太陽光発電の設置工事が増えることに備えてスタッフ充実のための
面接。
10時から4時まで7人をめぐり、グッタリ疲れがたまった。

太陽光発電のについては、APAのホーム・ページに書いたが、受け売りがよくなかった。
実は、よ〜く理解していなかった。と正直に告白しよう。

な〜に太陽光発電って?のコーナーである。
http://www.geocities.jp/apa1793/
・・・・・・
性質の異なる2種類の(P形、N形)の半導体を重ね合わせたもので、太陽の光が当たると
電子(−)と正孔(+)が発生し、正孔はP形半導体へ、電子はN形半導体側へ引き寄せられます。
この2つの半導体を電線でつなぐと電流が流れるしくみです
。・・・・・・・・
半導体、シリコン、原料・・基礎知識に欠けていたとの懺悔である。
そこいらの太陽光発電の営業マンも案外こんなものかもしれない。

どうせ50の手習いである。恥も外聞もない。
いろはからの勉強である。

●発電する原料たる シリコンは、英語で silicon といい、地球上では酸素に次いで2番目に多く存在する元素。
元素記号は Si で、日本語では珪素(ケイ素)とも呼ばれている。

●その原料たるものは資源のない日本どうなってるの、とくるのが普通の感覚。
実は私たちの足元にある土や砂、石の主成分が珪素、シリコンなんである。よって無尽蔵。

●しかし、シリコンは酸素と非常に結びつきやすくて、大部分は酸化物(SiO2)の形でしか存在していない。
このSiO2の形のものを、珪石(ケイ石)と言う。

●半導体に用いられるシリコンは、この珪石を還元、精留させて、珪素の純度を99.999999999%
(イレブンナイン)にまで高めたもので、ほぼ珪素だけでできている。

●物質の電気を伝える性質には3種類あります。金属のように電気の流れやすい導体、ガラスやゴムのような絶縁体、
そしてこの・・導体と絶縁体の中間の抵抗率をもつものを・・半導体・・と言う。
半導体には、シリコンのほか、ゲルマニウム(Ge)やガリウムヒ素(GaAs)などがある。


●実は半導体といわれる物質はそれ自体だけだと、ほとんど絶縁体と同じ性質である。
電気を通す性質にするためには、製造途中でごく微量の金属原子(通常、不純物といいます)を入れることが必要で

この不純物の種類によってN型半導体とP型半導体の2つに大別される。
N型半導体では電子が余っている状態にあり、この余った電子(これを自由電子といいます)が電流を流す役目をする。

P型半導体では、逆に電子が足りない状態で、電子の空席である正孔ができる。
この正孔を埋めようと電子が移動電流が流れます。

●シリコンのインゴットを薄く加工、スライスしたのが、シリコンウェーハである。
シリコンウェーハは半導体デバイスの回路をその中に作りこむための基板なのである。

 シリコンウェーハは多くのものに使われている。
パソコンや携帯電話、ゲーム機、トランジスタラジオなど、シリコンが使われている製品は、すぐ身近にある。

ダイオードやトランジスタといった単一機能の個別半導体素子から、これらの素子を数センチ角の中に数百万から数千万個も
組み合わせたメモリーやロジック、マイコンなどの集積回路(IC)まで、

私たちの身の回りのあらゆる電気製品に半導体は使われていますが、そのほとんどがシリコンから作られている。
太陽光発電の基礎になるパネルはその集大成かもしれない。

なぜ半導体にはシリコンが多く使われているのか考えて見ると
1)資源が豊富である
2)高純度化しやすい
3)単結晶化と不純物添加量を調整して、抵抗率制御が容易である
4)安定した酸化膜ができ、集積化などの加工がしやすい

シリコンずくりの「モノずくり大国」日本は鉱山技術の花開いた江戸期までさかのぼることになる。

江戸時代、世界需要の3分の一の銀を産出した。いわんや、金を。
ジバング黄金の国と東方見聞録のマルコ・ポーロニに書かれ、大航海時代の幕開けの一助になった。

鉱石に含まれる不要な金属類を溶融して取り除き銀と鉛の合金である貴鉛を得る。灰を詰めた鍋に貴鉛をいれて溶かすと灰が鉛を吸収して、銀が残る。灰吹法といわれる精錬法である。

1533年博多の商人、神谷寿禎が中国の明の工人に作らせたといわれている。

石身銀山はつとに有名。ほかに多田、生野の兵庫、院内新潟、半田福島とある。
金山は佐渡、阿仁山形、土肥、湯の奥神奈川、串木野鹿児島とあった。

宮崎は日之影町見立地区の、鉱山師ハンス・ハンターの手がけた1926年から採掘された錫(スズ)鉱山である。600トンの生産量があった。

高千穂に行く途中に英国館が活況振りを留めている。
ハンスは太平洋戦争勃発前の1940年までいた。
つりフアンの知っているルアー釣りの創始者ハンターはこの人である。

見立鉱山は小学校の授業にも取り上げられていた。
名優、生きるの志村喬の幼少期の場所である。
昭和40年代まで採掘されていた。

原油と違い無資源国の日本のお家芸、加工を加えて売るにピッタシの商品の太陽光発電である。
世界一の製造・輸出を誇っているのがわかろうと言うものである。

太陽電池パネルについては、昨年9月,今年3月20日と書いている。
独断場のパネルせいさんの我が国である。

4月9日の報道では、第2位の企業は2005年夏までに300億の投資で300ミリのウェハーの生産を2倍にするという。
増産分は、米インテル、韓国サムソン,NECに出荷。その企業を調べて驚いた。全てなじみのあった企業なのである。

何言う、わが宮崎清武町1112番地で世界の8,6パーセントが作られている。

大阪チタニュウム、九州電子が「住友」となり、チッソ、日本シリコンが、「三菱」で
、三菱住友シリコンとなっていたのである。

60,6パーセントが日本で作られている。
どうにも、これでは一極集中の国故に、テロ目標では困る。

東芝は450万台で6900億の売上をめざし、
日本、フイリッピンを中国に特化し、300万台を中国で生産する。
三菱レーヨンは液晶向けフイルムを3倍にし米スリーエムに迫ろうとしている。

ユビキタス社会の提唱はあながち不可能でないここいらからでているのであろう。

私といえば、増加が続く社員の仕事をどう維持するのかでパンク状況である。太陽光はシリコンそのもの。
シルコン?そんなもん・・・・・しるこん!

そんなに仕事があるか!
営業をドリフタ〜ズよろしく、ぞ〜いん、しゅうごう!

シリコンウェハーの世界シェアー2002年

信越半導体・・・・・・28,9
三菱・住友シリコン・・23,3
ワッカー(独)・・・・ 15,4
MEMC(米)・・・・・・ 12,8
コマツ電子金属・・・・・8,6
その他・・・・・・・・10,1

ノート型パソコン世界シェアー2003年
16,4・・・・ヒューレット・パッカード社
15,1・・・・デル
12,4・・・・東芝
8,7・・・・・IBM
6,4・・・・・富士通
6,3・・・・・エイザー台湾
34,7・・・・その他

太陽電池の生産量の世界シェア

・・・・生産量520.15メガワット・・・・’(メガは百万)

 ?シャープ・・・・・・・・・・ 23,6
 ?Bpソーラーグループ(米)・・ 13,5
 ?京セラ・・・・・・・・・・・ 11,5
 ?シェルソーラー(蘭)・・・・・ 9,1
 ?三洋電機 ・・・・・・・・・・ 6,7
  その他・・・・・・・・・・・・・35,6

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