川魚

2006年6月15日
魚を食するという場合は川魚はほとんどファクターに入っていない。
独特のにおいと淡水からくるイメージの悪さにあるのであろう。
この時期には若苗の植わってる田んぼに多くの魚が上がっていた。
ガス灯を灯しての夜の淡水魚たるフナ、鯉,
なまず、ウナギ等を狩猟したものだ。
面白いほどの数が捕獲できた。
囲炉裏でカラカラにして食したり、煮つけで食べた唯一のタンパク源であった。
♪コイにもいろいろありまして♪緋鯉に真鯉に池の鯉〜♪♪
五月みえどりのヒット曲の歌詞にあったもんだ。
コイとフナの区別は体系と口元のひげ,鱗(うろこ)の濃さで区別したものだ。
コイの見分けがむずかしのがこの歳にして分かった。
琵琶湖のコイを、東大海洋研究所の馬渕浩司研究員らがDNAで比較した
体形や習性の違いなどから2つの系統がいるのではないかといわれていた
細身のコイは、世界のコイの類縁関係の中でも非常に特異な存在であることが判明した。
古代型ともいえるタイプで今後、新種として扱われる可能性もあるという。
琵琶湖で確認されたこのコイは、種の保全上からも重要度がきわめて高い。
新聞の 長辻象平記者の記事からである。
 琵琶湖には全国各地で多く見られる一般的な体形のコイと、背中と腹部の間が狭くて全体に細長いコイがいる。
 相違は、体形だけでなく、すみ場所や習性にもおよんでいる。
 細身のコイは、普通のコイより深い場所にいて人目に触れにくい。
そのうえ、警戒心が強いので釣りにくく、釣り針にかかったときは激しく抵抗するという。
 こうした違いを気に留めていた神奈川県立生命の星・地球博物館の瀬能宏主任研究員らは、馬渕研究員に分析を提案した。
 馬渕研究員が2系統のコイの細胞中のミトコンドリアDNAを分析したところ、遺伝的性質を支配する塩基配列に約3%の違いが見られた。
 共同研究者の東大海洋研究所の西田睦教授によると
「3%の相違はかなり大きい。亜種というよりは、別の種として考える方がふさわしいこともある」と話している。
 別種となれば、これまで研究されていなかった細身の系統が新種となるわけだ。
今後2系統のコイの体の形態的な特徴の差や食性の相違などを詳しく調べる。
新種として記載するための詰めの作業も瀬能主任研究員を中心に進められることになりそうだ。
 コイが自然に分布している地域は東ヨーロッパから東アジアに至る範囲だが、その起源に関しては、化石の研究などから中央アジア説と東アジア説がある。
 今回のDNA分析の結果、ヨーロッパ産や中国産、日本の一般的なコイがひとつのグループにまとめられるのに対し、琵琶湖にいる細身のコイは全く別の系統として位置づけられた。
 琵琶湖の細身のコイに種分化の枝分かれが起きた年代は、200万年前までさかのぼる可能性があるという。
 細身のコイの入手は難しかったが、コイヘルペスの流行で死んだ個体が大量に浮かんだため、研究が一気に進んだ。
同ウイルスに対して、一般のコイより弱く、この点にも差があることを示す他の研究者の報告もあるという。
 コイは研究しつくされていると考えられていたのだが、今回の発見で「最も重要な存在が見落とされていたことがわかった」と西田教授は驚きながら話している。
 琵琶湖には一般的なコイが放流されているので、交雑によって固有種の細身のコイが消滅するのを防ぐためにも新たな対策が必要だ。
 また、馬渕研究員らの最近の調査で、琵琶湖の細身のコイと同じコイが、高知県の四万十川などでも見つかり始めた。
 明治になって外国産の飼育ゴイが移入・放流されるまで、細身のコイは日本国内に原産種として広く生息していた可能性もあるという。
 淡水魚の王とされるコイの新種につながる発見が持つ生物学上の意味は大きい。
幼少期に経験した細身のコイとフナとの違いが分からなかったが、あの頃は宮崎/西都の地にもこの手のコイがいたのである。
何も琵琶湖になどに限ったお話ではない。
幼児体験ほど貴重なる物はないと」改めて思った次第。
大人たちのウソつきメ!あのときに研究心があれば、魚博士どこではなかったのに・・
淡水魚の王様はアユでしょうって野暮なことは言いこなし。
ヤマメはジャァ〜あ、どうなる?
サンショウウオなる小説をものにした人もいるが、アレなんぞは
両生類なんであろうが、淡水に住む保護されてる天然記念物なんだそうな。淡水魚は狭き住処の領域だが、えも不思議な生命体である。
進化におけるヒトの形成課程の身近な存在でもある。
食に人気がないのはそのあたりが原因やも知れない。
生命体は知り尽くされ、図鑑にまとめつくされてると思ってタラこれである。
東京医大グループが不完全な核膜を持つ未知の微生物を先日発見
したと報じられていた。
 これまでに知られているどの生物の分類にも当てはまらない、不完全な「核膜」を持つ微生物である。
発見者は、東京医大神経生理学講座の小塚芳道兼任講師らの研究グループで、伊豆諸島南方の深海底で発見した。
現在、すべての生物はDNAを包んでいる核膜やミトコンドリアなどを細胞内に持つ「真核生物」と、これらを持たない原核生物の「古細菌」「真正細菌」の三つに分類されている。
発見された微生物は原核、真核の中間的な特徴を持っており、原核生物から真核生物への進化の過程を明らかにするための重要な手がかりになるという。
 この微生物は、明神礁近くの深さ約千三百メートルの海底で平成十二年に採取された泥の中から、ゴカイの仲間のウロコムシに付着している状態で見つかった。
大きさは一−数マイクロメートル(マイクロは百万分の一)だった。
電子顕微鏡で調べたところ、連続しない不完全な膜がDNAを囲んでおり、真核生物と同様の、ほぼ完璧な形のミトコンドリアを細胞内に持っていることも分かった。
 真核生物の核膜は細胞表面の細胞膜が内側に巻き込まれる形で発達し、DNAを包んだと推測されている。
だが、原核生物と真核生物の中間の特徴を持つ生物がこれまで全く見つかっていなかった。
野口英世賞はこのような自然科学の分野も対象にしてもよいのでは・・・とせきやんは提案したい。
淡水に住むがごときの一日を逗留者と過ごした。
午前中の大雨は午後にあがるカラ梅雨の今年のこの時期である。

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