パニック

2008年9月15日 お仕事
敬老の日はNHK・FMで実に粋なことを放送してくれた。
午後1時から11時までの10時間のミュージカル特集。

舞台に縁のない田舎に住むモノは放送ほど文化格差をほんの少しでも解消してくれるモノはない。
なにもプラチナチケットに経済的にも縁のナイだけで言ってるわけではない。

アナログ頭脳から抜け出せない爺にとって
ラジオはこれも抜け出せぬ、ながら族で好都合で丁度いい。
テレビではダメだ。
ただそのアナログのテクノ音痴も社会システムの問題となると一言居士に変ずる。

さ~ァ一日遅れたブログアップの作業をしているとき
「ガァ~~ン!」
衝撃的ニュースが臨時に瞬間!もたらされた。
噂のあった「リーマン・ブラザーズの破綻!申請である。」

作業は一時どころか一日中中断。
「え~とッ・・」大統領選挙・総選挙への影響はどうなる?
財務長官は任期を放り捨て入れ替わったばかりだが・・

この人なに派で・・・ネオコン?だったか。
書き始めたら止まらない。
もう「グチャグチャ!」

遅れてる分をまずアップして整理しよう。
そうしたら・・壊れてしまった・・
「あぎゃぁ~~^」

十五夜の日向の空は急転直下雨雲が飛んでいきプレゼントがあった。
薄雲の中に中秋の名月が浮かんでは隠れ頭を垂れ祈るように見上げると雲の合間に顔を出す。

欧米人には「ウオォォオオ~~」狼男の不吉な声さえ聞こえてきそうな幻想的さなんだろう。。
今年の十五夜様の姿は尋常ではない。
十五夜は満月とは限らない。
そのくせ、必ず仏滅になるんだそうだ。

九州方面は台風余波でどうなんだろう。雨の予測が外れた宮崎は有り難い

だからとは言わないが、拝み損ねての他県の方々も気を落とすことはない。
満月は翌日の今夜である
新聞が教えてくれる。

世界で活躍する照明デザイナー、石井幹子(もとこ)著『新・陰翳礼讃』(祥伝社)
で月夜の値打ちに触れている。

「陰翳の美しさを際立たせるのは、何と言っても月光であろう。
『日本で理想の光の状態は何か』
と問われれば、私は、迷わず満月の夜と答えたい」

光か闇かという欧米流の二元論ではなくいとおしむモノがある。
「光から闇に至る中間領域」

農水省の対応が歯ぎしりモンも、そのようなる民族性からきているとしか言いようがない失態。
どうにもぐるみのようである。

糊といえば今では接着剤のことと思われているが、
どの業種も寡占化がすすみ工業用糊業界もその例に漏れなく三大企業で括られる。

工業用糊メーカーは、「
不易糊工業、住友3M、ヤマト

J-CASTニュースからの取材がブログに在る。
、いずれも、澱粉糊のうち

「米を原料にしているものはない」
という。
また、
「米を原料に糊を作っているメーカーがあるという話は聞いたことがない」
ともいう。
ちなみに
澱粉糊はヤマトがタピオカ
不易糊工業はコーンスターチを原料にしている。

また、森林総合研究所によれば、合板を作る際や、集成材に使う接着剤の原料に小麦を使う例はあるものの、
米を使ったものは見たことがないそうだ

。工業用糊や接着剤に使われないとなるとどういう事に成るのか奇っ怪きわまりない。
お化けの夏の季節は過ぎ去ったハズなんだが応挙の名画もタジタジであろう。

「事故米」を工業用糊などに使用を限定、という農水省の「前提」が全く崩れてしまう。

「三笠フーズ」を発端とする今回の「事故米」の食品使用問題は業種的に俯瞰すると
どう見ても100社どころか200社を下るまい。
焼酎・お菓子・給食食品弁当・資料販売・肥料製造・・・
仲買業者を通じ全量に近いほとんどが食用に転用されている可能性を推察できる。

「事故米」は、日本政府が世界貿易機関=WTOのルールで輸入を義務づけられた
ミニマムアクセス(MA)米で、年間約77万トン輸入している中の一部。

農水省のホームページをみても
全量把握は無理で臨時国会で解明を待つしかない。、

「MA米によって国産米の価格・需給に影響を与えないよう、加工用中心の輸入・販売を行うなどの措置を講じている」
と書かれている。

「何でも工業用に回すというわけではありません」
08年9月10日のテレビ朝日系「報道ステーション」
東北の穀物業者が匿名でインタビューに応じていた。

「農政事務所からカビの生えた270キロの米があるという話があり、食用以外なら何でも処理していいと。それで、堆肥にするという
ことで私が買った。(事故米は)手を出す人がいないので、お金にならない」
穀物業者に直接の依頼があるのは驚きで、それだけ「汚染米」の使い道は少なく、
在庫が膨らみ、農水省は頭を痛めていた様子がうかがえる。

農水省の報道担当はJ-CASTニュースに対し、
「三笠フーズ」に「事故米」を販売したのは「三笠フーズ」が工業用穀物も扱ってい
たため、契約通りに加工すると考えたからだと話した。

しかし、「事故米」が工業用糊としては需要がないのでは、と指摘したところ
、これまでの農水省の発表やJ-CASTニュースの取材に答えたこととニュアンスが一変した。

「台風で水に浸った事故米は食用としてすぐに出荷するように、事故米も臨機応変に、何でも工業用に回すというわけではありません」
という理解不能の説明だった。
食用に転売される可能性にうすうす気が付いていた、といわれても仕方がないような対応
経営危機に陥った

そこに空のダイヤの乱れのニュース。
この国どうなってる。

まやかしだらけの世にも似て、明るいだけの夜は人を惑わす。
たまには心静かに空を仰ぎ、内省の時を持ちたい。
独りでもよし、年の功を頼って人生の先輩と話すのもいい。

久々朝日の天声人語氏に気に言った文を引用させていただいた。
満月の夜の災いが度重なっている。

〈名月の美しすぎる世の乱れ〉南千枝子

ブログランキングに参加してます。どうぞよろしく
    プチッ!
        ↓ ↓ ↓
http://blog.with2.net/link.php?62076
         ↑ ↑ ↑



コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索