緑陰の読書

2004年7月23日
鹿児島県栗野町の霧島アートの森でのオノ・ヨーコ展。
作品130点が9月12日までの日程で九州唯一の開催とのフレーズ。

タイトルは「天井の絵/イエス・ペインテング」
これじゃ陽水調で「♪行かなくっちゃ〜、君に会いに・・♪」と出かけてゆくか。

ビートルズは世界のミュージックの原点。青春の彷徨。
この日記の伯父さん。今だ青春の真っ只中の好奇心旺盛な変な奴。

宮崎市の県総合博物館では平山郁夫展。
「流失文化を守れ!アフガニスタンそしてイラク」

時流にあった展示会である。
17日から8月29日まで自筆で描いた両国の絵画等は今は何処に・・・

原爆の被害をもろともせずに弱い体を引きずってのご活躍には
ただただ敬服する。

被爆59年、原水禁{社会党系}、原水協{共産党系}は、来年は
世界大会50年の節目であるが依然、統一大会は開かれそうもない。

よって、このような形での文化財保護を通じての催しは貴重な活動である。

ニ会場それぞれ見聞きして変な伯父さんの面目躍如と洒落込むか。
県立はここんとこ頑張っている。

つい先月は武者小路実篤の展示会をやっていた。
青木館長は青春時代の社会改革運動の政敵。

青年部長たる氏に対立候補を打ち立て追い落とした私の古傷が痛む。
その後の彼の政治的遍歴は知らないが突如、博物館長での存在を知ったものである。

青春時代の壮健さは消えてはいたが、いい好々爺になっていた。
どこかに志が残っているように見受け有難く博物館に足を運んでいる。

秋が相場の芸術鑑賞。、この暑さの中の展示会。
心頭滅却すれば火もまた涼し!の心意気。老いても鞭打て!

その老いを感じてる訳だが、よ〜くわからないところもある。
そのあいまいなところにシャープに切り込んだ著書。

「人は50代60代に何をなすべきか。」グラフ社1600円。
75歳になったNHK名物アナウンサーの鈴木健二の著書。

・・・・人は定年になって或いは女性は更年期を境にゆっくりと
老いが来ると考えるがこれが大錯覚である。

老いは50歳できて
老後という呼ばれる人生はそれより4分の1世紀も遅れた
75歳から始まる。

私の体験的事実である。75歳が老後の出発である。・・・・

随分と緑陰読書が楽しめそうである。

「地球上では一秒間にサッカー場一面分の緑が消えている。」
田中章義著マガジン・ハウス社刊1000円

・・・一日27人の子供が地雷で手足、命を失っている。
12億人の飢えた人がいて12億人の食べすぎがいる。
毎年5兆枚のポリ袋が作られている。・・・・・

戦争のつくりかたマガジン・ハウス社刊600円
岩倉使節団という冒険 泉三郎著文春新書735円

永田町悪魔の辞典伊藤惇夫文春新書735円
日本映画僕の300本文春新書861円双葉十三郎

外国映画ぼくの500本文春新書998円双葉十三郎
高度経済成長は復活する増田悦佐735円

少し解説を書いてみるとこうである。

プラテイロと私  岩波文庫ヒメイネス著

スペインのノーベル賞作家
ロバのプラテイロとの会話で進められる。
リオテントのことばは銅の鉱山。ポルトガルとの境にある。
5000年の歴史ある鉱山
モメイールは生誕の地で人間の暮らしを紹介。
短編の138章は読みやすい。

マリオネット・ファースト  論争社刊

人形芝居の台本。シンプルなゲーテの話。
メフォスト・フエレスとの対話。

本ができるまで 岩波ジュニア新書

ドイツ、グーデンベルクの発明の活版印刷、マィンツ生まれ
活版印刷と電算印刷 文選工 植字工 一行ずつ作り上げる職人技。

校正刷りゲラ  文選箱植字の過去・・
画面の一人でチェック能力が落ちる。

造本とかに興味がない現代への警告書。横つけ、見返し
縦メ、横目があり、めくりやすい本の基本である。

牛肉と馬鈴薯{シチュー日記}国木田独歩著 新潮文庫

36歳で亡くなった明治の文豪の短編集。
漱石の絶賛した巡査と私もある。

大人もかわゆい。凄い会話
理想と現実が題名である人生は驚くことである。

富岡先生も含まれている。
少年の悲哀私のことを忘れないでね〜
人生の旅人で空に舞い上がる凄さと評論したのは竜之介である。

芥川のトロッコが読みたくなる。教科書にあったものだ。
思わず夕暮れに遠くまで来ての怖さの少年。

進歩のない齢50過ぎの小生。
文書、美文でなく内容であることをわからさせられる。

足場工事を清武の2ヵ所でやってみる。自社施工と経費削減。仕事は作り出すもの。
それにしても大口たたいて足場工事に参加しないでは信用ないわ〜。

シャープ商法に挑戦し改善さす。架台屋さんと直接の取引の連絡。
明日に着くこととなる。サ〜工事である。

改善しなきゃ〜  いつもお客さん本位。

ハワイさんから信用調査を賜る。何とか仕事に繋げたい。
どうにも仕事が生きずまりそうで閉塞感と焦繰感で気分が優れぬ。

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