覇権主義と対米追従

2005年10月12日
国の威信を賭ける科学技術の最前線は宇宙開発競争であろう。
ソ連が膨大なる経費から手を引いてここもアメリカが宇宙を支配している。
イラク戦の衛星誘導の精密爆撃などの技術は、宇宙開発と密接な関連を持つことの証左である。
その中に敢然と中華の国が割ってきた。
この国ゆえ特に米にらみの国威発揚プロパガンダは割り引かねばならぬ。
十二日午前九時(日本時間同十時)有人宇宙船「神舟6号」をモンゴル自治区の酒泉衛星発射センターから長征2号Fロケットで打ち上げ、地球を回る周回軌道に乗せることに成功。
 神舟6号は、宇宙飛行士二人が搭乗、
、5号の二十一時間(地球十四周)を大幅に上回る約五日間の飛行時間を予定。二〇〇三年十月以来二度目となる。
「神舟」は中国の別名である「神州」と発音が同じで、「天の川を駆ける舟」との意味を込めて江沢民前国家主席が命名した。
余談であるが妹さんは私共ノボランテア団体の招致の方で秘薬のきっかけの主でもあるわけである。
神舟1号の打ち上げは1999年11月。2002年12月までに2−4号の打ち上げに成功し、03年10月に中国にとって初の有人飛行となる5号の打ち上げに成功した。
 長征ロケットは 中国の国産ロケット。全長約58・3メートル、直径約3・4メートルと国内最大級とされる。70年に中国初の人工衛星「東方紅1号」を打ち上げて以来、今年8月まで計87回の打ち上げに使用。一時失敗もあったが、96年10月からは連続40回以上打ち上げに成功している。今回使用された長征2号Fは、商業衛星打ち上げ用の長征2号Eの改良型。
宇宙ステーション建設を最終的な第三段階とする同国の宇宙開発計画の中での「第二段階の一歩」と位置づけている。
 一九九二年が宇宙元年。 
中国は神舟6号の打ち上げを機に、軍事力を含む総合的な国力の増強を目指そう。
月面探査や宇宙ステーション建設など独自の宇宙開発計画を加速させ、「米国の一極支配」にくさびを打ち込む狙いが透けてみえる。
かって米ソを覇権主義として批判してきた中国の面目若如である。
隣国のこの状況は否が応でもわが国の将来を不安視させ飛び上がって歓ぶことができない恐怖を感じる。
他方欧州である。欧州の混迷に決着がついたようだ。
イラク戦に反対したシュレイダー政権が崩壊して対米追従の政権が誕生した。
第二次大戦後、日本とドイツは米国の援助をもとに共に奇跡の復興を遂げた。
ドイツは欧州のみの大国ではなく、世界のための大国である。二つの世界大戦はドイツがいずれもかかわっている。
日本は明治維新の岩倉全権の時からこの国をモデルとしてきた
世界中から相手にされなかった明治の岩倉使節団に唯一相手をしてくれたのがかの国。
明治憲法もこの国をモデルにして作られた。
 総選挙から3週間もの政治空白を経て、ようやくドイツの新首相にアンゲラ・メルケル氏(51)が決まった。
メルケル独首相は英国の先哲のように「鉄の女」になれるか
議会で安定多数を確保するために中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と中道左派の社会民主党(SPD)の2大政党が手を組み、同国で36年ぶりに「大連立」政権が誕生する。
欧州の中枢国の政治混乱が収まり、新しいドイツの顔として初の女性宰相が誕生する。
だが メルケル新首相の前途は多難だ。
最大の使命は、大量失業と低成長が慢性化した「ドイツ病」を治療し、経済大国として同国を復活させることにある。
処方せんは、労働市場の自由化や財政改革、規制緩和を柱とする構造改革しかない。
 英国のサッチャー元首相が「鉄の女」と呼ばれたように、メルケル独首相も国内で大胆に改革のメスを入れることができるのか。
敵対したSPDとの大連立という選択を下し、説得の末にシュレーダー現首相を退陣に導いたが、その結果、逆にメルケルが受ける政治的な制約は大きくなったようにみえる。
 外相、財務相、労働相、保健相など構造改革にかかわる重要な閣僚ポストはSPDに譲った。
政策は来週から約1カ月かける連立協議で詰めるが、CDU側が議論の主導権を握っているとは思えない。メルケルが政権公約に掲げていた付加価値税の増税を含む税制改革などは、尻すぼみになる公算が大きい。
 そして何より、総選挙で民意が真っ二つに割れた事実が新政権の動きを鈍らせる
。痛みを伴う急速な改革や米英型の競争社会より、福祉や社会安定を望んだ国民の声を無視できないからだ。
 首相交代で大きく変わる可能性があるのは外交である。
距離を置いてきた。メルケル氏は対米協調を重視しており、大幅な関係改善が期待できる。
対アジア政策では、これまでは巨大市場を期待して中国に接近するシュレーダー首相の姿勢が目立っていた。
ドイツの政権交代は日本にとっても連携を深める好機となるはずだ。 
 ドイツでは九八年に退陣したコール首相以来の保守系首相の登場である。
しかし、同じ九月の総選挙で圧勝した小泉政権とは違い、メルケルの同盟は過半数に届かず、しかも社民党をわずかに四上回る議席しか獲得できなかった。
大連立政権の最初の難題は、二大政党の政策調整となった。
失業者が四百六十五万人にのぼるという景気停滞の中、自由主義市場経済を旗印にする同盟と、ドイツ社会主義労働者党をルーツとする社民党の政策調整は容易ではない。
これまでの自主的な※国との路線の激的変化。
対米追従が繰り出す政治変化がいかようになるのやら。
容易でないのは自己受け物件
21時にお伺いして4KWをご了解いただいた。
建物全体の省エネの宿題が出され四苦八苦している。

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