神座から見たこの国
2007年1月4日潮目、フシ目の見分けができれば人生どれだけ、豊かに暮らせるものか。
神の域たる自然界についてはとりわけそうである。
昔ほどの神々しさのないお正月。
神話の里宮崎の初詣は大忙し。
あちこちに由緒ある神社が鎮座される。
熊野のように霊験あらたかなる風景、風致は少なくひたすらに明るい。
日向灘を東に隣接する荒波の中の鵜戸神社だけか特異なのかもしれない。
古事記、日本書紀に登場する神々の類型はつぎのようになり、以降の累代のことは
戦前の義務教育では必修で誰でも知っていた。
お爺ちゃんおばあちゃんに聞いてみるが良い。
問題は初代天皇の神武以前のお話である。
江田神社に初詣。
ここから日本は始まった。
イザナミがミソギをした池はその背後地の日向灘側にある。
祝詞にある言葉の発祥の地
「日向の橘の小戸の阿波岐原」と由緒あるところ。
総てはこの地から始まったのである。
イザナギ
イザナミ
大国様 スサノウノミコト(出雲の神) オオクニヌシ
ツクヨミノミコト
アマテラスオオミカミ
アメノオシホミミノミコト(アマテラスノ長男)
ニギノミコト コノハナサクヤヒメ
(天孫降臨)(都万神社)
ホデリノミコト(海幸彦) ホスセリノミコト
__ヒコホホデリノミコト(山幸彦)
タマヨリヒメ (青島神社)
ウガヤフキアエズノミコト
トヨタマヒメ
(鵜戸神社)
ヒコイッセノミコト
____ イナヒノミコト
ミケヌノミコト
カムヤマトイワレヒコノミコト(初代神武天皇)
政治には今でも悩めるときに指南役がいるが、
神の啓示に従うのはどの国でも権威づけるのに使われた。
政治の場で平和国家からの脱却で日増しに軍事国家化がすすんでいる。
これに経済的仕打ちが伴ってるから危険である。
政治の課題は、行き過ぎの市場原理主義に否定されてしまった人間性が復活し資本やカネでの社会構成を是正することである。
さらに、軍事国家を指向する国民を「
憲法9条を基本したこれまでの国家形態の維持を指導し、平和な社会の回復である。
立花隆のブログからはひしひしとそのことが伝わってくる。
アメリカではブッシュのイラク政策の誤りを批判する声が、あっちでもこっちでも渦を巻いている、
がなぜ日本では、小泉イラク派兵を批判する声が何故に上がらないか
ブッシュのイラク政策が誤りなら、イラクに派兵を行った小泉前首相の政策も、むろん誤りである。
この問題を問われたときの小泉前首相の答え方はきまっている。
それが誤った情報だったとわかるのはずっと後になってからのことで、当時の日本の政府の決断は、その当時正しいと信じられていた情報に従ってなされた。
イラクのフセイン大統領は過去において大量破壊兵器を使用した実績があり、そのときも怪しまれて仕方がない状況証拠がたっぷりあった
、その疑惑を解く努力を十分にしなかった。だからあのような結果になっても仕方がない、というものだ。
この問題についての安倍政権の見解も、これと同じである。
大量破壊兵器を保持して、「そいつはお前を殺そうとしている」とのガセネタに従って殺意なき相手を殺してしまったとしても、
相手がかねて札つきの悪者の場合、それは正当防衛になるみたいなこじつけの論理である。
こういう言う論理が許されるなら、日本の満州事変も正当だったし、泥沼の日中戦争拡大も正当だったし、太平洋戦争開戦も正当だったということになる。
政治はすべて結果責任である。
結果において誤りであったものは、どうもっともらしい理屈をつけようと誤りなのである。
そして政治家は、結果的に誤っていた決断の責任を必ず取らなければならない。
政治家が次になすべきことは、なぜそのような誤りが生じたのか、
その原因を時間をさかのぼって追究し、そのよってきたるところを明らかにすることである。
そしてそれが明らかになったら、その責任を追及し、そのような誤りが2度と起こらないように対策を取ることである。
ブッシュ大統領も小泉前首相も、そこが完全に抜け落ちている。
2人とも、責任政治家として落第である。
日本は戦争が終わってから、あの戦争の原因追及を全く等閑視してしまったが故に、いまだに歴史認識の問題がさっぱり片付かない。
それと同じことが、日本でもアメリカでも、イラク戦争に関して起きている。
これでは、大量破壊兵器の核兵器を具体的に開発した「北」に対する誤りが生じてくる。。
ミサイル発射から核実験へ、次々に冒険主義的瀬戸際政策を取る北朝鮮はいったいどこまでいくのか。
「北」が切ることができるカードはまだ複数枚あるという。
まず、さらなる核実験。
次に「朝鮮戦争休戦協定」の破棄。
それに「国連脱退」だという。
だが、誰も北朝鮮に味方しようとする者は出てこないだろう。
そのようなことをつづけていると、中国ないし、アメリカが、北朝鮮をこれ以上放っておくわけにはいかない、と、過激な手段に訴えてでも北朝鮮のおさえこみにかかるのではないか。
たとえば、謀略的に北朝鮮の体制転覆をはかるクーデター、
あるいは暴力的に北の核ミサイル能力を破壊してしまう
巡航ミサイルあるいは戦闘爆撃機によるピンポイント先制攻撃といったことである。
どちらもその可能性は相当にある。。
今の北朝鮮と重なるかつての日本の姿
戦争瀬戸際政策に狂奔することで、世界の孤児になりつつある北朝鮮を見ていると、満州事変以後の日本の姿が二重写しになって見えてくる。
満州事変(1931)に次いで上海事変(1932)を起こし、戦争瀬戸際政策をつづける日本はみるみる世界の孤児となっていった。国際連盟が
リットン調査団(1932)を派遣して、ある程度の妥協策を提示した
、日本はそれを拒否して満州国を建国(1932)してしまう。
国際連盟がそれを非難すると、日本は国際連盟を脱退して満州を帝国にしてしまう(1933)。
国際連盟を脱退したあとの日本は、同じ世界のきらわれ者、ナチスドイツと組む(1936。日独防共協定)。
あとは盧溝橋事件(1937)を経て、戦争への道をまっしぐらである。
あのころの日本は、世界から爪はじきに会っていた。
日本が当時、国際社会から、そのような、どうしようもない無法者国家と見られていたなどということは、一般国民はみな知らなかった。
日本人のほとんどがどんどん圧迫を強めてくる米英中などの周辺国家のほうだと思っていたのである。
いまの北の人々がそうであるように、あの頃の日本人たちも、自国が世界の他の国からどのように見られているかという客観的認識がまるでなかった
北朝鮮の人々は、全くちがう目で自国を見ている。
、金正日は、核実験の成功によって、「朝鮮半島史上、最も偉大な英雄になった」という。
なぜなら、それによって北朝鮮は、米国本土を攻撃できるような軍備をはじめて持つことができたからだ。
そして、「次の戦争は、米国戦争、あるいは朝米戦争として後世に語り継がれることになるだろう」という。
次の戦争の主戦場は米国になり、「摩天楼がそびえる都市が一瞬にして地獄絵に変わる」、という。
また、北朝鮮は、日本、韓国、オーストラリアが核武装することに反対しないどころか、むしろ望んでいるという。
アメリカの同盟国が自ら核武装することになると、アメリカの核の傘の外に出ることになる。
それによってアメリカの同盟国が、脱アメリカ勢力になる。
それは北朝鮮にとって望ましいことだというのだ。
また、北朝鮮が核を持ったことで、米露を中心とする核不拡散体制は終わりを告げたともいう。
それによって、これから世界の構図が大きく変わってくるだろうという。
これまでは、アメリカと友好関係にある国だけが核クラブを作っていた。
しかしこれからは、反米国家で核を持つ国がふえるだろう、という。多分、イランのような国を念頭に置いているのだろう。
日本の政治家の中に、麻生外務大臣、中川政調会長など、日本も核武装是か非かの議論をすべしなどという人が登場しはじめた。
政治家が主導するゆえ若き人々は特にその意見が多いようだ。
日本に核武装の可能性が本当に出てきたら、その潜在的な国力の大きさ故に、日本は一瞬にして、
アメリカの「ナンバーワン・エニミー」に変わってしまうだろう。
そしてその場合、本気で日本を叩きつぶそうとするかもしれない。
安倍晋三・岡崎久彦「この国を守る決意」のくだり
岡崎 1993-95年の経済交渉では、本当に大変な目に遭いました。日本が潰れるかどうかという交渉でした。
交渉をしているときには、アメリカには『日本と同盟国』などという姿勢は一かけらもなかったのです。
日本はもう潰れてもいいというような姿勢でした。
日本人はすぐ忘れますけど、あの時期を覚えていたら覇権国アメリカと協調しないことの恐さはわかるはずです。
北朝鮮がいくら大言壮語しても、日本を潰すなどということはできない。
しかし、アメリカはできる。
、アメリカはそのような国々を暴力的に叩きつぶしてしまうはずである。
核戦争は地球を滅ぼす。
安倍首相は1日付の年頭所感で憲法改正の必要性を強調した。
安倍政権が目指す最大の課題は、9条改悪による自衛軍保持である。
軍事は常に最強を求める。その先には、核に守られた国家が見据えられてくる。
「プチッ!」
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神の域たる自然界についてはとりわけそうである。
昔ほどの神々しさのないお正月。
神話の里宮崎の初詣は大忙し。
あちこちに由緒ある神社が鎮座される。
熊野のように霊験あらたかなる風景、風致は少なくひたすらに明るい。
日向灘を東に隣接する荒波の中の鵜戸神社だけか特異なのかもしれない。
古事記、日本書紀に登場する神々の類型はつぎのようになり、以降の累代のことは
戦前の義務教育では必修で誰でも知っていた。
お爺ちゃんおばあちゃんに聞いてみるが良い。
問題は初代天皇の神武以前のお話である。
江田神社に初詣。
ここから日本は始まった。
イザナミがミソギをした池はその背後地の日向灘側にある。
祝詞にある言葉の発祥の地
「日向の橘の小戸の阿波岐原」と由緒あるところ。
総てはこの地から始まったのである。
イザナギ
イザナミ
大国様 スサノウノミコト(出雲の神) オオクニヌシ
ツクヨミノミコト
アマテラスオオミカミ
アメノオシホミミノミコト(アマテラスノ長男)
ニギノミコト コノハナサクヤヒメ
(天孫降臨)(都万神社)
ホデリノミコト(海幸彦) ホスセリノミコト
__ヒコホホデリノミコト(山幸彦)
タマヨリヒメ (青島神社)
ウガヤフキアエズノミコト
トヨタマヒメ
(鵜戸神社)
ヒコイッセノミコト
____ イナヒノミコト
ミケヌノミコト
カムヤマトイワレヒコノミコト(初代神武天皇)
政治には今でも悩めるときに指南役がいるが、
神の啓示に従うのはどの国でも権威づけるのに使われた。
政治の場で平和国家からの脱却で日増しに軍事国家化がすすんでいる。
これに経済的仕打ちが伴ってるから危険である。
政治の課題は、行き過ぎの市場原理主義に否定されてしまった人間性が復活し資本やカネでの社会構成を是正することである。
さらに、軍事国家を指向する国民を「
憲法9条を基本したこれまでの国家形態の維持を指導し、平和な社会の回復である。
立花隆のブログからはひしひしとそのことが伝わってくる。
アメリカではブッシュのイラク政策の誤りを批判する声が、あっちでもこっちでも渦を巻いている、
がなぜ日本では、小泉イラク派兵を批判する声が何故に上がらないか
ブッシュのイラク政策が誤りなら、イラクに派兵を行った小泉前首相の政策も、むろん誤りである。
この問題を問われたときの小泉前首相の答え方はきまっている。
それが誤った情報だったとわかるのはずっと後になってからのことで、当時の日本の政府の決断は、その当時正しいと信じられていた情報に従ってなされた。
イラクのフセイン大統領は過去において大量破壊兵器を使用した実績があり、そのときも怪しまれて仕方がない状況証拠がたっぷりあった
、その疑惑を解く努力を十分にしなかった。だからあのような結果になっても仕方がない、というものだ。
この問題についての安倍政権の見解も、これと同じである。
大量破壊兵器を保持して、「そいつはお前を殺そうとしている」とのガセネタに従って殺意なき相手を殺してしまったとしても、
相手がかねて札つきの悪者の場合、それは正当防衛になるみたいなこじつけの論理である。
こういう言う論理が許されるなら、日本の満州事変も正当だったし、泥沼の日中戦争拡大も正当だったし、太平洋戦争開戦も正当だったということになる。
政治はすべて結果責任である。
結果において誤りであったものは、どうもっともらしい理屈をつけようと誤りなのである。
そして政治家は、結果的に誤っていた決断の責任を必ず取らなければならない。
政治家が次になすべきことは、なぜそのような誤りが生じたのか、
その原因を時間をさかのぼって追究し、そのよってきたるところを明らかにすることである。
そしてそれが明らかになったら、その責任を追及し、そのような誤りが2度と起こらないように対策を取ることである。
ブッシュ大統領も小泉前首相も、そこが完全に抜け落ちている。
2人とも、責任政治家として落第である。
日本は戦争が終わってから、あの戦争の原因追及を全く等閑視してしまったが故に、いまだに歴史認識の問題がさっぱり片付かない。
それと同じことが、日本でもアメリカでも、イラク戦争に関して起きている。
これでは、大量破壊兵器の核兵器を具体的に開発した「北」に対する誤りが生じてくる。。
ミサイル発射から核実験へ、次々に冒険主義的瀬戸際政策を取る北朝鮮はいったいどこまでいくのか。
「北」が切ることができるカードはまだ複数枚あるという。
まず、さらなる核実験。
次に「朝鮮戦争休戦協定」の破棄。
それに「国連脱退」だという。
だが、誰も北朝鮮に味方しようとする者は出てこないだろう。
そのようなことをつづけていると、中国ないし、アメリカが、北朝鮮をこれ以上放っておくわけにはいかない、と、過激な手段に訴えてでも北朝鮮のおさえこみにかかるのではないか。
たとえば、謀略的に北朝鮮の体制転覆をはかるクーデター、
あるいは暴力的に北の核ミサイル能力を破壊してしまう
巡航ミサイルあるいは戦闘爆撃機によるピンポイント先制攻撃といったことである。
どちらもその可能性は相当にある。。
今の北朝鮮と重なるかつての日本の姿
戦争瀬戸際政策に狂奔することで、世界の孤児になりつつある北朝鮮を見ていると、満州事変以後の日本の姿が二重写しになって見えてくる。
満州事変(1931)に次いで上海事変(1932)を起こし、戦争瀬戸際政策をつづける日本はみるみる世界の孤児となっていった。国際連盟が
リットン調査団(1932)を派遣して、ある程度の妥協策を提示した
、日本はそれを拒否して満州国を建国(1932)してしまう。
国際連盟がそれを非難すると、日本は国際連盟を脱退して満州を帝国にしてしまう(1933)。
国際連盟を脱退したあとの日本は、同じ世界のきらわれ者、ナチスドイツと組む(1936。日独防共協定)。
あとは盧溝橋事件(1937)を経て、戦争への道をまっしぐらである。
あのころの日本は、世界から爪はじきに会っていた。
日本が当時、国際社会から、そのような、どうしようもない無法者国家と見られていたなどということは、一般国民はみな知らなかった。
日本人のほとんどがどんどん圧迫を強めてくる米英中などの周辺国家のほうだと思っていたのである。
いまの北の人々がそうであるように、あの頃の日本人たちも、自国が世界の他の国からどのように見られているかという客観的認識がまるでなかった
北朝鮮の人々は、全くちがう目で自国を見ている。
、金正日は、核実験の成功によって、「朝鮮半島史上、最も偉大な英雄になった」という。
なぜなら、それによって北朝鮮は、米国本土を攻撃できるような軍備をはじめて持つことができたからだ。
そして、「次の戦争は、米国戦争、あるいは朝米戦争として後世に語り継がれることになるだろう」という。
次の戦争の主戦場は米国になり、「摩天楼がそびえる都市が一瞬にして地獄絵に変わる」、という。
また、北朝鮮は、日本、韓国、オーストラリアが核武装することに反対しないどころか、むしろ望んでいるという。
アメリカの同盟国が自ら核武装することになると、アメリカの核の傘の外に出ることになる。
それによってアメリカの同盟国が、脱アメリカ勢力になる。
それは北朝鮮にとって望ましいことだというのだ。
また、北朝鮮が核を持ったことで、米露を中心とする核不拡散体制は終わりを告げたともいう。
それによって、これから世界の構図が大きく変わってくるだろうという。
これまでは、アメリカと友好関係にある国だけが核クラブを作っていた。
しかしこれからは、反米国家で核を持つ国がふえるだろう、という。多分、イランのような国を念頭に置いているのだろう。
日本の政治家の中に、麻生外務大臣、中川政調会長など、日本も核武装是か非かの議論をすべしなどという人が登場しはじめた。
政治家が主導するゆえ若き人々は特にその意見が多いようだ。
日本に核武装の可能性が本当に出てきたら、その潜在的な国力の大きさ故に、日本は一瞬にして、
アメリカの「ナンバーワン・エニミー」に変わってしまうだろう。
そしてその場合、本気で日本を叩きつぶそうとするかもしれない。
安倍晋三・岡崎久彦「この国を守る決意」のくだり
岡崎 1993-95年の経済交渉では、本当に大変な目に遭いました。日本が潰れるかどうかという交渉でした。
交渉をしているときには、アメリカには『日本と同盟国』などという姿勢は一かけらもなかったのです。
日本はもう潰れてもいいというような姿勢でした。
日本人はすぐ忘れますけど、あの時期を覚えていたら覇権国アメリカと協調しないことの恐さはわかるはずです。
北朝鮮がいくら大言壮語しても、日本を潰すなどということはできない。
しかし、アメリカはできる。
、アメリカはそのような国々を暴力的に叩きつぶしてしまうはずである。
核戦争は地球を滅ぼす。
安倍首相は1日付の年頭所感で憲法改正の必要性を強調した。
安倍政権が目指す最大の課題は、9条改悪による自衛軍保持である。
軍事は常に最強を求める。その先には、核に守られた国家が見据えられてくる。
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