10連敗の巨人軍も2連勝今日の勝ちはよかった。
脱力感で死んでた二日間であったが、気分はハイテンション。
橋本竜太郎の悪政治のことを書こうとしたから悪霊を呼び込んでしまった。
洋の東西を問わず、死者に鞭打つことはしないものとのモラルがあるようだ。
昨日他界した元総理がそうである。
1963年26歳で代議士になった橋本竜太郎ほど評価が分かれる人はいない。
怒る、怒鳴る、嫉むで友人の政治家は少なかった。
政策通といわれたが、それが災いしてこの大不況を招いた張本人。
不景気時期に9兆円も予算を減らせばなお不景気になろう。
行政改革にの大命題のとりこになっていたからである。
沖縄大田革新知事にして
「沖縄のことを心より心配してくれた。留学生支援制度も作ってくれた。」と評価する。
行政改革と沖縄には心血を注いだようだ。
その行政改革は小泉に引き継がれた。
政治は経済の裏返しに過ぎないとはいいすぎであろうか。
ここまで経済アニマル化した世の中ゆえ許されよう。
金は天下の回り物。
不況の引き金は97年秋の金融不安とアジア経済危機にあったとみるべきであろう。
1997年11月。三洋証券、北海道拓殖銀行、山一証券…と、大手証券や銀行が立て続けに破綻した、
あの悪夢のような季節の一コマだ。「
2400億のリゾート法第一号施設宮崎のシーガイヤも破綻して220億で売却された
日本人は、この時のショックからいまだ立ち直れないでいる。
拓殖銀行の株券は束になって所持している。
その後に「お金儲けは何が悪いんですか。」
恥ずかしげもなく最高学府東大を出たものがほえる。
日本人の「価値観がバブルに醸成されたものとなっている。。
消費税増税と2兆円の特別減税の廃止がほぼ同時に決められた展開や、前後して行われた医療費の値上げは、国民一人ひとりの消費マインドを著しく冷やしていた。
折しも自民党内での基盤が弱く、政策運営でリーダーシップをとるしかない橋本内閣は政権の目玉である財政構造改革を急いでいたが、ロッキード事件で有罪判決を受けた佐藤孝行を閣僚に起用したことに対する世論の反発が、決定的なダメージになっていく
九八年参院選での「自民大敗」は消費税を5パーセントにしたからであろう
引責辞任。剣道や登山で鍛えた見極め。
ハシリュに間してマスコミで触れてない大事なものがある。
戦後経済問題で二つの大事があった。
1970年スミソニアンの国際通貨の自由化と
橋本時代の1988年6月にスイスのバーゼルで開かれたバーゼル銀行監督委員会の決定が戦後二つの経済問題ではなかったのか。
土地本位で貸し付けていた銀行は自己資本率との関係でしかお金を融資しない。
銀行貸し渋りの今日のBIS規制の発端となっている。
その決定は「銀行の自己資本比率の国際統一基準」として「破綻する金融機関が増える中、国際業務に従事する金融機関には、それなりの自己資本を確保するべきだ」という議論のもと、国際業務を手掛ける金融機関は自己資本比率8%を達成しなければ成らないとの国際標準が決められた。規制の対象はG10に含まれる金融機関である。
 アメリカ当局者自らも認めているように「日本の金融機関の弱体化」を目的にアメリカが中心となって標準化されたものである。
事実、8%の呪縛が貸し渋りの元凶となり日本の金融機関は壊滅的な状況に陥り、遂には経済システム自体の崩壊に繋がることになる。
テファニービルさえ買収してきたジャパン・マネーに対する逆襲である。
BIS規制の8%という数値の正当性については議論が分かれるが、交渉過程で日本は、保有株式の含み益の45%を自己資本に組み入れることで妥協点を見い出し、合意に至った背景がある。最後までこだわり続けた日本の特殊性に対する過信が存在していたことも事実であり、戦略で負けたことも無視できない。
高度に複雑化・国際化した現代社会では、いわゆる日本的政策決定プロセスは無力であり、場合によっては危険でさえある実態が、よくわかった。
日本経済はなぜ、貸し渋りが横行してノンバンク全盛の現状のようなありさまに陥ってしまったのか。
バブル経済崩壊後の経済政策において、誰が、何を、どのように誤ったから、こうなったのか。
10数年も経済政策がもてなかった国も珍しい。
狂信的な小泉のアメリカ詣でもあんがいこのへんにあるのやもしれない。
バブルも、ポストバブルも、もっと総括される必要がある。
橋本竜太郎の果たした役割は大変大きい。

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コメント

うどん
うどん
2006年7月3日15:20

コメントとっても嬉しかったです。
幾つになった人であっても、死による別れの悲しみは大きかったです。一杯涙を流してくださいという一言、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。

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