テレアポで富山県の焼酎を使っての営業の業態たるホテル旅館割烹飲食店等々とお話している。

スナック経営者の方で稲刈りをしておられた。
店舗にTELしてるつもりが電話は田んぼの現場に繋がっている。
「イネカリしちょるデねェ〜」
「天候よくて豊作でしょう。」
「家の米がうまいでねぇ」
いまは機械で刈り取ってるのであろうが昭和40年代実家を出る頃はまだ鎌で一条ずつ刈ってた人海戦術の風景しか知らない。
心象風景にあるのはそのときの頃で感傷に慕ってる次第。

この瑞穂の国の一人でもアリ、その出身でもあり、農業にはこだわっている。
クルクル変わる農林大臣に失望もしたものは愛情の裏返しでもある。

秋の夕焼け鎌を研げ。いまや死語であろうか。
コンバインで稲刈りをわずかの人数でする今の農業は全くわからない。

稲刈りは家族総での人海戦術。親戚も応援にきた。
雨に遭わないように田んぼで刈り取る
田んぼでは竹の両端を斜めに鋭利に尖らしてヤマイコで左右に稲手でしばった

稲藁を肩に掛け、田んぼの出しのいいところにまとめ運べる状態に仮に積み上げておく。

その後は作業はどちらかになる。
何日か前のブログに書いたように稲刈り後お日様を利用して裏返しして乾燥させた稲を、稲手でしばって稲を我が家に運び込む。

或いは田んぼでのロンドン等の如くの360度の稲コズミにして一時保管。
全体の仕事配分を見ては持ち帰れない分は、円く円筒状に360度に5〜6Mに積み上げる
天蓋には雨よけに円錘状にした藁で急遽作った屋根をあげる。

隣家などより高く、集落一、高く誇り高く積んだ。
「エッヘン!」「エヘン!!」
「わ〜〜いッ」
「家ゲ(うちげ)んとがいちばんたけ〜〜。」

隣で作業してる他の家人らはどうしてもこんなに高くは出来ない。
わがやの負けず嫌いと頑張りがよく出ている。

もっとも総て兄たちの力で
「ホィ!ほい!と20kg近くあるのを投げ上げて積みあげたもの。

幼子のわれらは気合は合っても力が及びつかない。
長兄、次兄、四アンチャンら大人の力のたまもの。
で手柄を威張るのはテッペンで騒いでる。一番年下の幼子のせきやん

「たかしアンちゃん!東京はどっや〜」
「東のほうじゃ。東(あずま)というじゃロ。」
「東男に京女。・・・東武士。ナルホドそうじゃぁ〜」」
東京がみゆっど〜〜。

「よしてるあんちゃん〜〜。」
集団就職列車で行った三番目の兄をめがけて叫ぶ。
父母が涙ぐんでる姿などはとても知るわけが無い。
こちらは無邪気でやってるだけ。
実に子供は罪が無い天子の贈り物だ。

どこまでも青く澄んだ空に悠然と白い雲が浮かんでいる。
滴る汗は体中を水をかぶった如く覆いぬれ、流れ落ちている。
吹き抜ける風は命の洗濯。

その場で天日で乾かす。
大島淑は日本の風景の中での乾かす状態を写真に収めるのを精魂を傾けている。
稲わらの干したのなんぞ観たことも無かろう。

田んぼでの稲の干してある状態はコンバイン刈りゆえ消えた風景であろう。
田んぼに地べたの干すのとは別にやぐらを組んで稲束をつるし干した風景もあった。

天日干しの知多半島とノリ
桜エビと富士川
群馬下仁田コンニャク甘楽町カンラク
栃木かんぴょう
高森の大根干しの房切るのを二方向から三箇所ぐらい荷すると何倍もの長さで干してある。
宮崎では「いかんて」という。

田んぼで稲こぎである。
稲の穂先の籾と稲わらに分離する。

安寿と厨子王の絵本の盲目の母親の絵本上の稲こぎ場面を覚えている。
ポプラ社、小学館とで少し違ってたのも含めて記憶にある。
三つ子の魂・・までである。

門松の鋭利な竹のようにした間に稲を挟め引っ張って稲穂から籾をを引きちぎる。
「千羽こぎ」なる平安時代の頃から伝わる自作の籾落とし機である。

何年かすると動力のエンジンが来てベルトを張って機械で稲をこいでその能力に驚いたものだ。
数億年の年数ゐ経た石化エネルギーの威力は大きい。

工場ってこんなであろうか。
幼児の創造性は天才気味。
想いは知りもしない頭の中だけにある大都会の下町工場。
大東精線金網株式会社。昭和30年代の東京都港区。

再生可能なるエネルギー利用地球との共生など微塵も無い公害出しっぱなしの高度成長のハシリの頃である。
神田川近辺の銭湯でカタカタ石鹸を鳴らしてた頃の一つ前の時期である。

先日ブログで書いた銀座成長期の飲み屋風景の頃だ。
もう一方の作業,或いは籾のついた稲わらのまま我が家の倉庫に雨にあわせないように持ち帰る。
この場合はいつでも稲こぎ作業が出来るのでひと安心。

籾は遠見(トミ)にかける。荒選別である。
これは籾の実の入り具合の順に4種類ぐらいに大別する。

総て木で出来ている芸術品。
柳田国男や柳宋悦は最初に見たときどう表現したろう。

風を送るところは円弧運動をするわけできれいに
太鼓腹よろしく円形の球状になっている。
それで木の内輪の経根車が回ってるわけだ。

右手でグルグル風をまわすアングルをまわし左手は籾を落とす量を調整しながら左足右足はそれぞれ3〜3に分かれた手前から重い順に籾が分けられている。
1,8Mぐらいの高さにに籾を、アマゲから出して四角い収納入り口に入れる。
左手を作動させると籾が落ちてくる。
右手でハンドルアングルをまわすと風が送られ白穂は軽いので
真っ先きにストレートに排気口のお尻から真っ直ぐ飛んでいく。

作業してる側に重い順に落ちてくる口があるが量とその広さが十分でないので山のようになる。
それを    足で分ける

軽い白穂のみを自然の風で再度せり分ける。
「ひょい〜いっ。ヒョ〜〜ィ」
風を呼び込んでるツユ子母の声。
すると「ひゅるっヒュ〜〜ル〜〜」と不思議な現象がおこる。
休んでる中そよ風が吹いてるのである。
この人呪術師の卑弥呼?

「かぁちゅあん〜〜こっちもたのむわ〜〜・」
こちらは涼しく木陰で休むだけのもの。

母は皆が休んでるのを尻目に一人捨てる白穂の中から少しでも再選別して籾を集めわずかなコズカイを捻出した。

稲刈り後の稲の株から生えてくるシッテも夜間の母の鎌の手に落ちコズカイとなった。
ただそれは春秋のあちこちの祭りごとの子らのコズカイ、
アイスキャンディー等に消え決して母の個人利用に使われたのではない。

「ぜんがあればうんめぇモンくわすっとじゃがね〜」
五円でも十円でも出所を知ってるゆえ十二分のコズカイであった。

隠居の建物に住む日清、日露の戦争に従軍した袈裟助、ワカのジジババが可哀想におもい
祭りがちかづくと或いは当日の手招きは神の手招き。

恥ずかしそうに演出しながら
「とうちゃん、かあちゃんからやけらるるむ〜ん」
「ジジババからぜにもろたらいかんどーといわれてるんむ〜ん」
警戒をさきにイって
「わからへんが、ダマっチョクガ・・」ジジババに上手く期待道理のセリフをいわせる。
恐ろしきほどの子供であった。

テレアポの仕事は完全に飛んでいる。
秋の収穫のお礼の村の鎮守のお祭りの季節である。

わが町元気の内閣府のホームページには4万件が登録してある。
何故か奇祭が表示してないので記すとこうになる。

日本人としてのつつしみを教え醸し出してる「よわら」がやはり一番のお祭り。
でそこに住む人は風景、町並みにさえ心の余裕として地域全体に「よわら」風の盆がある。

水上勉を始め小説の舞台にとりあげられているハズだ。。
残念ながら行ったことが無いのでNHKBSを思い出し、近くでの祭りで想像するしかない。

九州の熊本・山鹿灯篭まつりにその雰囲気を感じる。
そういえば玉三郎お墨付きの「八千代座」もあり、
古き町並みも温泉の町に残っているのさえ共通点である。
住む人のやさしさが醸し出されている。

宮古島パーンツ=妖怪祭り。
面を被りドロを体中に塗った人が抱きついてくる。
ところがそう簡単でないのはソコイラのドロではなく
この世のものとは言えぬ臭い匂い。
井戸で醗酵したとても臭い土を体中に塗っている。
この匂い何日も抜けないらしい。
祭りで使用したスニカー、シャツを諦め買い換えしかないらしい。

青森キリスト祭り

二つの十字架があるところがキリストの墓地。
神官が祝詞をあげ玉串し奉てん。
ニヤジラウの言葉をも捧げる
実は不思議なことに
ヘブライ語の神を称える言葉として存在してる
それにしても驚くべきミスマッチ。

山口防府笑い講
笑いの作法さえある。

和歌山の日高。笑う祭り
顎には鳥居、ほっぺに笑いと書いてある。

富山ヤオのアート展
10月6〜8日
野の花を摘んで飾る。
夜提灯をともし夜道を歩き村の明かりがいえてくると泪が出るという。
なんとシンプルなる地元の見直し。

柏崎ジョンノビ
キツネの面で夜提灯で山村道をあるく。
あかりがが見える静かな秋。
10月7日

長崎おぶせ
大きな木の根っこの神輿のオブジエ

、兵庫・灘ケンカ祭り

長崎高木
トドロキのサンバ

ブッチャ尾道
面を被った人がたたく、カゼ引かない

四国のよさこいは北大学生がきっかけで全国200箇所。

徳島阿波踊りも全国に広がっている。
2拍のリズムがうける。手足を一緒に動かすのがコツ
連を形成しほどほど企画し、神との対話色は薄れている。

祭りの心理は釣り人の心理に似てるのか。
釣りの情報がくる。
「鮎がいりかかりだよ」
何度騙されてもころっと騙される99回だまされてまたもや百回目も騙される。

沈香も焚かず屁もひらず

役にも立たないが害にもならない、
目立った長所もなければ大きな欠点もない、
よい事もしないが悪い事もしない

可もなく不可もない平々凡々な人間の表現。

「沈香」は香の一種。
香を焚いてよい香りを出すのでもなし、
屁の臭いにおいを立てるでもなし、の意から。

なんだか全般臭いお話で。
宮古島お祭りみたいに残臭が残っている。

宮古島43年9月22日台風16号風速79,8を記録。
これギネス?
同じ宮古島66年9月22日
風速85,3これ日本版ギネス・・ヒェツッ〜っ
臭いのも飛んでゆこう。宮古島。

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