別れ際

2006年8月25日コメント (3)
「生老病死」が唯一の修行到達の道。
死は逃れられない真実。
般若心経を唱ええれば即興の悟りが理解できる。
その悟りの境地を矜持して生きればナント見事な一生を送れるものか。
金や名誉や女が絡み煩悩はなかなか捨てきれない。
関谷敬二(78)がなくなったと聞けば同意語発音で心中穏やかでない。
最後の浅草芸人といっても良かろう
雷門から行った浅草寺。
その手前を西に行き、遊戯公園花やしきの反対側に木馬舘がある。関敬六劇団が興業をうっていた。
関 敬六は本名関谷敬二。1928年(昭3)3月25日、栃木県足利市出身。
陸軍に従軍した後、法政政経学部を卒業後の52年に「エノケン劇団」に入り、翌年から浅草のフランス座に所属
59年に渥美清、谷幹一と「スリーポケッツ」結成。一世を風靡した。
外国アニメの吹き替えで「ムッシュムラムラ」は子供たちの流行語になった。
75年に自ら劇団「関敬六劇団」を立ち上げ、浅草の舞台を中心に活動したコメディアン。
映画「男はつらいよ」シリーズでは寅さんの同業でスクリーンに幅を与えた。
親友だった渥美清の96年の他界にショックを受け、直後に脳梗塞で倒れ、入退院を繰り返した。
自分で“オレが死ぬ時は延命措置は取らないで。お医師様”って書いていた
読売紙が追悼文に花を添えた。
 神戸市のロケ現場で多くの見物人が「寅さーん」と手を振った。
渥美清は黙っていた。
泊まった宿の女将が差し出す色紙にもペンを持とうとしなかった
共演の関敬六が怒った。
「天皇陛下だって手ぐらい振るぞ」。
渥美は「もういいんだよ」、そう答えたと、小林信彦の「おかしな男渥美清」(新潮社)にある
周囲には伏せていたが、映画「男はつらいよ」のシリーズ最終作「寅次郎紅の花」の撮影が始まった1995年(平成7年)の秋、がんに侵された渥美の体は立っているのがやっとであったという
おのが命の消尽をじっと見つめる渥美の透明なまなざしと、
つれない対応をされたファンの身になり代わって憤る関さんの、舞台育ちの人らしいこまやかな気遣いと、一読、忘れがたい情景である
「渥美清が他人に素顔を見せないのは有名であったが、例外は関敬六である」と、小林さんは書いている。
若い日に浅草で芸を磨き合った。
田所康雄(渥美さんの本名)之霊。関敬六之霊。おそろいで位牌をあつらえたこともある
渥美が逝って今月で10年、関敬六の訃報を聞く。78歳。
「男はつらいよ」シリーズでは、旅の空の下で出会ってはまた別れていくテキ屋仲間を演じた。
遠い旅を終えて空の高みに友ふたり、積もる話もあるだろう。
7月31日に膵臓がんで亡くなった作家の吉村昭(79歳)の最期は、自らの尊厳を選んだ
24日、妻で作家の津村節子(78)が明らかにした
 津村さんによると、吉村は死の前日の30日夜、点滴の管を自ら抜き、ついで首の静脈に埋め込まれたカテーテルポ
ートも引き抜き、直後に看病していた長女に「死ぬよ」と告げたという
。遺言状にも「延命治療はしない」と明記していた
 家族は本人の意思を尊重して治療を継続せず、吉村はその数時間後に死去した。
この吉村昭の諸著作は感銘を受けたのでその死は人事ではない。
 ともにお通夜もないお別れ会のみ。
この二人の死には潔さと日本人の死生観がぎょうしくされている。
ご冥福を祈ります。

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コメント

うどん
うどん
2006年8月25日9:12

「プチッ!」やりましたよ〜。すごい、8位ですね。
自分のワンクリックがランクを上げるのに貢献になる…
自分の声が選手の背中を後押しするとおんなじなので、
サポーター魂です。ガンバレ!

せきやん
せきやん
2006年8月25日12:12

ウッハッハッハッ〜
実にうれしいです。5年かかりました。
けいかいなる日本一流暢なる教育者の先生。
その先生からのお言葉。
実は息子が山口で先生業をやってます。
娘はなれませんでした。
うどん先生ほどの朗らかで軽快にやってないように思います。
岩をも貫く一念の信念が教育にかける情熱としてうどん先生みたいにないのだと思います。
背中を見て育ちます。
うどん先生のおおっぴらな教育方針を支持します。
ガンバ!トリニータ!・・(ゴマスリ)

nophoto
揚水なら太陽光へ
2006年8月26日9:49

系統に繋がる事です、太陽光発電の価値は高まります。単独では高すぎます。でも、買い叩かれるんです。ご存知でしょ?それもこれも情報を公開しないで、都合よくコントロールしてるんだけどジャーナリズムがまっとに機能してないので国民が馬鹿を見るんです。

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