今日の誕生日の花は・・・・コデマリ
花言葉は・・・・・・・・・努力する

小手毬、学名:Spiraea cantoniensis)とは、
バラ目バラ科シモツケ属
別名、スズカケ。中国(中南部)原産。




           ・・・



安住 敦(1970年 -1988年)は、芝区の人
逓信省官吏。
富安風生主宰の『若葉』に投句。
1935年、新興俳句運動の日野草城主宰する『旗艦』に参加、
戦後、久保田万太郎を擁して大町とともに『春灯』を創刊。
万太郎の没後、主宰となる。
俳句における個の抒情を確立。
朝日俳壇選者。
外出のとき春の終わりのたたずまいの名残を惜しんだ

片みちは歩いて春を惜しみけり
              安住敦

NHK朝ドラ「梅ちゃんせんせー」はドラマの展開が見えてきだした。
28日放映に絵画のみならず歌唱力さえ素晴らしい鶴太郎による歌が流れた
爺目の持ち歌ー

大正12年9月1日の関東大震災でせん滅的な打撃の帝都復興の兆しはめざましいものがあった。
バラック住まいの、不安で一杯の町にこの歌が流れて、こんな浮沈の中でも大衆は音を求めていた。
それは生命の律動でもあつた。

実は神戸大震災でリバイバルで世に出た
コチラのブログで聴ける
http://www.youtube.com/watch?v=0eUG3oPkW3A

復興節 添田さつき・渋谷白波作詞 大正12年

http://bunbun.boo.jp/okera/w_parody/fukkou_busi.htm

♪一、家は焼けても 江戸っ子の 意気は消えない 見ておくれ  
 アラマ、オヤマ 
   たちまち並んだバラックに
      夜は寝ながら お月様ながめて 
    エーゾエーゾ   
帝都復興  
   エーゾエーゾ ♪

演歌師の草分け添田唖蝉坊の子息添田知道さつき
の作詞。
海軍士官を目指してた添田は浅草で
「オッペケペ」で有名な川上音二郎らの壮士芝居、壮士節と出会う。
当時は
政府が廃藩置県、地租改正、学制、徴兵令、殖産興業などの政策を実行している最中で、自由民権運動も盛んな時代
堺利彦
に依頼を受け、「ラッパ節」の改作である「社会党喇叭節」を作詞。
1906年(明治39年)には、日本社会党の結成とともにその評議員になるなどし、その演歌は、社会主義伝道のための手段になる。

唖蝉坊は、当時の有名な貧民窟であった下谷山伏町に居を定めた。
タレント議員第一号石田一松のノンキ節は
唖蝉坊の作品に手を加えて作ったもの。
小沢昭一は交流があった.らしー
高石ともや、
高田渡、加川良ら日本のフォークシンガーが好んで作品を唄い、日本のフォークソングの原形。
浅草寺の鐘楼下に添田唖蝉の碑が、添田知道筆塚と共にある

大衆芸能とは本来は中央政府に批判的に生み出された大衆の声ー

ギリシアの時代より
メデイアも権力のチェツク機能のハズー
それが、この国では
税制を利用して官僚に取り組まれてる現状にアル

小沢裁判を受けても
メデイアは反省「0」

各社の社説には怒りさえ覚える
法治国家に生きる認識がないー

朝日新聞:「小沢氏無罪判決―政治的けじめ、どうつける」、
読売新聞:「小沢氏無罪 復権の前にやることがある」、
毎日新聞:「小沢元代表無罪 なお政治的責任は重い」、
日経新聞:「無罪判決を“小沢政局”につなげるな」と必死である。

元中東大使の天木直人

 小沢判決が下される直前にもう一つだけ書きとどめて置きたい。
 それは今度の小沢捏造事件で最も非難さるべきはこの国のメディア
であったということだ。



 もちろんここで言うメディアとは大手新聞とテレビのことである。



4月26日のTBSみのもんたの「朝スバッ!」が繰り
返していた。



 どう考えても世間の受け止めはおかしいと思う、と。

 ここで言う世間の受け止め方とは「4億円もの大金」の事である。

 決して検察審査会の強制議決のおかしさではない。

 とうとうメディアは一度も検察審査会の疑惑を正面から追及する事
はなかった。

 とうとう最後までみのもんたの番組はこの裁判は権力犯罪だと正面から

主張する識者を一度も出演させなかった。

 小沢とカネの問題ばかりを馬鹿の一つ覚えのように繰り返し、
視聴者に
小沢の悪を刷り込んでいった。
 みのもんたはどれだけのカネをこの番組の司会一つで貰っている

いうのか。
 そしてメディアは小沢判決が下されれば、それがどのような結果で
あろうと、自分たちの言ってきたこと、書いてきた事を忘れたかのように、
報道の正義を振りかざすことだろう。
 あの戦争をさんざん煽っておきながら、その事を忘れて、戦後は一転
して平和を訴え始めた、
あの時のメディアの無責任さも同様であったに違いない。
 メディアの責任はもちろん小沢事件に限らない。

 この国のメディアこそ日本をここまで悪くした張本人である。

 真実を追求する努力を放棄し、正しい事を書こうとせず、常に権力者
に迎合した卑屈な態度に終始する。

 そんな

メディアはもはや国民の敵だ。

 存在自体が不要であるばかりでなく害悪だ。

 その対極にあるインターネット情報に取って代わられるのは必然で
ある。         
 
テレビや新聞はウソだらけ~
「真実」(高田昌幸著/柏書房)。

検察の裏金報道の陰でメディアが権力に屈服した姿が記されている、
渾身のノンフィクション



多分コメンティターでも解ってて悪く発言している者と
解って無くて発言してる者がいるー
これじゃせっかくの無罪がマイナスの方向へ流れちゃいます
何とか出来ないものでしょうか?

三宅久之・浅川弘忠・伊藤惇夫・田崎史郎・有馬晴海
みのもんた・辛坊治郎・宮根誠二
橋本五郎・星浩・岩見隆夫・岸井成格
北野大・田中喜代重弁護士・八代英輝・河上和雄
大宅映子・堀尾正明・・・


小沢報道は全部ウソだったと謝罪の必要 (日刊ゲンダイ) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo129/msg/489.html



小沢報道は全部ウソだったと謝罪の必要
http://gendai.net/articles/view/syakai/136366
4月28日 日刊ゲンダイ


 無罪判決でも犯罪人扱い報道

 小沢元代表は、大新聞テレビを訴えた方がい
いんじゃないか。
そうでないと、連中は懲りない。
この謀略報道の洪水は止まりそうにない。
 検察のガセ情報をさんざんタレ流して小沢の政治生命を抹殺したくせに、無罪判決が出た後も、「それでも残る疑惑」だの「国会で説明責任がある」と書き立てている大マスコミ。
中には、「ほとんど有罪」の大きな見出しを掲げたり、識者のコメントを使って指定弁護士に「控訴しろ」とそそのかす記事もある。こうなるともう完全な人権侵害だ。人物破壊だ。


28日小沢一郎は
明確に政治家として発信してる

<小沢元代表>「政権は原点忘れている」…復権へ強い意欲(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120428-00000065-mai-pol

民主党の小沢一郎元代表は28日、栃木県真岡市で開かれた党所属議員のパーティーであいさつし、

「政権交代で目指した原点を我々の内閣は、ややもすればなおざりにして、忘れてしまった」

と消費増税法案を念頭に野田佳彦首相の政権運営を批判した。



そのうえで「(衆院の任期満了まで)まだ1年半の時間がある。みんなで力を合わせれば必ず支持を取り戻すことができる」

と述べ「復権」への強い意欲をにじませた。

小沢元代表が26日に政治資金規正法違反事件で東京地裁から無罪判決を受けた後、公の場で発言するのは初めて。
元代表は検察官役の指定弁護士が控訴するかどうかを見極める考えを示しており、この日は裁判には全く言及しなかった。【光田宗義

光田よ!26日から2週間、控訴期間があるのを承知で言ッてるのか
それとも無知かー

メデイアの悲惨な情況の中で
唯一の救いは東京新聞社説

中日新聞社説も評価できるらしいが見ていない
共同に加盟してない
琉球新報が検察の横暴
メデイアのあり方を鋭く冤罪の視点で報じてるラシー

小沢元代表無罪 許せぬ検察の市民誤導
(東京新聞:社説 4月27日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012042702000135.html
政治資金規正法違反に問われた民主党元代表小沢一郎被告は無罪だった。
元秘書らとの共謀を示す調書などが排斥されたからだ。市民による検察審査会の判断を誤らせた検察の捜査こそ問題だ。
 「事実に反する内容の捜査報告書を作成した上で、検察審査会に送付することがあってはならない」と裁判長は述べた。
 小沢元代表の裁判は、新しい検察審制度に基づき、市民による起訴議決を経て、強制起訴されたものだった。
 つまり、市民が判断の中核としたとみられる検察側の書類そのものが虚偽だった点を、裁判所が糾弾したわけだ。
 問題の報告書は元秘書の石川知裕衆院議員が小沢氏の関与を認めた理由の部分だ。
「検事から『親分を守るためにうそをつけば選挙民を裏切ることになる』と言われたのが効いた」と石川議員は述べたという。
だが、実際にはそのようなやりとりがないことが、録音記録で明らかになった。
 検察が虚偽の文書を用いて、市民を誤導したと指弾されてもやむを得まい。
石川議員の供述調書も、検事の違法な威迫、誘導があり、裁判で証拠採用されなかった。
取り調べ過程の全面録画(可視化)の議論は加速しよう。
 そもそも、巨額なカネはゼネコンから小沢元代表側へと渡ったという見立てで、捜査は始まった。
上司から「特捜部と小沢の全面戦争だ」とハッパをかけられたという元検事の証言も法廷で出た。今回の判決でも「検事は見立てに沿う供述を得ることに力を注いでいた」と厳しく批判された。
予断となった特捜検察の手法をあらためて見直さざるを得まい。
 検察審の在り方も論議を呼びそうだ。検察の大きな裁量を見直し、市民に事実上の起訴権限が与えられた新制度は評価できる。
その特徴は黒白を法廷決着させたい意思だろう。
一方で、強制起訴の乱用を懸念する声もある。
 今回の裁判でも、弁護側は「検察が意図的に検察審に誤った判断をさせた」と主張していた。
これは検察審の悪用であり、事実なら言語道断である。
市民の議論をサポートする弁護士を複数制にしたり、容疑者に弁明機会を与えるなど、改善点を模索したい。
 小沢元代表は法廷で「関心は天下国家の話。収支報告書を見たことすらない」とも語った。政治資金制度の根幹部分を改正することも急務といえよう。

        ↓ ↓ 
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控訴決定 小沢謀略裁判継続


【政治・経済】
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2012年5月9日 掲載


これでは誰でも罪人にされる恐怖



<まだ続く小沢暗黒裁判の茶番>

 東京地裁が先月下旬、無罪判決を出した小沢一郎・元民主党代表の裁判があろうことか、継続になった。検察官役の指定弁護士が9日、控訴を決めたのである。
 無罪判決後の会見で、大室俊三指定弁護士は「無罪になった人を被告の立場にとどめることにためらいがある」とか何とか言っていた。それでも高裁での審議を選んだ。共謀を示すような証拠もなく、ましてやゼネコンからの裏金も認められていない。それでもまだ裁判を続けるというのだ。常軌を逸した判断である。
 こんなバカバカしい裁判をいつまでやるのか、政治空白をどれだけ長引かせれば気が済むのか。クラクラするような決定だ。
 何度も言うが、この裁判は無意味だ。事件そのものがデッチ上げの謀略である。それなのに、大メディアは戦争中の大本営発表のタレ流しのごとく、権力サイドのリークに乗った。魔女狩りのような報道の中で、政権交代の立役者・小沢一郎は、その政治的活動を完全に封じ込められたのである。
 この事件、裁判に意味があるとすれば、21世紀の日本でそれが起こったことだ。この事実に戦慄する。それでも裁判継続というのだから、暗黒社会だ。

<最初から有罪ありきの謀略捜査>

 小沢は3月19日、地裁での最終の意見陳述でこう語った。
〈東京地検特捜部による本件強制捜査は、政権交代を目前に、野党第1党の代表である私を政治的、社会的に抹殺することが目的であり、それによって政権交代を阻止するためのものだったと考えられる〉〈政治資金規正法の制定以来、今に至るまで、報告書に間違いや不適切な記載があっても実質的犯罪を伴わない限り、検察のいう虚偽記載も含めて、例外なくすべて、報告書を修正することで処理されてきた〉〈私のケースだけを強制捜査、立件したことは恣意的な法の執行だ〉〈前田元検事はこの法廷で『これは特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢を挙げられなかったら特捜部の負けだ』と言われたと証言した〉〈推定無罪どころか最初から有罪ありきの捜査、立件だ〉
 その上で小沢は、この事件については検察が証拠裁判主義にのっとって、2度不起訴にしたこと。それなのに不当・違法な捜査で得た供述調書と報告書を東京第5検察審査会に提出、「起訴議決」へ強力に誘導したことを指摘した。
 被告の言い分をそのまま書くのか、と言われそうだが、小沢が指摘したことはすべて、事実だ。検察はグーの音も出ないはずだ。

<平成版・巌窟王だった小沢裁判>

 嫉妬に狂った男が陰謀、謀略でライバルを牢屋にぶち込み、のし上がる。19世紀にデュマが「モンテ・クリスト伯」で描いた世界だが、それが21世紀の日本で繰り返されるとは思わなかった。検察が小沢を牢獄にぶち込もうとした動機は何なのか。元外交官の天木直人氏は“恐れ”だと言った。
「自分たちが狙っている官僚組織の強化を政権交代によって、妨害されるのではないか。小沢一郎氏によって、潰されるのではないか。そうした恐れが違法な捜査、立件につながっていったのでしょう。官僚は権限強化を狙うときに民意を隠れみのにする。『より民主的に』と言いながら、自分たちが民意をコントロールし、権限を強化してしまう。司法官僚は司法制度改革を利用して、まさしく、権限強化を企んでいたところに政権交代になって、彼らは慌てた。これが事件の背景だと思います」
 恐ろしい国だ。そして、恐るべき官僚たちの悪知恵だ。やっぱり、日本に民主主義は根付いていなかった。政権交代はそれを根付かせるチャンスだったのに、潰されてしまった。それが事件の真相なのである。
(写真=判決の日の小沢一郎・元民主党代表)


付け会社フィッチ・レーティングスは日本の債務残高理由に日本国債を1段階格下げました。しかし、その報道の前に日本の対外純資産2年ぶり増加 円高で海外投資活発化と云う報道がありました。

この格付け会社は何を考えて、この様な事を行ったのでしょうか。世界一の対外純資産を持つ国が、韓国の国債より下にランクされる事は到底信用できません。消費税増税の為に、財務省が行っているネガテブキャンペ-ンの一環と感じました。

(朝日新聞5月22日) 
欧米系格付け大手フィッチ・レーティングスは22日、日本国債の格付けを上から4番目の「AAマイナス」から5番目の「Aプラス」に1段階格下げしたと発表した。見通しは、さらに格下げのおそれがある「ネガティブ」(弱含み)とした。
 
格下げの理由についてフィッチは、日本の政府債務(借金)の残高が2012年末までに国内総生産(GDP)の約2.4倍に達すると指摘。「財政再建策は他の財政的に厳しい国よりものんびりしているように見え、実行も政治的なリスクにさらされている」などとしている。

(朝日新聞5月22日)
日本の対外純資産2年ぶり増加 円高で海外投資活発化
 
日本の企業や政府、個人が海外に持つ資産(対外資産)から、海外勢が日本国内にもつ資産(対外負債)の額を引いた「対外純資産」は、2011年末時点で前年末比0.6%増の253兆100億円となった。純資産額は1991年以来21年連続で世界首位。
 
財務省が22日発表した。前年末比で増加したのは2年ぶり。対外資産の残高は、同3.3%増えて582兆480億円だった。円高を背景に、海外企業を買収する動きが増えて、直接投資は10.5%増の74兆円。円高で、外貨建ての資産の円換算額は23兆円分減ったが、それ以上に海外への投資が活発化した


■消費税国会の攻防 一九八七-八八- 平野貞夫 衆議院事務局日記・・・ 平野貞夫 (著), 奈良岡聰智 (監修), 赤坂幸一 (監修) 千倉書房 (2012/5/22発売予定)
■特高警察 (岩波新書)・・・荻野 富士夫 (著) 岩波書店 (2012/5/23発売予定)
■日本は、・・・G. D. グリーンバーグ (著) 彩流社 (2012/5/24発売予定)
■検察の罠・・・森 ゆうこ (著)日本文芸社 (2012/5/26発売予定)
■東電国有化の罠・・・町田 徹 (著) 筑摩書房 (2012/6/5発売予定)
■原発危機365日の真実(仮)・・・細野 豪志 (著), 鳥越 俊太郎 (著) 講談社 (2012/6/8発売予定)
■ベーシックインカムは究極の社会保障か: 「競争」と「平等」のセーフティネット・・・萱野 稔人 (著, 編集), 東 浩紀 (著), 飯田 泰之 (著), 小沢 修司 (著), 竹信 三恵子 (著), 後藤 道夫 (著), 佐々木 隆治 (著) 堀之内出版 (2012/6/10発売予定)
■鎌仲監督 vs. 福島大学1年生: 3.11を学ぶ若者たちへ (子どもの未来社ブックレット) ・・・鎌仲ひとみ (著), 中里見博 (著) 子どもの未来社 (2012/6/21発売予定)
■ふつうのOLだった私が働きながら2年で司法試験に受かった勉強法・・・篠田 恵里香 (著) あさ出版 (2012/6/21発売予定)
■脱原子力国家への道 (叢書 震災と社会)・・・吉岡 斉 (著) 岩波書店 (2012/6/27発売予定)
■放射能を食えというならそんな社会はいらない、ゼロベクレル派宣言・・・矢部 史郎 (著), 池上 善彦(聞き手・序文) (著) 新評論 (2012/6/29発売予定)
記者の珍妙な言い分
朝日新聞 陸山会事件担当記者の珍妙な言い分
朝日新聞 陸山会事件担当記者の珍妙な言い分
(日刊ゲンダイ2012/5/22)

今さら「元秘書の逮捕は疑問」だと

◆なぜ「正論」を紙面作りにブツけないか

〈刑事裁判は証拠がすべてであり、無罪という結果は尊重すべきだ〉

〈控訴に踏み切った指定弁護士が今後、小沢氏本人に結びつく新たな動機を立証できなければ、控訴審でも有罪判決を得るのは難しいと思う〉





まったくの正論だが、この記事を掲載したメディアの“罪”を考えると、「何を今さら」という気がしてくる。先週18日の朝日新聞に掲載された「記者有論」なる署名コラム。一連の捜査と裁判を取材してきた特別報道部の久木良太記者(35)が、約4年間の小沢事件を振り返った。

朝日は検察と一体になって、国民に「小沢=悪党」のイメージを植え付けた張本人だ。今回のコラムで久木記者は検察のデタラメ捜査について、〈土地取引事件で、元秘書を逮捕したことへの疑問が今も私にはある〉〈裏金捜査に失敗した特捜部が、なかば無理して作ったのが「報告・了承」の場面で、そのために具体的な中身までは描けなかった――との思いが、当時から私には強かった〉と書いた。ならば、その「疑問」や「思い」をなぜ紙面にぶつけなかったのか。

朝日新聞広報部は「これまでも、特捜部の捜査が無理を重ねた経緯を詳細に報じています」と回答したが、そんな報道、何人の読者が記憶しているだろう。嵐のような小沢バッシングとは比較の対象にすらならない。〈有罪判決を得るのは難しい〉とまで断定するのなら、指定弁護士にキッパリと控訴を踏みとどまらせるような記事があってもよさそうなもの。当然、そんな記事は1行も見つからない。

小沢裁判で唯一最大の成果といえば、捜査報告書の虚偽記載問題など、検察がひた隠しにしてきた「暗部」が明るみに出たことだ。朝日も無罪判決の翌日の社説で〈この裁判は、検察が抱える深刻な問題もあぶり出した〉と書いたのだが、久木記者は〈元秘書の在宅起訴で決着させる判断をしていれば、その後の検察への信頼を失墜させた事態は避けられたのではないか〉と結論付けた。

検察も小沢に手を出さなければ、でっち上げが当たり前の腐った実態にフタができたのに――そうとしか読めないが、今さら珍妙な理屈で検察をかばってどうするのか。とことん朝日は権力の犬に成り下がっている。




「軽減税率」論議にダマされるな
「軽減税率」論議にダマされるな
(日刊ゲンダイ2012/5/22)

財務省が儲かるだけ

「社会保障と税の一体改革」とやらが衆院の特別委員会で審議入り。そこで突然“焦点”として浮上したのが、「軽減税率」の問題だ。諸外国では生活必需品などが品目によって税率が違うのは当たり前である。だから、増税に伴う軽減税率の導入は自然の流れのように見えるが、だまされてはダメだ。これは、財務省の儲け話に過ぎない。





民主党の増税慎重派のひとりがこう憤る。
「3月末の党内事前審査では、低所得者対策として『軽減税率』の提案もありました。その時はケンもホロロで取り合わなかった執行部サイドが、今になって突然『軽減税率も考慮すべし』とか言い出している。党内手続きの軽視も甚だしいし、党内で議論を進めている『簡素な給付措置』との整合性をどう考えているのか」

特別委では、政府側から軽減税率の導入に前向きな意見が相次いだ。野田首相や安住財務相は「与野党で胸襟を開いて議論を進める」とか「案が出てくるのであれば議論したい」とか言って、自民党に秋波を送っている。大新聞も「低所得者対策の有力な選択肢」「欧州では一般的」などと軽減税率を持ち上げるが、国民はダマされちゃいけない。軽減税率の導入は、財務省を喜ばせるだけの「利権の温床」だ。

元財務官僚で嘉悦大教授の高橋洋一氏が言う。
「軽減税率は法律による線引きが難しい。例えば、新聞はよくて雑誌はダメとか、最後は官僚の裁量で決まります。そこに利権が生まれる。天下り先の確保にもつながる。大新聞が軽減税率にもろ手を挙げて賛成しているのも、自分たちは軽減税率の恩恵にあずかれると思っているからですよ」

逆進性対策というなら、利権の温床を増やすより直接ばらまいた方がいいに決まってる。だいたい、軽減税率の適用を要請している大新聞に、増税の必要性を説く資格があるのか。本気で国家の一大事だというのなら、まずは自分たちがしっかり消費税満額を収めるべきだろう。

「財務省には、民主党案に盛り込まれた『歳入庁』を潰したいという思惑もある。歳入庁は税金と社会保障料を一体として徴収するため、低所得者対策の『簡素な給付措置』を行う上で役立ちます。しかし、軽減税率を導入すれば、低所得者対策になるから、簡素な給付措置は不要。すると、歳入庁をつくる必要もなくなるという論法です。財務省は野田政権が自民党案を丸のみすることを見越し、当初から自民党の修正案に軽減税率を盛り込むべく画策していた。藤井税調会長は反対していますが、ポーズに過ぎません。だって、民主党側が全員賛成してしまったら、おかしいでしょう? それなら最初から民主党案に入れておけばいいという話になる。増税推進派にしてみれば、自民党サイドから、民主党案とは違う修正案を出させ、与野党協議を経て成立という形が望ましい。その先にあるのは、増税大連立ですよ」(高橋洋一氏=前出)

こんなデキレースに時間と税金を費やしている場合なのか。増税しか頭にない野田のおかげで、国会は一体改革特別委しか動かないという異常事態になっている。今国会の法案成立率は、菅政権をも下回って過去最低ペース。「消費税談合国会」の汚名を歴史に残すことになりそうだ。


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