開花宣言

2006年3月18日
さくらの開花宣言を宮崎気象台が発表した
3月4日のこのブログにかいた。
開花宣言の、気象庁と大手民間気象情報会社「ウェザーニューズ」の桜(ソメイヨシノ)の開花予想日が全国的に1週間前後違っており、気象庁の方が1週間ほど早かったが面目が立った。。
ちなみに宮崎は20日であったがそれより早かったわけである。
春はあけぼのようようと白くなりと書き始めた人もいたが
桜の花の下には死人が埋まっているとの詩人もいた、
春宵一刻 価千金と書いた人もいる。
庶民の夢を舞台に取り入れ華美にさらに華を添える。
歌舞伎、「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」の名場面。
京都は南禅寺山門の楼上に、悠然と姿を現わした大盗賊の石川五右衛門は、長いキセルを片手に、
「春宵一刻値千金、あ、絶景かな、絶景かなぁ?」とあたりを見まわす。
安土桃山時代に実在したこの盗賊、1594年に、仲間の盗賊たちと一緒に、釜ゆでの刑になる。
辞世の句は
 石川や浜の真砂は尽きるとも 世に盗人の種は尽きまじ
それから400年も経った今でも、国民の血税を盗み続けてる国家システム、投資家の資金を盗み続けてる資本、信者の財産・・新興宗教の教祖と、世の中は盗人ばっかり、パソコン投資で泣いてる人のお話をロイヤルホストで聞いた。
M資金のお話も何であったのか。夢の如し。
3月10日に総量緩和の経済政策でインフレ・ターゲットさえきめ、300兆円ものお金の所得移転のゼロ金利の反省は微塵も見られない。
石川五右衛門の予想は、少なくとも、気象庁の予想よりは当たってる
ところでこのセリフの春宵一刻値千金は蘇軾(そしょく)の漢詩の代表作、「春夜」から拝借したもの
金銀財宝だけじゃなくて、セリフまで盗んでいる天下の大泥棒。
蘇軾は、蘇東坡の方が名高い。
蘇東坡(1036〜1101)は上級官吏で失脚し失意のうちにこの世を去る。、中国北宋の詩文の大家、書道家でもあり、中国歴史上、有数の天才のひとりって言われてる。
朝鮮王朝の初期の名筆家、安平大君(アンピョンテグン) の書に、「詞翰蘇黄後」がある。
「蘇」が蘇東坡のことで、「黄」は同じ時代の蘇東坡と並ぶ大家、黄山谷(こうさんこく)のことで、
「文学と書画は、すべて蘇東坡と黄山谷から始まった」と書は伝える。
 「春夜」

 春 宵 一 刻 値 千 金
 花 有 清 香 月 有 陰
 歌 管 樓 台 聲 細 細
 鞦 韆 院 落 夜 沈 沈

 春宵一刻 価千金
 花に清香有り 月に陰有り
 歌管 楼台 声細細
 鞦韆 院落 夜沈沈

 春の夜はまさしく千金の価値がある。
 花はすがすがしい香りを放ち、月は朧にかすんでいる。
 歌や管絃で賑わっていた楼台も、今は静かなたたずまいを見せており、
 ブランコに乗る人もいない中庭に夜も更けてゆく。-
「ぶらんこ」??、
中国ではぶらんこは春の遊具。日本でも俳句の季語になっている
冬至から105日目、仲春の最後の日を「寒食節」って言って、
中国では、火を使わないで冷たいものだけを食べる「寒食祭」が行なわれる。
日本人にはナジミのないものだけど、中国では古く、この時に、ぶらんこに乗る競技が行われてた。
現在の「寒食祭」は、冷たいものを食べるだけで、ぶらんこに乗る競技はあんまり見られなくなったそうだ
、中国では、「ぶらんこと言えば春」、「春と言えばぶらんこ」とのイメージが定着した。
、「清明節」は春分から15日後、宮中の女官たちがぶらんこに乗って遊んだと言う記述が残ってる。
、春は花見、秋に月見をするように、古い中国の人たちは、ぶらんこに乗ることによって、春を感じてたのだ。
宮崎・日之影で人生形成をした名優志村喬はクロサワ映画にかかせない。
しがない公務員を描いた「生きる」のブランコには雪が降っていたんじゃァ〜なかったかな〜
♪いのち短し、恋せよ乙女♪♪
垂水公園には桜の下にブランコがある。
春らしき日に、童心にかえってぶらんこを漕いでみるがいい。
何か大切なことを思い出すかも知れない。
ふって沸いたようなお話にさえ心を動かさざる得ない心境では華はささないであろう。
太陽光発電事業に開花宣言をしてみたいものである。

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