風にチョッピリの寒さが感じられ膝の暖房的役割の小動物に嫌気がない。
盛夏の頃は可愛いさあっても憎さ百倍。

「あついので毛皮抜いたらどうだ!」
我関せず膝の人は
「ニャンとも言わない。」

ネコは自己認識がない。
だから「問う」ということはない。

漱石はあえて我が輩は猫であると猫の目で「問い」世相を人を解き明かした。
日清日露その後も続く富国強兵に警鐘を鳴らしたと紙背から先哲の教えを読み取る。

「自分は何か」「あれは何か」。
「問う」ということは自己をその実在から引き離したときに可能になる。
それは人間だけに与えられた特権。
勢い生活者は政治評論家をおびよう。
団塊の世代の経験からノコし得る遺言書である。

煽られてるとはいえ、黙していては政治としてその方向に世相は流れる。
とりつ返しのきかない危機の解決策たる速攻経済の爆発経済=戦争による解決を国家は求める

憲法改正の手続き法規は安倍内閣で成立している。
政治的綱引き関係で審議に入っていないだけ。

発禁本著者で虐殺された改革の旗手小林多喜二が日本に登場するとはとても信じられない。
灯火を気にし、人知れずマルクス関連著書として読んだ本が
青天白日の元のベストセラーが如実に生活世相を示している。

動物はただ実在を生きるだけである。
彼らは幸福でもなければ不幸でもない。
ただ物事をあるがままに受けるだけだ。

人間は自分を現実の外に置くすべを知っており、そこから現実について様々な問いを呈する。
そしてそのために、みずから苦しみ、時には自ら楽しむ。
苦しむことは人間の特権である。
だから、安らぎを得ることも特権でなければならない。

「三公社五現業」
国家に品位があった頃の誇れる社会システムで社会は安心して生産に邁進した。
時代が流れる
古い制度新しい制度、生活する中にしがらみが生じる。
貧富は格差となり、改革のまやかしの言葉は光る。

デマゴギーの特筆する二つの内閣が登場する。
中曾根内閣は新保守主義・新自由主義色が濃い政策実現の内閣であった。
専売公社、日本国有鉄道および電信電話公社の三公社を民営化させる他、
長年半官半民であった日本航空の完全民営化を推進させた。
・・・結果。
1986年(昭和61年)の衆参同日選挙=死んだふり解散では300議席をこえる圧勝、
その功により総裁任期が1年延長されたほど。

経済政策ではアメリカの貿易赤字解消のためプラザ合意による円高ドル安政策をとり
これが結果的に日本をバブル経済に突入させ今日の経済疲弊の原因を作った。

グロバリゼーションなる二番煎じにコットリ騙される学習効果なき世界。
小泉内閣は「官から民へ」「中央から地方へ」のデマゴギーでの国家財産の切り売り。                     (
「郵政民営化」とは「郵政米営化」
「民」は「民」でも、米国の「民」『主権在米経済』小林興起著)。

「年次改革要望書」は米日政府間で毎年交換されている正式な外交文書で
政権外の政治家はそのテキストの存在さえ知らなかった。

「主権在米経済」「郵政米営化」「貢ぎ続ける日本」「日本はカネだけがあるアメリカの保護領 属領 」
「植民地」と親米ゆえに現状を憂える保守政治家は自民党から追い出された。。
小泉改革で生活の裏常識にあった既得権益を壊された

小泉政治の常用した旧守派vs改革派として実態がナクとも「抵抗勢力」を無理して作り出しそれが総ての根幹をなした乱暴な時期。。
これを選挙に利用し劇場型選挙と前開全国に吹き荒れ小泉自民党は大勝した。
公募をふくめ83名の新人議員が誕生。
小泉チルドレンと83名の新人議員一括りで呼ぶ。

中曽根小泉は今でも国民に待望期待があるのだから政治はわからないものだ。後継者はこれをお手本にする。

ブログから
政界とマスコミ界のドンが夜の「裏選対会議」を都内の料亭で開いた。
森喜朗、青木幹雄、渡邊恒雄、氏家斉一郎(日本テレビ議長)の四人。

会合の目的は
「日テレ出身である石原伸晃が総裁選に出馬するにあた
っての協力要請を氏家が森や青木にした」番記者への表向き。
眼目は自民党政権を継続させることに尽きる。
そのために、好むと好まざるとにかかわらず
「麻生総理総裁」で解散・総選挙をやるしか手はない、と考えているはずだ。

森は二人連続で政権を投げ出した自派閥=清和会に謹慎を求め、麻生を推している。
青木は出馬報告にやってきた自派閥=平成研の石破茂に
「もう少し早く言ってくれれば、派を挙げて推せたのに」
と突き放している。
森と青木は早大雄弁会以来の親しい付き合いで、今回の総裁選では同一歩調をとる。

マスコミ界を牛耳る、渡邊と氏家は旧制東京高校以来の仲間で、東大、読売新聞と同じコースを歩んだ。
そのときは共産党学生細胞の指導的地位だから政治は解らない。
この二人が自民党政権の維持に躍起になるのは、長年かけて培ってきた
政界・マスコミ界の権力構造を壊したくないからだ。

渡邊は大野伴睦の番記者から中曽根康弘を引き上げ政界との深い結びつきで、新聞経営の命綱「再販制度」を維持してきた。
新聞社が需給によらず自ら販売価格を決めることのできるこの制度は
98年1月、公正取引委員会が「基本的に廃止」の方向
を決めたが、「当面見送り」になり、今に至っている
。廃止されれば確実に新聞の値段は下がり、新聞社の経
営は行き詰る。

テレビ局も放送への権力を握る総務省との良好な関係を維持するため、自民党内に築き上げた人脈を必要とする。

渡邊、氏家のように大マスコミのトップとして長期にわたって君臨し、政界さえ牛耳っている存在は、表ではきれいごとを言っている他の新聞、テレビの経営者にとっても、欠かせぬ“必要悪”になっている

夜の「裏選対会議」は、党内の情勢分析、麻生が負ける可能性の有無などについて、意見交換したのではないか。
もし、万が一、迫力不足の与謝野馨あたりが総裁になるようだと、自民の勝ち目は薄くなるだろう。
小池百合子も、意外に女性に不人気であるのが難点だ

「麻生59%-小沢28%」
「石原44%-小沢40%」
「小沢48%-小池36%」
「小沢47%-与謝野35%」
「小沢49%-石破32%」

テレビへの露出をねらって乱立気味に見える“総裁選前夜祭”が終わり、候補者は5人絞られて第二の大衆煽動の戦略が練られよう。

焦点がぼやけ、総裁選効果を期待する自民党の思惑は外れるからだ
何れ後日其処のところは触れる。

政治課題に
来年1月15日の延長給油法がある。

イラク米軍、8000人削減へ アフガンは4500人増派
2008年9月9日  【ワシントン8日共同】

ブッシュ米大統領は8日、14万人余りのイラク駐留米軍を来年2月までに計約8000人削減する
一方、邦人殺害事件が8月に発生するなど治安が急速に悪化しているアフガニスタンに来年1月までに
4500人規模の米部隊を増派する方針を決定した。
9日の演説で正式表明する。ホワイトハウスが8日、演説草稿を公表した。

 ブッシュ政権が世界規模で展開する「テロとの戦い」の焦点は、
反米攻撃や宗派間抗争が激減したイラクからアフガンへと移ることになった。
米国は中枢同時テロから7年を経て再び、アフガン旧政権のイスラム原理主義勢力タリバン掃討に力を注ぐことになる。

 演説草稿によると、大統領はイラク駐留米軍のうち、約3400人の戦闘支援部隊を
今後数カ月間で、中西部アンバル州で活動する海兵隊の1個大隊を11月までにそれぞれ撤収させる。
来年2月には陸軍の戦闘旅団1個が撤退、合計約8000人が引き揚げる。
同州では今月1日、米軍が握っていた治安権限がイラク側に移譲された。

世界経済の問題は「南北」の経済格差で語られたのが何時の頃か
同じ国内での貧富の格差で語られるようになったのはどこも基軸を一つにする。
新自由主義、経済グロバリーゼーション。

疲弊してた経済の南アメリカの各国はその呪縛の経済圏から脱して
貧困からの脱出を目指し動き出した。
たとえば論座の編集員伊藤千尋著集英社刊「反米大陸」がコンパクトで良い。

「9・11」は「リメンバーパールハーバー」と同異義語の01年を忘れさせんアメリカ人の魂のよりどころ。
南米諸国はアメリカ人が黒幕となり軍部クーデーター政権を樹立した73年チり・アジェンデのテロの日と記憶する。

「民主主義の学校」アメリカは「米軍クーデターの学校」と南米では皮肉られる。
ベトナム・ユーゴ・イラクのナパーム弾、枯れ葉剤、劣化ウランは中南米で試されてきたこと。
アメリカ領プエルトリコのピエケスト島演習場では今でも新型武器の演習が続く。

アルゼンチン、ブラジルは南米大陸一のGDPを誇りトップクラスの経済力があった。
80年代前半中間層は没落貧困層は極貧層に転落。
親米政権の新自由主義経済の結果であった。
民営化緊縮財政外資導入リストラ小泉政権より前の話だ。

99年ベネズエラ・チャベス
02年ブラジル・ルーラ
03年アルゼンチン・キルチネル
05年ウルグアイ・バスケス
06年ボリビア・モラレス
06年ニカラグア・オルテガ
ペルー・ガルシア
エクアドル・コレア

シカゴ学派の理論はチリ・アルゼンチンのクーデター軍事政権で採用された。
ソ連の崩壊が中南米全域に採用させる自由競争が貧困そうににも富が雨的のように
浸透するトリクル・ダウンの理論。

中小金融地場産業の倒産、あふれる失業者と較差の拡大。
中南米ほとんどの国で対外債務が膨らみ公共料金の値上げと補助金カット。
社会はボロボロ。政府の赤字は減りマクロ経済は良くなる。
家計は赤字の減少が蔓延。

巨大資本と外資は利益を得た。
失策のツケを国民回し
自国民を犠牲にした。

急激な反米路線が中南米の国に誕生した流れだ。
いずれ触れるがどの国も軍事政権に立ち向かい苦難の末の選択である。

選挙で選ばれた国の指導者にはそれぞれ生命を脅かす日々が続いている。
石油産出国で困難を乗り越え総てを国営化にこぎつけたベネズエラ・チャベスの暗殺劇の失敗は両手を超えている。
先日の隣国逃亡劇のニカラグア・オルテガ。指導者の命を狙う転覆政治に揺らいでいる。

新自由主義政府規制の撤廃、緩和、民間の自由競争で成長を促そうとの政策。
国営の民営化外資導入公務員リストラ自由貿易小さな政府
アメリカ発小泉実験場。
その先駆的に試行されてきたのが中南米であった。


国家に品位が問われている。
相継ぐ食の不安は瑞穂の国の基幹たる米にまでやって来た国家の現況の症状の象徴。
安心安全がこの国が世界に誇れるモノの一つ揺らぎなき基軸であった。

瑞穂の国で培ってきた財産の上に乗っかかって瓦礫の下から復活し世界一二復活した。
巧みに生活の基本には石化エネルギーを基盤とした社会形成で他国を出し抜けた高度成長。

ブログから
フリーター、派遣労働、ネット難民などと状況が似て入る。
条件が酷い派遣労働難民

一流大学を出ても就職ができず
多くは非正規雇用などの不安定労働者であり、ワーキングプア
に苦しんでいる者もおり
、小林多喜二の捉えた世界観は今日の若者の労働現状と通じるものがあることを示している。

コンブライアンス=法令遵守どこで語れない深刻さ。
仕事についていても貧困層には
いつよりドン底に落ちるかわからない不安がある。

敷金がない借家ゆえ家賃滞納ですぐにホームレスに落ちる。
仕事をやめて友人宅に転がり込むも
友達も貧乏で食費などの出費がかさみ二人一気に奈落のそこに転落

実感できないかもしれない。
大げさ、そこまで貧乏に成るはずが無い。
思い込んで否定し、プロパガンダの一種と思っていた。
高橋源一郎の率直な飾らない意見であった。

ホームレスの環境とは遠くにいるというのに
社会の不気味な不安、搾取構造は変わっていない。
行き場の無い感覚どうしたらよいのか。

1995年の労働者の流動政策にすべての端緒がある。
終身雇用が崩れ派遣法の全面実施

パート覇権請負新しい雇用形態
格差社会ベルリンの壁ロシアの崩壊
格差社会での周辺に落とされた自分の境遇
社会から殺される
虚無と絶望、立ち上がれない。
怨蹉は法の厳格運用への期待を込めている。

若者の社会感はシッカリしている。
こうなったのは自分の責任
誰もを人間扱いせずシッカリ働いてるのに
、生活できないのは可笑しい

言い渡された経営者からの言葉の痛みを感じつつ
自分の意志から抜け出せない
不景気の深まる負の連鎖の経済構造と似ている。

「なめている」
「努力が足りない」
自己責任論にほおかぶせで救済する方策は微塵も無い。
果たしてそうか。

日本には人間味や人間性を重んじる
法外の法がある

人として真面目の面を持ってたすべての処置。
厳粛なる法の場でも情状酌量という。
裁きの場でさえ最終判決を酌量定規に求める。

「家醜不外揚」
家の恥は外に晒さない。
当然了知してるので今日は触れない。

病期に政治の国境は無いとも言う。
突然のことは咄嗟で決断納得も出来ず、
正常な判断は出来ない。

79年前の作品の「蟹工船」小林多喜二没後75年
何一つ進展してない労働現場。

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コメント

お日様だいすき
2008年9月16日16:33

はい、そろそろまともに民主主義の国になってもいい頃ですね。

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