城造り

2007年1月5日
何もNHK大河ドラマに肩入れ迎合するマスコミ礼讃のわけでもない
人は石垣人は城は言い尽くされたことで、まさに、人材がほしいのひと言に尽きる。
自転車で30KMも走りまわる。小雨さえ振り出した中をである。
シッカリとした城作りが年頭の決意。
2007年は熊本城築城400年に触発されたわけでもないがつくづくそう思う。
日本三名城の一つに数えられる熊本城は、天正16年(1588)、加藤清正によって築かれた。
築城は慶長6年(1601)に始まり、同12年(1607)に完成。
城郭は周囲9Km(築城当時)、広さ約98万平方メートル
天守3、櫓49、櫓門18、城門29を持つ豪壮雄大な構え。
なかでも「武者返し」と呼ばれる美しい曲線を描く石垣はつとに有名
この城は以後、加藤家2代(44年)、細川家11代(239年)の居城。
明治10年(1877)の西南の役に際しては、薩軍を相手に50日余も籠城し、難攻不落の城として真価を発揮した。
しかし薩軍総攻撃の2日前、原因不明の出火により天守閣など主要な建物を焼失。
現在の天守閣は昭和35年(1960)、熊本市によって再建されたもの。

西郷は終焉の地城山で「わしは官軍に負けたのではない清正公に負けたのだ」と独白したとまことしやかに今も伝えられている。

天守閣炎上 は謎の多いことである。、
西南戦争薩軍総攻撃の3日前、明治10年(1877年)2月19日午前11時頃、御天守御廊下付近から出火
天守閣と本丸御殿)一帯が全焼。
原因は台所からの「失火説」、薩軍の「放火説」、鎮台自ら火を付けたとする「自焼説」がある。

、時代遅れの天守閣を焼き、兵に城を覚悟させるため、司令長官の谷干城(たにたてき)が命じ、参謀の児玉源太郎が火を付けた、という説が現在では有力。

もとは茶臼山で肥後の要
菊池、大友、島津、龍造寺と変遷し、天正15年(1587年)豊臣秀吉の九州平定により、佐々成政を領主としたが、てんふうさせられた。

記録に残っている日本の城はなんと二万五千。
天守閣を備えた立派な城もあれば、柵で囲っただけの砦もある。
江戸時代の末期にはすでにその数は200を切り、その
内天守閣があった城は70程。

その中で、現在も残っているのはたったの12。
古くからの形をとどめているのはそれだけで、あとは復元、

加藤清正の父である清忠の家は美濃齋藤あのマムシに仕えてた。
清正は、永禄5年(1562)尾張国愛智郡中村(現在名古屋市)に生まれ、同郷で親戚ともいわれる豊臣秀吉に仕えた。
天正9年(1581)の鳥取城攻めその後各地の戦いに武功をあげた。とくに賤ヶ岳の戦いでは七本櫓の一人として武勇を馳せた。

細川家は足利氏の一門で近世細川家は三淵晴員の子藤孝が細川元常の養子になったことに始まる
藤孝は和歌や連歌など当時の第一の文化人。
細川家は足利氏から織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に従い基盤を固めた。2代忠興の時には関ヶ原の戦いで東軍(徳川方)に
付き勝利し、戦後は家康から豊前豊後の39.9万石を拝領した。
7日までは松の内
江戸の正月は、庶民にとっては退屈なものだったようだ。もっとも武家はいろいろな儀式があって、なかなかに忙しい。 

大名は行列を作って江戸城に向かった。
本丸奥には、5層5階、57・6メートルの大天守が天を突き、1657年の正月にも、てっぺんの金のしゃちほこは初日を浴びてまばゆく輝いていた
まもなく江戸の大半を焦土と化した「明暦の大火」によって焼失し、今は石垣を残すのみだ。

大火の直後から、幕閣の間で強まった再建を望む声に対して、民政に関係のない無用の長物だと、反対を貫いたのが4代将軍家綱の輔弼(ほひつ)役を務めていた会津藩主、保科正之。
金を惜しんだのではない。
被災民の救済と江戸再建のためには、16万両という途方もない金額の出費を決めている。

 凶作に備えて米を備蓄する「社倉」を設け、身分男女を問わず90歳以上の者に米を給付するなど、その福祉政策は現在でも通用する

。正之の生涯にくわしい作家、中村彰彦によれば、人口の変動がほとんどなかった江戸時代にあって、会津藩だけは増え続けたという。
、パリのベルサイユ宮殿、ロンドンのビッグベンに匹敵する東京の観光の目玉にしようと、天守閣再建をめざす動きが民間から出
てきた。
結構なことだ。その一方で、正之が決断した「再建先送り」が、現在まで引き継がれていることの意味も忘れたくない。
天守閣のそびえる、江戸城でなく皇居で良いのではないか。

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