深夜2時過ぎにポツリと頬に感じたら見えぬほどに降るともなく降ってんだろう路面は濡れている。
NHK教育22時から「改造社時代」をやっていた。
改造社は忽然と現われ大正デモクラシーを支える新進気鋭の雑誌。
薩摩の人・山本実彦が興した出版社である。

文系の知識でのジャナリズムでの起源を求める雑誌或いは
、ジャーナリズム、ブログの愛好者が起源を追求すると誰もが改造社の出版社に行き着く。
社会改革にまい進しながらこの社から刊行された労農派学者の論文を収集した。
労農派系の文学作品も同じようなもので貴重なる収集源でもあった。

織田作之助は関西人の生きざまを「夫婦善哉」で表し不朽の名作として今に伝わる舞台劇にも用いられる。
大阪故との独特の生き様が言葉と共に知られてるとおりだ。

その夫婦善哉には未発表の知らぜらる続辺があったと発見を知らせる。
鹿児島・薩摩仙台の9年前に寄贈された山本実彦を顕彰する文学館で確認されている。

大正デモクラシー時期の改造社倉庫にあったと思われる7000まいの原稿群の中からである。
未発表の原稿は大菩薩峠の山里介山、日向に理想郷を求め住んだ白樺派の重鎮武者小路実篤、久米正男・・
多くの人々の未発表原稿の言霊である。

大正昭和と世に知られた雑誌改造にも言論統制が厳しきなり、編集者自らが検閲して発行した。
内務省に納本し内検閲をすませ読者の以外の編集者の力量での受け止め方の阿吽の呼吸で発行した。

ただその慣習も軍靴が高まる中崩れていった。
問題はこうである。
1伏字、2中里介山作夢殿でヤラレタ切り取り削除処分、3未発表織田作之助の原稿の未然廃稿。

織田作之助らの小説は何故埋もれたのか。

総合雑誌にあり、社会主義評論も載せた改造。
何が書かれているのか。
興味と関心時事論文人気。

大正デモクラシーは社会改革労働紛争と民衆に社会への眼を開いた。
大正10年荒畑寒村著の「紀伊国屋文左衛門」でも社会主義思想を説いた。
大富豪の元になった千両は労働の結晶にほかならぬわけで、富を生むものは資本なり労働なりに修正されるべきだ。

大正12年、特集号でその牙を折った。
9月1日の関東大震災10万人が亡くなった。
戒厳令で治安の維持自警団をつくり朝鮮人をことさら煽った。
朝鮮人の数千人が殺害。
番組では触れなかったが、多くの主義者が犠牲になった。
著名人では大杉栄、伊藤野江は幼子を含め憲兵甘粕の手で虐殺。

武者小路実篤は書く。
朝鮮人が凶暴化するとの噂が流されると同時に庶民が急に力がつき勇気が生まれてきた
よくない恐ろしいことである。
デマは朝鮮人が暴徒化し放火してるので厳密なる取締りと内務省が下地。

日本人と判別するため
識別法関係の意図の自警団を育成組織化。
「15円55銭」といわせ濁音がいえないので朝鮮人はしょっ引かれた。

久米正雄の作品さえ一切掲載しない。
朝鮮人に偏見があり人権を認めず尊敬せず、恐れを吹聴した。
大陸では31独立運動の腹いせの部分があったのかもしれない。
治安維持法は大正時期法案は3度も流産。緊急勅令での効果をあげ、ついに治安維持法が通過する。
その後一切の批判力を失う。
他方時代は大正14年、普選法が成立。25歳以上の男子に選挙権が認められた。

ただ制定は言論の取り締まりの根拠とされた。
菊池寛を初め大正15年、発売禁止同盟会の決起集会が開催される。
千代田区の改造社は美濃部達吉の論文を掲載し。
世界の知の巨人アインシュタインを招聘来日させ改造社に多くの期待が寄せられた。

満員高まる幸一売れるが第一学説売れる昭和になる。
流行の最先端をPRフイルムに残す改造社。
木に登る芥川竜之介のフイルムはこのとき改造社の手で撮影された。
投稿者には他社の倍の原稿料が払われた。

経済文化社会の言論を中央公論ともどもリードした。
賭けに出たのが、一円の文学全集。
いわゆる「円本」で文学全集が発刊された。

大衆のものの出版革命である。
その逆流に抗する中で中里介山の昭和2年の一部発禁の雑誌の切り取りの新しい処分がでた。
夢殿発見から明らかにされる。

テーマに
暗殺の天皇
飛鳥時代蘇我馬子が天皇を暗殺した史実は、社会の混乱を招くと横暴凶暴化。
スジュン天皇に刺客を向け殺害した馬子のお話が切り取られたのである。

介山は書く。
天地が崩れる。幾千万物の音であった。スジュン天皇の居場所は戦場の騒ぎ。
紅野健介日大教授の解説に涙ぐむ。

検閲見直しのさなかの出来事であった。

左翼系表現の自由が横行して、時局は手を携えて内検閲廃止、自主規制となる。
消しちゃえ!消しちゃえ!がその正体。

安全第一主義で自尊心もなにもありませんでした。
編集者は検閲官でありました。
生き残りの編集者の自戒の慟哭の映像が痛々しい。

橋口明は編集者で「発禁談義」を残した。
横関愛造へと続く記録である。

安寧秩序風俗を害する、が検閲の方針。
内務省に納本し内検閲をしていた頃は良識の官僚がいた。
沢林ムソウアンの発禁解除はそのことの証左である。

研究者成田竜一に違和すればこれが一番の打撃であったと分析する。
想像力の萎縮イマジネーションが沸かず、自由なる想像力が奪われた。

著者と読者にキズがいる。
失われた大きさ。
読者の以外の受け止め方の阿吽の呼吸。

昭和6年満州事件、12年日中戦争に突入。
15年織田は改造社の発刊する「文芸」に発表する。
売春の事は当然削除。

16年真珠湾と太平洋戦争と戦火は拡大。
情報局、軍が乗り出す。
大同和と戦争協力を打ち出す知識人、発起人に名を連ねる、横光利一、菊池・・。、
続夫婦善哉はこの時期に勇吉兆子を用いて書かれた。
背景は大分別府での大阪屋での二人の生活である。

忌避で風俗を書く情痴小説を淡々と書かれている。
夫婦善哉を編集した高杉一郎は今年1月5日に逝ったが
続夫婦善哉の存在を知らなかったとフイルムでいききと証言している。

改造社前の倉庫には投稿原稿つんである。
生きるためにはたえず国の立場を考慮しながら編集したが、簡単にはいえない時代の波があった。。
時局には当然触れるべきでないとの意識が自分自身が持っていた。
リベラルは戦争への協力へカジをきる。
17年細川嘉六の横浜事件で々写真に写ってたかどで6人は逮捕。4人は命を牢獄で落とした。
自主廃業を受け入れる改造社。
時局の受け入れ解散は中央公論にも及んだ。
7月31日東条内閣には愛惜も感じられなかった。
高杉一郎は召集。敗戦、戦後4ネンカンのシベリア抑留。
映像からの言葉が重い。

出版を改造社やれたこと誇りですね
よく戦ったと思いますよ
言論統制がなかったといえない時代コントロールに従いながらいい仕事をした誇りですよ
打撃は営業畑そうでない雑誌自主規制一歩が三歩下がる。
耳朶に生きていく描きにくい後難を恐れて時局に押し流される。つまみ出される。
自主規制。限度を超える自縄自縛。

インタビューから実態が浮かび上がる。
伏字、自主規制、夢殿の切り取り、自ら規制。

戦争の時代庶民生活さえできない。
事実や思考を伝えるを見失う、
戦争に加わっていく

そうせざるを得なかった。
批判できるであろうか。
人事で批判できるか。

景色は同じ視聴率生き抜くメデイア時代の中でのビジネス伝えねばならぬこと避ける戦う規制検証。
60年の月日が流れた。
時代の激流記憶が刻み込まれている。
創刊者気質で批評検閲に挑む山本実彦。
番組は触れてないが、戦後改造は親戚内の経営権争いの中に消滅した。
サトハチロー記念館が消滅したのも々理由からである。
子孫に美田を残さず。
かくも醜いお金の本性魔性性。
それにちきても金のほしさよ。

インドネシアスハルトが逝った
32年間の長期独裁を強いた。
これほど評価が定まらぬ政治かも少なかろう。
不正蓄財で一族は今も検察の手にある。
65年9,30事件と呼ばれる共産党クデター未遂を鎮圧。50万以上を虐殺。
66年反植民地主義の反米の独立の父スカルノ初代大統領から実権を奪い
68年第二代大統領に就任。

反共親米路線に転換。
97年のアジア通貨危機で開発路線も破綻。
74年反日暴動の中、田中角栄に経済開発を誓い
橋本龍太郎らとも親交を結んだ。
経済発展と人権弾圧。

大阪の政党隠しの橋本が当選した。
そのまんま知事さえはじめての選挙演説に参加させたことでわかるように
衆議院選挙の前哨戦での保守の巻き返し危機感からの必死さ。
徴兵制では一致してるマスコミ持ち上げの似通ったる二人の信念のナンにも無い二人。
翼賛軍事傾斜の衆遇政治の身近さが迫っている。
恒久法で対処する動きを始めた自民公明のアフガン、イラクの暫定法改齧。
9条憲法のないがしろが身近になってきて、予備軍として
マスコミが支える政治家群たる大阪知事選の馬脚が隠してもM隠し切れない状況でアル
改造社の消滅から83年。

1933年小林多喜ニ虐殺から80年が経ている。
小樽では2月19日墓前祭を虚構する。
米海兵隊岩国基地移設反対に補助金支給を国は拒否。
岩国は動けなくなった。
2月10日は市長で直しの選挙がもくまれている。
平和ボケでは何も見えない。
迫りきてる戦争賛美の大合唱。

格差や環境破壊ばかりに目をやってると根元からグッサリ
軍事国家に持っていこうとしている構図が浮かび上がる。

岩国と違い共同軍事訓練を受け入れた宮崎新田原空軍基地は
パソコンほしさに子供を利用した住民基本ネットのテストがされた。

子供全員に住基ネットの身分証を持たせネットで調査した。
福岡の議員団が先週来て視察したのはこれが狙いではなかったのか。
懐柔と岩国みたいな鞭。
大阪の隠し38歳の軍事礼賛者。
わがそのまんま知事さえ体質的には皆兵賛成で先日自衛隊に入ろうとボロを出している。
先日新政治集団を旗揚げして奇妙が悪い。

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