老いたるブログ

2007年11月18日
星野ジャパンと巨人戦、ダンロップの最終日、生目のプロラグビー、と催しがある。
エジプト展最終日、ミーシャ展、高鍋で竹下夢二と重なり身動きが取れないときは図書館がいい。
書をすててゴルフに行ったと宣言してた人がいたが果たしてどうだったか。

この巨大スペースの空間はご多分に漏れず人工林が埋め尽くす。
ケヤキやイチョウがようやく冬を迎える準備をし始め葉っぱの移ろいが変わってきている。

イチョウといえば宮崎市高岡町の国の天然記念物「去川の大イチョウ」につきる。
まだまだ緑が勝り、黄葉はこれからだが、夜間ライトアップが17日、始まりった。

樹齢は約800年の鎌倉時代。41メートル幹回りは約10mの巨樹が、暗闇に幻想的な姿を浮かび上がらせる。
鎌倉という時代を知る大木が自分独りだけのものとなる。

緑色から卵色や鬱金色となり黄土色や朽ち葉色となって土にかえる。
人同様にそれぞれが味わい深い。

持ち歌にフランク永井 公園の手品師 があるが宮大教授みたいに上手くは歌えない。
全体的な独特の低音部が出ず誤魔化しだが結構時節的にはいい。

作詞 宮川哲夫・作曲 吉田正
一番
鳩がとび立つ 公園の 銀杏は手品師 老いたピエロ うすれ日に ほほえみながら 季節の歌を 
ラララン ラララン ラララン 
うたっているよ 
貸してあげよか アコーデオン 銀杏は手品師 老いたピエロ

二番
雲が流れる 公園の 銀杏は手品師 老いたピエロ 口上は 言わないけれど なれた手つきで 
ラララン ラララン ラララン 
カードをまくよ
 秋がゆくんだ 冬が来る 銀杏は手品師 老いたピエロ

三番
風が冷たい 公園の 銀杏は手品師 老いたピエロ 何もかも 聞いていながら 知らぬ顔して 
ラララン ラララン ラララン 
すましているよ
 呼んでおくれよ 幸せを 銀杏は手品師 老いたピエロ

老いのせいではあるまい。
ましてや老いるべきではない。

誰だったかブログの記録から。
立花隆とかけて堀田力と解く。その心は?
 いずれも田中角栄を追い詰めた人物。

立花隆は20年あまり前、月刊文芸春秋で田中角栄の金脈問題を取り上げ、田中首相を辞任に追い込んだ。
堀田力は東京地検特捜部の検事の時、ロッキード事件で田中角栄に論告求刑を行って田中を逮捕した。
彼らは今回の防衛疑惑をどういう思いで眺めているのであろうか。

ロッキード事件にしても、田中の5億円の贈収賄(全日空によるトライスター購入)だけが立件され、
もう一つの児玉ルートである対潜哨戒機(防衛庁が購入したP3Cオライオン)をめぐる中曽根幹事長(当時)の疑惑が、
うやむやのまま終わってしまった事は、いくら証拠不十分で立件出来なかったとしても、あまりにも不公平、不正義。

  今回の防衛疑惑に果たして正義が下されるのか。
はたして、福田内閣総辞職につながるような事件には発展しないだろう。
世の中が田中逮捕の時と異なってきているからだ。
  
  派閥政治のすさまじさがなくなり(田中逮捕は自民党の権力争いから逮捕につながった)
、検察が国家権力におもねるようになり、国民の正義感がどんどんと消えうせ、そしてメディアのジャーナリズム精神が萎えてしまっているからだ。
要するに権力者の力がますます強くなり、その事に無関心になるほど国民が自己中心的になってしまったからだ。

  今回の防衛疑惑は、守屋武昌という防衛官僚の卑小な贈収賄疑惑などでは決してない。
国防という国家の独占事業が連綿と繰り返してきた政・官・業の癒着の一大疑惑の集大成なのである。

しかも米国国防関係者や米国軍需産業まで巻き込むおそれが出てきた。
さらには沖縄普天間基地移設や米海兵隊のグアム移転事業に絡んだ膨大な資金が絡んだ疑獄まで囁かれている。

要するにこの国の安全保障、米軍再編協力に直結する疑惑なのである。
おまけに福田内閣の主要閣僚である額賀財務大臣の関与まで証言されてしまった。

もしその全貌が包み隠さず明らかにされたなら、間違いなく福田政権は吹っ飛んでしまう。
  それでも全貌が明らかにされるの事にはならないと思う。

12月号の文芸春秋。
立花隆とヤメ検(検事を退職後に弁護士となって犯罪者を弁護する元検事の意)田中森一の対談記事。
  
平和相互事件の最大の疑惑である金屏風事件(8000万円程度の金屏風を40億円で平和相互銀行に買い取らせその裏金が政界に流れた疑惑事件)に絡んで
、竹下登元首相の金庫番青木秘書が受け取った疑惑に関するくだりである。

  田中 青木がメモを残しているらしいとは噂されていたんですが、当初ははっきりした内容は分かっていなかった。
ところが青木の自宅をガサ入れしたら、実物が出てきたんで驚いた。
しかも名前までがはっきり書かれていたから、特捜部もむしろ困ったんじゃないですか。
当時の竹下登といったら、自民党幹事長で次期総裁候補ですよ。
逮捕するとなったら、ロッキード並みの大事件になる。
僕も先輩検事から呼ばれて、「田中ちゃん、(東京地検特捜部の)部長がもうあのメモには一切触れるなと言っているから」と言われた。

  立花 エーッ、そんな事があったんですか・・・

  要するに検察は国家権力の前に正義を振りかざす事はしないのだ。
しかも田中はさらにこう証言している。

  「(自民党サイドからの圧力がかかったのかという立花の問いに対し)いや、僕はむしろ自主規制だったと思っている。

マスコミはよく『政治的な圧力によって特捜事件がつぶされた』と書き立てるけれど、実際は違うことも多い。
赤レンガ出身の検察トップ達は、国益に反すると思ったら自発的に捜査をやめてしまうんですよ。
あの時本気で捜査をしたら、竹下登一人の逮捕では済まなかった・・・」

老いたか 立花隆よ、
驚いている場合ではない。
田中角栄追及のあの情熱はどこへ失せたのか。

赤レンガ同窓生の堀田力よ、さわやか福祉財団などのボランテア活動もいいが、良い子ぶってテレビなどで当たり障りのないコメントをする暇があったら、
今回の防衛疑惑に対する正義の追及に検察の奮闘を呼びかけるべきではなにのか。
彼らが沈黙を守ってしまったら、誰が正義を実現するというのか。
山本朱品だったか
もみの木は残ったの記憶はどうなっていくのか。

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