今日の甲子園はラジオで聞いた。雀荘の昨日戴いた仕事は管理人との会話の違いでできなくなった。失言放言は怖い。

三○の課長さんから熊本の件でご注意を受ける。ひたすら低頭。

夜久しぶりのメンバーとの議論。小林からお越しの方の仕事の行くへはわからない。

情報戦に負けては太陽光発電の仕事にはありつけない。○○ハウスに出向くが不在。

昨日の宮崎神宮境内のサクラの花を背景にした五穀豊穣の願いを込めた流鏑馬の行事を見逃し、今日の新聞で知った。

鎌倉以来の狩装束と神事の祈りは日本の宗教。
何もナショナルセンターたる組織を持たなくてもこの民族には宗教心はみな矜持している。

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