太陽光発電所

2006年1月2日
Uターンラッシュのため4日東京での会議に出るには今日出発する方と打ち合わせ。
太陽光発電所も日本で最初となるといろいろと事前打ち合わせが発生する。
それにしては我がスタッフ陣には緊張感が欠けている。
昨日から現地に行く予定がヅメンがなくいけない。今日も連絡するもすすまぬ。
CO2や地球環境に対する認識不足である。
先日のニュースが面白い。私共が行ってる言葉がそのまま使われているのである。
ようやく汚い電気ときれいな電気が認知されてきたことになる。

“汚い”電気買いません、排出CO2に上限…環境省

 環境省は来年度、東京・霞が関の庁舎で使う電力を購入する際、発電時に出る二酸化炭素(CO2)の量に上限を設け、その基準を超えた電力業者を入札に参加させないことを決めた。

 電力生産の段階でCO2排出抑制を狙う。今後、他省庁や自治体などにも導入を呼びかけていく方針だ。
 環境省は、庁舎で使う電気の事業者を年度ごとに入札で決めている。
 発電に伴うCO2排出は水力や原子力ではほとんどないのに対し、火力発電所では同じ電力量を作る際に多くのCO2が排出される。
火力でも、天然ガスや石油に比べ石炭を燃やすとCO2は多く出るが、石炭は安いため、昨年度の使用量は1990年度比で約2・8倍に増えており、電力量当たりのCO2排出量は全体で増えているのが現状だ。

 電力販売については、東京電力など既存の電力10社以外の特定規模電気事業者が、一定基準以上の電気を使う消費者に販売できる電力自由化が進んでいる (読売新聞) - 12月25日

さ〜て師匠のメールを見るとあちこちにこのことが触れてある。
平成17年度「太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」の公募に係る 共同研究先の決定について
平成17年7月14日
 独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)は、> このたび平成17年度「太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」の公募に係> る共同研究先を採択決定しました。
  平成17年3月28日〜5月16日の公募期間に提出された応募案件から、新規共 同研究先 388箇所、17,104kWを決定しました。(>
> http://www.nedo.go.jp/informations/koubo/171125_3/171125_3.html

平成17年度「太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」の2次1期公募に係る 共同研究先の決定について
平成17年11月25日
 独立行政法人 ・・ このたび平成17年度「太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」の2次1期公> 募に係る共同研究先を 採択決定しました。
>  平成17年8月23日〜9月30日の公募期間に提出された応募案件から、新規共同研究先 165箇所、6,304kWを決定しました。
双方合わせて、申し訳ないが、たったの 2万3494Kw だ。

NEF事業を見てみる。16年度申し込み総計 61,467件とある。
  これが 平均3Kwとしても18万4221Kwだ。
この予算が56億円だった。 8倍ほどだね。
この前の年が5400件ほどだ。17年度予算は26億円 だ。
このトレンドなら多くても8万件ほどか・・・。

24万Kwほどの設置量になるだろう。
NEDO事業のほぼ10倍だ。予 算が足りなくて漏れた人に応募申込の補欠繰上げを出している。
https://www.solar.nef.or.jp/system/hoketsu/FMPro?-db=solar_hoketsu_wdb.fp5&-format=shh_auth.html&-lay=all&-findAny

国は98億円もの資金をつかって2万3494Kwの設備を導
入させ、片や26億円で24万Kwの設備が設置される。

ならば、この98億円を一般家庭向けに使ったら?

240万Kwの設備が出来たという計算も成り立つ。
設備容量としては原 発2基分以上だ。
但し、設備稼働率からするとこの5分の1ほどだけどね。

さて、九州電力が宮崎県木城町に作った揚水発電所(これは、綾の照葉樹 林に不細工な送電鉄塔を引かせてしまったとんでもない代物)これは太陽光発電と同じ様にピーク対応電源なんだけど、この予算がなんと2300億円。
これだけで太陽光発電で40万Kw分ほどだ。
一軒当たりKwあたり10万円出せば、一般市民は喜んで協力するだろう。
5倍だの200万Kwのピーク対応の発電所が出来る。
国にしても電力企業にしてもとんでもなくお馬鹿な金の使い方をしているように思えるけど、如何でしょう?

さて、さらに面白い話を付け加えておこう。
NEDO事業に関するものだ。
貴方が儲かっている企業の社長さんだとして考えてほしい。

貴方は年間3500万円ほどの税金を納めねばならない。
さて、この国に税金を納めてもとんでもないことに使われると言う気もしている。
そうは言っても脱税は出来ない。ばれたら大変。信用も失うし・・・。
そこに実に美味しい話があるという。
何々、環境に貢献してさらに節税ま出来ると言う。

100Kwの太陽光発電を設置すると7000万円ほどだという。うん、NEDOと言う所に申し込むと半分出すと言う。ならば3500万か・・・。
これで年間100000Kwhの電気が作れる。
それがですよ。2年で元が取れるんですよ。ええ、どういう事だ?
はあ、3500万のうちの95%は今年限りの時限措置で特別減価償却とかでその分だけ税金納めなくてもいいんですよ。それじゃ何かい?3325万円くれるってのと同じなのか?
そう言うことです。納める税金は175万で良いんですよ。そりゃ、何かい。もしわしが納める税金があと150万少ないと25万で済むのかい?そう言うことです。

やるやる、そりゃ、やるぞ! で、年間150万円分の電気が壊れるまで 自分のものになるのか?差し引きすれば来年は国に税金を出す必要は無いのか!こりゃ美味しいね〜。

ま、これがNEDOのフィールドテスト事業なんですな。
企業は儲かることしかしませんよ。だから、大規模なものは難しいのです。
でも、太陽光発電は面積で発電量って決まるんです。大規模な工場に一箇所に1000Kw付けても200軒の家に5Kw載っても同じだけの発電量なんですよ。

この国では所得格差がどんどん拡がります。地方は崩壊し、都市は栄えます。若者は希望を失っています。果たして彼らが老人たちを養うことは可能でしょうか・・・。
師匠の卓見を紹介しました。

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